二日目!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――
『おはようございまーす!!』
「「「「「【総料理長】!!おはようございます!!」」」」」
まだお日様が夜に隠れている程の時間から、海軍本部の食堂は朝の仕込みに入ります。
今日の朝のモーニングはサラダ、ハムエッグ、パンオアライス。デザートにフルーツヨーグルト……スープにはミネストローネが付く予定なのです。
早速私の指示のもと、大きい厨房に数十人の海兵さん達がそれぞれの仕事を始めます。
手際がいい海兵さんもいれば、手慣れていない海兵さんもいますが、皆こんな朝早くからがんばってくれています!
『えへへ、みなさんとお仕事ができて、私とっても幸せです……今日も一日頑張りましょうね!』
「「「「「「はい♡総料理長♡」」」」」」」
まだこの海軍本部の食堂に入って二日目ですけれど――
『えへ、皆さん優しくて、お仕事楽しいなぁ!!』
やる気も上がるというものです!!
私はここ、海軍本部に現在お勤めされている人数の総数を把握し、早急にご飯を炊き、パンを生地から練り上げる
海軍本部だけあって、厨房がとっても広いから動きやすいのです!!
練りあがり、綺麗な色になったパン生地を、私じゃ持ち上げられない天板に乗せていき、海兵さんにオーブンへと入れてもらう
『次はミネストローネの味を確認して……サラダのドレッシング作らなくっちゃ!』
「は!こちら滞りなく……総料理長の分かりやすいメモを見て作り上げました!」
『ありがとうございます!……うん!美味しいです!あとちょっと煮込みましょうね!!』
「はい!喜んで!!」
気持ちのいい返事に、気分も晴れやか。本当に素敵な職場!
こんな小さな私の意見もちゃんと聞いてくれて、指示だって聞いてくださる。
やっぱり海軍って素敵!
私がそう思い直しながらドレッシングを作っていると、どうも最初の海兵さんがやってきたみたいだ
『あ、貴方は―』
「……サカズキじゃ。」
『サカズキさん!えへ、朝ごはん食べに来てくれたんですよね!ちょっと待ってくださいね!』
「……あァ。朝からよう動くのう……おどれは」
『えへへ!それだけが取り柄ですから!』
昨日はこの大きいオジサン――サカズキさんとも喧嘩したけど
昨日ちゃんとこの人は、私の魔法にかかってくれて、謝ってくれた
ちょっとお顔は怖いけど、海兵さんだもん。悪い人じゃないってことは分かります!
「あれェ~~~?わっしが一番だとおもったんだけどねェ~~……」
『あ、えっと……』
「おォ~~ゥ、ボルサリーノでいいよォ、ラナンキュラスちゃん~~……」
『じゃあボルさん!!』
「おォ~……随分可愛らしくなっちまったねェ。うん、いいよォ」
わしゃ、と私の癖毛を撫でつけるようにボルさんが私の頭を撫でる
その優しい手つきに、思わず満面の笑みを浮かべて擦り寄ると、少しボルさんの手が止まったので、目を開く
『?ボルさん?』
「おォ~~………いやぁ、なんでもないよォ」
ぱ、と私から手を離しては、ご飯楽しみにしてるねェ~~、とサカズキさんの所へ行ってしまった
何か不味いことをしてしまったのだろうか
……悩んでいたところで答えが出る訳でもないので、とりあえずそろそろパンをオーブンから出そう、と思い、背を向ける
――――大分食堂も賑やかになってきた時、丁度ご飯が出来上がったので、海兵さん達と一緒にワゴンに乗せてそれぞれのテーブルへと配膳しに行く
『えへへ、大盛況ですね!広くって大変!』
「総料理長!俺達も手伝います!」
「俺も!大変でしょこの数!」
『あら!いいんですかぁ、とっても助かります~~!』
食堂担当の海兵さんじゃない海兵さんも、配膳を手伝ってくれるようで、とっても嬉しくなりました!
食堂がぎゅうぎゅう詰めになっていて、私達の料理を食べに来てくれたんだな、って思うと、やっぱり料理を作るのってやめられなくなっちゃう。
きゅう、と嬉しさでちょっと苦しくなる胸をおさえて、にっこりと笑う
「やぁ、ラナンキュラス。朝から大活躍だな」
『センゴクさん!えへへ、いらっしゃいませ!』
「うむ、私もいただくとしよう」
私の頭をくしゃり、と一撫でして、決まっている元帥の席へと着かれるセンゴクさんを見て、これで全員かな?と確認した後、食堂の真ん中のちょっとしたステージへと昇る
これから、ちゃんとした挨拶をしなくちゃいけないので、とっても緊張します。
海兵さんに手渡された拡声電伝虫を手に取り、すぅー、と息を吸い込む
『はじめまして!昨日から海軍本部食堂の【総料理長】にしゅう……えっと……しゅうちゃく……?しゅう……』
「総料理長!【就任】です!」
『あっ、あっ!そう!しゅーにんしました!えへ、ラナンキュラスです!まだまだ未熟者ですが、お疲れのみなさんの支えになれるよう、美味しい料理を作ってお待ちしてます!どうぞよろしくお願いします!』
言い切った私がぺこりっ、と勢いよく頭を下げると、歓声と共に拍手が巻き起こる
――ああ、本当に素敵
『えへへ……じゃあ、皆さん一緒にご挨拶です!手を合わせてください!!』
そう言った私に皆さんが快く手を合わせてくれて、またとっても嬉しい気持ちになる
『―――【いただきます】ッ!!』
拝啓、お母さん、お父さん。やっぱり私、海兵さん大好きです!これから、もっともっと頑張っていこうと思います!
『おはようございまーす!!』
「「「「「【総料理長】!!おはようございます!!」」」」」
まだお日様が夜に隠れている程の時間から、海軍本部の食堂は朝の仕込みに入ります。
今日の朝のモーニングはサラダ、ハムエッグ、パンオアライス。デザートにフルーツヨーグルト……スープにはミネストローネが付く予定なのです。
早速私の指示のもと、大きい厨房に数十人の海兵さん達がそれぞれの仕事を始めます。
手際がいい海兵さんもいれば、手慣れていない海兵さんもいますが、皆こんな朝早くからがんばってくれています!
『えへへ、みなさんとお仕事ができて、私とっても幸せです……今日も一日頑張りましょうね!』
「「「「「「はい♡総料理長♡」」」」」」」
まだこの海軍本部の食堂に入って二日目ですけれど――
『えへ、皆さん優しくて、お仕事楽しいなぁ!!』
やる気も上がるというものです!!
私はここ、海軍本部に現在お勤めされている人数の総数を把握し、早急にご飯を炊き、パンを生地から練り上げる
海軍本部だけあって、厨房がとっても広いから動きやすいのです!!
練りあがり、綺麗な色になったパン生地を、私じゃ持ち上げられない天板に乗せていき、海兵さんにオーブンへと入れてもらう
『次はミネストローネの味を確認して……サラダのドレッシング作らなくっちゃ!』
「は!こちら滞りなく……総料理長の分かりやすいメモを見て作り上げました!」
『ありがとうございます!……うん!美味しいです!あとちょっと煮込みましょうね!!』
「はい!喜んで!!」
気持ちのいい返事に、気分も晴れやか。本当に素敵な職場!
こんな小さな私の意見もちゃんと聞いてくれて、指示だって聞いてくださる。
やっぱり海軍って素敵!
私がそう思い直しながらドレッシングを作っていると、どうも最初の海兵さんがやってきたみたいだ
『あ、貴方は―』
「……サカズキじゃ。」
『サカズキさん!えへ、朝ごはん食べに来てくれたんですよね!ちょっと待ってくださいね!』
「……あァ。朝からよう動くのう……おどれは」
『えへへ!それだけが取り柄ですから!』
昨日はこの大きいオジサン――サカズキさんとも喧嘩したけど
昨日ちゃんとこの人は、私の魔法にかかってくれて、謝ってくれた
ちょっとお顔は怖いけど、海兵さんだもん。悪い人じゃないってことは分かります!
「あれェ~~~?わっしが一番だとおもったんだけどねェ~~……」
『あ、えっと……』
「おォ~~ゥ、ボルサリーノでいいよォ、ラナンキュラスちゃん~~……」
『じゃあボルさん!!』
「おォ~……随分可愛らしくなっちまったねェ。うん、いいよォ」
わしゃ、と私の癖毛を撫でつけるようにボルさんが私の頭を撫でる
その優しい手つきに、思わず満面の笑みを浮かべて擦り寄ると、少しボルさんの手が止まったので、目を開く
『?ボルさん?』
「おォ~~………いやぁ、なんでもないよォ」
ぱ、と私から手を離しては、ご飯楽しみにしてるねェ~~、とサカズキさんの所へ行ってしまった
何か不味いことをしてしまったのだろうか
……悩んでいたところで答えが出る訳でもないので、とりあえずそろそろパンをオーブンから出そう、と思い、背を向ける
――――大分食堂も賑やかになってきた時、丁度ご飯が出来上がったので、海兵さん達と一緒にワゴンに乗せてそれぞれのテーブルへと配膳しに行く
『えへへ、大盛況ですね!広くって大変!』
「総料理長!俺達も手伝います!」
「俺も!大変でしょこの数!」
『あら!いいんですかぁ、とっても助かります~~!』
食堂担当の海兵さんじゃない海兵さんも、配膳を手伝ってくれるようで、とっても嬉しくなりました!
食堂がぎゅうぎゅう詰めになっていて、私達の料理を食べに来てくれたんだな、って思うと、やっぱり料理を作るのってやめられなくなっちゃう。
きゅう、と嬉しさでちょっと苦しくなる胸をおさえて、にっこりと笑う
「やぁ、ラナンキュラス。朝から大活躍だな」
『センゴクさん!えへへ、いらっしゃいませ!』
「うむ、私もいただくとしよう」
私の頭をくしゃり、と一撫でして、決まっている元帥の席へと着かれるセンゴクさんを見て、これで全員かな?と確認した後、食堂の真ん中のちょっとしたステージへと昇る
これから、ちゃんとした挨拶をしなくちゃいけないので、とっても緊張します。
海兵さんに手渡された拡声電伝虫を手に取り、すぅー、と息を吸い込む
『はじめまして!昨日から海軍本部食堂の【総料理長】にしゅう……えっと……しゅうちゃく……?しゅう……』
「総料理長!【就任】です!」
『あっ、あっ!そう!しゅーにんしました!えへ、ラナンキュラスです!まだまだ未熟者ですが、お疲れのみなさんの支えになれるよう、美味しい料理を作ってお待ちしてます!どうぞよろしくお願いします!』
言い切った私がぺこりっ、と勢いよく頭を下げると、歓声と共に拍手が巻き起こる
――ああ、本当に素敵
『えへへ……じゃあ、皆さん一緒にご挨拶です!手を合わせてください!!』
そう言った私に皆さんが快く手を合わせてくれて、またとっても嬉しい気持ちになる
『―――【いただきます】ッ!!』
拝啓、お母さん、お父さん。やっぱり私、海兵さん大好きです!これから、もっともっと頑張っていこうと思います!