三日目!
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――
昼食の時間も早々に過ぎた頃――
唐突に、嵐はやってきたのです。
「た、たのもーーーーっ!!」
『………えっと……?』
「あ、え、えっと、し、失礼しました……も、もう一回やり直してもいいですか??」
『へ?あ、ど、どうぞ??』
「!ありがとうございます!!―――たのもうっ!!」
『…………』
「………」
数秒、可愛らしい海兵さんと見つめ合って、私が耐え切れなくなって噴き出す
そんな私にかぁ、と顔を赤くしながら、もじもじとする可愛らしい女海兵さん
『えへへ、可愛いお客様ですね!お名前は?』
「は、え、えっと、私は、たしぎと言います……!」
『はい、たしぎさん。えへへ、ご用件は??』
何の用事かは分からないけれど、一生懸命でついからかってしまった。
メガネをかけ直し、コホンと一つ咳払いをしたたしぎさんは、ほんのりと顔を赤くしながら、息を吸う
「【総料理長】!私に――料理を教えてくださいませんか?」
『……料理、ですか?それは勿論、構いませんけど……』
勿論、構わないのだけれど……そう、なんとなく、理由が気になったのです。
こんな可愛いたしぎさんが、わざわざ料理を教えてほしいと頼みに来るのだから、やっぱり――
『好きな人に、とか……??』
「え?あっ、違いますよ!そういうのじゃなくって……」
『何だ、残念です……』
「えぇっ!?」
私の一言一言に反応して、可愛くって、面白い。
そういえば、女海兵さんなんて珍しいかも……?
おつるさんの所にはいっぱいお姉さま方がいたけれど、どうもたしぎさんは違う所に所属してるのかな。おつるさんの所では見たことがない。
じ、と顔を赤らめて焦るたしぎさんを見て、まぁ、理由なんていいか。と思い直す
『えへ、たしぎさん。からかっちゃってごめんなさい。可愛くてつい!』
「………です」
『え?』
「な、なんでもないです!それより、料理を教えてもらえるんですよね!?」
『わっ!』
勢いよくたしぎさんが私に迫り、私の両手はたしぎさんの少し大きくて細い手に包まれる
とにかく顔の距離さえも近いので、なんだかこちらが恥ずかしくなってくる。
こんな間近で顔を見ると、たしぎさんは相当な美少女だということが分かる。睫毛も長くって、目は大きくて――
『……白百合……?』
「へ?」
『たしぎさん、白百合みたいに綺麗だなって。えへ』
私がそう言うと、ぼふん、なんて音を立てながら顔を真っ赤にするたしぎさん。相当な照れ屋さんなようです。
「で、では、【総料理長】は《ラナンキュラス》だと……思いますっ」
『らなんきゅらす……?』
「ラナンキュラスというのは……色んな色があって、とっても華やかなお花なんですけど……花言葉が……【とても魅力的】や、【晴れやかな魅力】なんて言うんです」
まさしく【総料理長】です!!とそう言って拳を握り、少し鼻息荒くたしぎさんが詰め寄ってくる
なんだか、私には程遠いような花言葉だけど……
『えへ、魅力的……だなんて。嬉しいです、たしぎさん!それにお花にも詳しいんですね!』
「そ、そこまででは……と、とにかくっ、お料理を教えてくださいっ!」
『えへ、はいっ!』
照れ屋で、なんだか一生懸命で、清楚で……
今さっき知り合ったばっかりだけど、たしぎさんとはいいお友達になれそうです!!
――
続きます。
昼食の時間も早々に過ぎた頃――
唐突に、嵐はやってきたのです。
「た、たのもーーーーっ!!」
『………えっと……?』
「あ、え、えっと、し、失礼しました……も、もう一回やり直してもいいですか??」
『へ?あ、ど、どうぞ??』
「!ありがとうございます!!―――たのもうっ!!」
『…………』
「………」
数秒、可愛らしい海兵さんと見つめ合って、私が耐え切れなくなって噴き出す
そんな私にかぁ、と顔を赤くしながら、もじもじとする可愛らしい女海兵さん
『えへへ、可愛いお客様ですね!お名前は?』
「は、え、えっと、私は、たしぎと言います……!」
『はい、たしぎさん。えへへ、ご用件は??』
何の用事かは分からないけれど、一生懸命でついからかってしまった。
メガネをかけ直し、コホンと一つ咳払いをしたたしぎさんは、ほんのりと顔を赤くしながら、息を吸う
「【総料理長】!私に――料理を教えてくださいませんか?」
『……料理、ですか?それは勿論、構いませんけど……』
勿論、構わないのだけれど……そう、なんとなく、理由が気になったのです。
こんな可愛いたしぎさんが、わざわざ料理を教えてほしいと頼みに来るのだから、やっぱり――
『好きな人に、とか……??』
「え?あっ、違いますよ!そういうのじゃなくって……」
『何だ、残念です……』
「えぇっ!?」
私の一言一言に反応して、可愛くって、面白い。
そういえば、女海兵さんなんて珍しいかも……?
おつるさんの所にはいっぱいお姉さま方がいたけれど、どうもたしぎさんは違う所に所属してるのかな。おつるさんの所では見たことがない。
じ、と顔を赤らめて焦るたしぎさんを見て、まぁ、理由なんていいか。と思い直す
『えへ、たしぎさん。からかっちゃってごめんなさい。可愛くてつい!』
「………です」
『え?』
「な、なんでもないです!それより、料理を教えてもらえるんですよね!?」
『わっ!』
勢いよくたしぎさんが私に迫り、私の両手はたしぎさんの少し大きくて細い手に包まれる
とにかく顔の距離さえも近いので、なんだかこちらが恥ずかしくなってくる。
こんな間近で顔を見ると、たしぎさんは相当な美少女だということが分かる。睫毛も長くって、目は大きくて――
『……白百合……?』
「へ?」
『たしぎさん、白百合みたいに綺麗だなって。えへ』
私がそう言うと、ぼふん、なんて音を立てながら顔を真っ赤にするたしぎさん。相当な照れ屋さんなようです。
「で、では、【総料理長】は《ラナンキュラス》だと……思いますっ」
『らなんきゅらす……?』
「ラナンキュラスというのは……色んな色があって、とっても華やかなお花なんですけど……花言葉が……【とても魅力的】や、【晴れやかな魅力】なんて言うんです」
まさしく【総料理長】です!!とそう言って拳を握り、少し鼻息荒くたしぎさんが詰め寄ってくる
なんだか、私には程遠いような花言葉だけど……
『えへ、魅力的……だなんて。嬉しいです、たしぎさん!それにお花にも詳しいんですね!』
「そ、そこまででは……と、とにかくっ、お料理を教えてくださいっ!」
『えへ、はいっ!』
照れ屋で、なんだか一生懸命で、清楚で……
今さっき知り合ったばっかりだけど、たしぎさんとはいいお友達になれそうです!!
――
続きます。