短編詰め
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―――
「落ち着いて聞け…………【天竜人】がお前を妻に迎えると言うちょる。」
『…………え?』
「…………抵抗は死を意味する。分かっちょるじゃろう。」
誰かにとっての幸せとは、誰かにとっての不幸である。
私の幸せは、貴方の不幸で、貴方の幸せが、私の不幸であることなど、私は厳格なる正義を背負った時から、貴方の部下になった時から、貴方の―――になった時から、全て知っていた筈なのに。
目の前の貴方から、つらつらと並び立てられる、聞こえる、その言葉こそ。
私の心を【死】へと追いやって行くのは、気付かないふりですか?ねぇ、【あなた】。
『はい。分かりました、大将赤犬。』
「………………今まで苦労。身支度をしてマリージョアへ迎え。」
もう交わす言葉はない、と。貴方は興味もなさそうにその瞳にすら私を映そうとしない。貴方の指に昨日まであった、私達の【在り方】の証も、指元にその【跡】だけあるのがいっその事清々しい。
何度か天竜人からの求婚は受けて来た。その度に天竜人に反抗出来る唯一の海兵ガープさんが助けてくれて、元帥センゴクが穏便にことを済ませて下さった。今回こそはもうガープさんでも、元帥センゴクでも抑えきれなかったのだろう。むしろ今までこんな私を庇って下さって、随分肩身の狭い思いをしたことでしょう。私は上司に恵まれたと、そう思って大将赤犬の部屋を後にするしか無かった。だって、この結婚生活が【間違ってた】だなんて思いたくなかったもの。
貴方が引き止めてくれないことくらい知ってた。私のことを愛してないことくらい知ってた。おつるさんとガープさんが何故か進めた【見合い話】。海軍本部のただの将校の私と、大将赤犬の形だけの。最初は私だって、貴方のことすごく怖かった。いつも喋らないし、2人の住まいに帰ってくることすら無かった。いつも仕事にばかり熱心で、海賊を根絶やしにすることしか考えてなくて、【正義】の為なら、なんだってやって来た貴方に、私は恐怖を感じてた。
海軍本部の冷たい廊下を歩き、もう二度と見れないマリンフォードの景色を目に焼き付け、私と貴方の居場所だった住まいに身支度をしに、玄関の戸を開ける。
力なくソファに倒れる私。私が貴方を愛しいと感じたのはいつだったでしょうか。随分前の、けれど1度も忘れたことないあの思い出。その他の思い出の貴方は優しくなんてないし、甘い新婚生活だなんて一度も送ったことがないし、いい事の方が少ない結婚生活ばかり、先程の発言の後では思い起こされ、被されてしまうけど。
結婚してから半年過ぎた頃、貴方初めて此処に来ましたね、サカズキさん。その日は確か雨で、貴方酷く濡れていた。私が駆け寄ってタオルを持って行くのに、貴方私をチラリとも映さずにお風呂場へ行った。私その時、【疲れた】と思って。お風呂場から出てきた貴方に、【離婚届】を突き出しましたね。
「何じゃ、こりゃァ。」
結婚してから初めて貴方の声を聞いたの、この時が初めてだった。
『見ての通り。形だけの結婚……お世話になっている上司の顔を潰さない為、今まで我慢してきました。けれどもう限界です。貴方、どちらでも良いでしょう?早く此処にお名前の記入と、印鑑を下さい。』
捲し立てた私が、離婚届から目を上げる。結婚してから初めて貴方の見開かれた赤い瞳と目が合った。貴方から感じる初めての感情は、肌を刺すほどの冷たい【怒気】。怒りたいのはこっちだと、怯えながらも心の中で反抗したの。
「一度形なりにも縁を結んだ。このワシの面子に泥を塗る気か……小娘がァ!」
『貴方の面子なんて知りません。私、誰も帰ってこないこんな広い家にいつまでも居たくない。愛のない結婚なんてしたくなかった。』
目の前で沸き立つマグマに、私あの時死んでもいいと思って言いたいこと全て言ってやった。そしたら貴方また、酷く目を見開いて、すぐマグマを引っ込めたの。
「………………」
一瞬、母親に置いてけぼりにされて、今にも泣き出しそうな子供のような顔をしてた。下唇を噛んで、必死に何かを我慢するような。初めて見た貴方のその顔に、私何故だがどきりとしたの。貴方が言えない【その続き】が、音ではなく振動で胸に絡みついたみたいに。
「離縁は認めん。夫婦の証が無いとか言うちょったな。来い。」
すぐさまその表情も消えてしまって、貴方には怒りが戻って。私の腕を強引に引いて寝室に連れてかれて、貴方にその日、獣にされるように手酷く抱かれたけれど、私に絡みついた貴方の何かが、ずっと何故だが優しくって。私あの日、貴方を愛してしまったんだわ。
『…………あなた、あの時……何を言いたかったの?何を我慢したの?』
結婚してから6年経ったけど、その一言は聞けなかったし、貴方のこと私、何も知れなかった。
呆然とソファから見える、広がる海を眺めて、私は泣いた。貴方にどれだけ冷たくされようが、貴方が私を愛していなくとも、貴方が私に【人としての死】を宣告されようと、泣かなかったのに。
『愛してます。サカズキさん、この心だけ、持って行かせて。』
心開くことのない、あの時何かを我慢した貴方。もしそれが私への【何か】であればいいと、あの時私の心へ縋り着いた何か。これだけでいいんです。私それだけで。幸福ではなかったけれど、満足です。
カタ、と小さな物音がした。驚いて振り返ると、離婚届を突き出した時みたいに目を見開いて驚く貴方。何時からそこに居たの?何故そこで酷く驚いているの?
「………………」
また、あの顔。何かを我慢して、下唇を噛んで。何かを必死に飲み込んでる。その先が、私はずっと聞きたかった。
「…………………………行くな。」
絞り出された小さな声。あらあら不思議、今度は私があの時のあなたみたいに大きく目を見開く番。
「行くな…………瑞帆。」
酷い人。行けと言ったのは貴方じゃない。瞳に私を写さなかったのも貴方。指輪、ずっと着けてたって知ったのもさっきだし、それを勝手に外していたのも貴方。そう言えば、いつもしてる手袋、貴方してなかったわ。まさかとは思うけど、【跡】に気づいて欲しかったの?
【あなた】本当は
『いつから私を愛してくれていたの?』
「…………そんなもん、忘れた。お前からの愛も、望んじゃおらんかった。ただ、形だけでも…………ワシのもんにしたかった。」
『自分勝手過ぎます。私は貴方を愛しいと思った日のこと、忘れてないのに。』
「………………ワシの部下になると、顔合わせした時……何人も海兵が居る中、お前だけがワシの目を見た。」
瞳が交わったその時から。少年のような淡い記憶を、貴方は見たことも無い顔で私を見て落としていくの。一つ一つ。今まで我慢してたみたいに。
『酷い、酷いわ、サカズキさん。私、今そんなこと言われても…………もう全てが遅いのに。』
「………………すまん。」
貴方に初めて抱きしめられた。大切にされている。今初めて。遅いのに。どうする事も出来ないのに。
『…………このまま、私、死にたい。どうせマリージョアへ行ったら、私に待つのは天竜人に犯されて愛してもない人の子を産んで、海に捨てられて死ぬだけだわ。』
「………………」
ばかみたい。言葉に出来ないからって、抱きしめる力を強くしたって。貴方がそう言ったんだわ。さっき。抵抗は死を意味するって。私貴方に迷惑かけたくないの。
『サカズキさん、離して……』
「………………このまま、お前を死んだ事にする。」
『…………え?』
「抵抗したから………………【海軍大将】(ワシ)が殺したと。報告する。」
『サカズキさん、それは』
バレたら済まないことくらい、私が言わなくても分かってる、それが貴方でしょ?
「…………望んでも手に入らないと思っちょった、ワシに、そんな資格さえ無いと。」
『サカズキさん』
「こんな形で、海賊が宝を手に入れた気持ちを理解したくはないが。手に入った今、手放せんこの気持ちは、道理で。」
実に晴れ晴れしい。と。貴方の口から信じられない言葉が沢山聞こえる。
『私、貴方を愛したままでいいの?』
「あァ。」
『貴方の帰りをこの広い家で、待ってても良いの?』
「外にゃァ1歩も出れんがな。」
『それでいい。そばに居させて。』
私だって、望んでも手に入らないと思っていたんだもの。
この罪、2人で犯すというのなら、私の幸福はそれなんだわ。
『私を殺してサカズキさん。ずっとそばに置いていて。貴方の帰りを、私はここでずっと待ってます。』
「…………ええ子じゃ。」
その日、私は私を愛する人の手で殺してもらいました。そして私は、あなたの帰りを待つのです。それで私は幸せだから。
―――
「(サカズキィ、お前瑞帆に随分ご執心じゃのう!!ぶわっはっはっ!!)」
「(!?なっ…………)」
「(見てりゃ分かるよ不器用坊主。意識しすぎて部下としても接せれて無いじゃないか。)」
「(ワシら考えたんじゃけど、お前、結婚せい。あの子と。)」
「(は……?)」
「(お膳立てしてやるわい。せいぜい大事にするんじゃな!!!)」
「(……………………縁だけでも)」
「(あぁ?)」
「(縁だけでも、繋がれるなら。ワシは、それで満足ですけェ…………)」
大切に、なんて。思う事は出来ても。
「(ワシにゃ到底、酷く難しい。)」
「落ち着いて聞け…………【天竜人】がお前を妻に迎えると言うちょる。」
『…………え?』
「…………抵抗は死を意味する。分かっちょるじゃろう。」
誰かにとっての幸せとは、誰かにとっての不幸である。
私の幸せは、貴方の不幸で、貴方の幸せが、私の不幸であることなど、私は厳格なる正義を背負った時から、貴方の部下になった時から、貴方の―――になった時から、全て知っていた筈なのに。
目の前の貴方から、つらつらと並び立てられる、聞こえる、その言葉こそ。
私の心を【死】へと追いやって行くのは、気付かないふりですか?ねぇ、【あなた】。
『はい。分かりました、大将赤犬。』
「………………今まで苦労。身支度をしてマリージョアへ迎え。」
もう交わす言葉はない、と。貴方は興味もなさそうにその瞳にすら私を映そうとしない。貴方の指に昨日まであった、私達の【在り方】の証も、指元にその【跡】だけあるのがいっその事清々しい。
何度か天竜人からの求婚は受けて来た。その度に天竜人に反抗出来る唯一の海兵ガープさんが助けてくれて、元帥センゴクが穏便にことを済ませて下さった。今回こそはもうガープさんでも、元帥センゴクでも抑えきれなかったのだろう。むしろ今までこんな私を庇って下さって、随分肩身の狭い思いをしたことでしょう。私は上司に恵まれたと、そう思って大将赤犬の部屋を後にするしか無かった。だって、この結婚生活が【間違ってた】だなんて思いたくなかったもの。
貴方が引き止めてくれないことくらい知ってた。私のことを愛してないことくらい知ってた。おつるさんとガープさんが何故か進めた【見合い話】。海軍本部のただの将校の私と、大将赤犬の形だけの。最初は私だって、貴方のことすごく怖かった。いつも喋らないし、2人の住まいに帰ってくることすら無かった。いつも仕事にばかり熱心で、海賊を根絶やしにすることしか考えてなくて、【正義】の為なら、なんだってやって来た貴方に、私は恐怖を感じてた。
海軍本部の冷たい廊下を歩き、もう二度と見れないマリンフォードの景色を目に焼き付け、私と貴方の居場所だった住まいに身支度をしに、玄関の戸を開ける。
力なくソファに倒れる私。私が貴方を愛しいと感じたのはいつだったでしょうか。随分前の、けれど1度も忘れたことないあの思い出。その他の思い出の貴方は優しくなんてないし、甘い新婚生活だなんて一度も送ったことがないし、いい事の方が少ない結婚生活ばかり、先程の発言の後では思い起こされ、被されてしまうけど。
結婚してから半年過ぎた頃、貴方初めて此処に来ましたね、サカズキさん。その日は確か雨で、貴方酷く濡れていた。私が駆け寄ってタオルを持って行くのに、貴方私をチラリとも映さずにお風呂場へ行った。私その時、【疲れた】と思って。お風呂場から出てきた貴方に、【離婚届】を突き出しましたね。
「何じゃ、こりゃァ。」
結婚してから初めて貴方の声を聞いたの、この時が初めてだった。
『見ての通り。形だけの結婚……お世話になっている上司の顔を潰さない為、今まで我慢してきました。けれどもう限界です。貴方、どちらでも良いでしょう?早く此処にお名前の記入と、印鑑を下さい。』
捲し立てた私が、離婚届から目を上げる。結婚してから初めて貴方の見開かれた赤い瞳と目が合った。貴方から感じる初めての感情は、肌を刺すほどの冷たい【怒気】。怒りたいのはこっちだと、怯えながらも心の中で反抗したの。
「一度形なりにも縁を結んだ。このワシの面子に泥を塗る気か……小娘がァ!」
『貴方の面子なんて知りません。私、誰も帰ってこないこんな広い家にいつまでも居たくない。愛のない結婚なんてしたくなかった。』
目の前で沸き立つマグマに、私あの時死んでもいいと思って言いたいこと全て言ってやった。そしたら貴方また、酷く目を見開いて、すぐマグマを引っ込めたの。
「………………」
一瞬、母親に置いてけぼりにされて、今にも泣き出しそうな子供のような顔をしてた。下唇を噛んで、必死に何かを我慢するような。初めて見た貴方のその顔に、私何故だがどきりとしたの。貴方が言えない【その続き】が、音ではなく振動で胸に絡みついたみたいに。
「離縁は認めん。夫婦の証が無いとか言うちょったな。来い。」
すぐさまその表情も消えてしまって、貴方には怒りが戻って。私の腕を強引に引いて寝室に連れてかれて、貴方にその日、獣にされるように手酷く抱かれたけれど、私に絡みついた貴方の何かが、ずっと何故だが優しくって。私あの日、貴方を愛してしまったんだわ。
『…………あなた、あの時……何を言いたかったの?何を我慢したの?』
結婚してから6年経ったけど、その一言は聞けなかったし、貴方のこと私、何も知れなかった。
呆然とソファから見える、広がる海を眺めて、私は泣いた。貴方にどれだけ冷たくされようが、貴方が私を愛していなくとも、貴方が私に【人としての死】を宣告されようと、泣かなかったのに。
『愛してます。サカズキさん、この心だけ、持って行かせて。』
心開くことのない、あの時何かを我慢した貴方。もしそれが私への【何か】であればいいと、あの時私の心へ縋り着いた何か。これだけでいいんです。私それだけで。幸福ではなかったけれど、満足です。
カタ、と小さな物音がした。驚いて振り返ると、離婚届を突き出した時みたいに目を見開いて驚く貴方。何時からそこに居たの?何故そこで酷く驚いているの?
「………………」
また、あの顔。何かを我慢して、下唇を噛んで。何かを必死に飲み込んでる。その先が、私はずっと聞きたかった。
「…………………………行くな。」
絞り出された小さな声。あらあら不思議、今度は私があの時のあなたみたいに大きく目を見開く番。
「行くな…………瑞帆。」
酷い人。行けと言ったのは貴方じゃない。瞳に私を写さなかったのも貴方。指輪、ずっと着けてたって知ったのもさっきだし、それを勝手に外していたのも貴方。そう言えば、いつもしてる手袋、貴方してなかったわ。まさかとは思うけど、【跡】に気づいて欲しかったの?
【あなた】本当は
『いつから私を愛してくれていたの?』
「…………そんなもん、忘れた。お前からの愛も、望んじゃおらんかった。ただ、形だけでも…………ワシのもんにしたかった。」
『自分勝手過ぎます。私は貴方を愛しいと思った日のこと、忘れてないのに。』
「………………ワシの部下になると、顔合わせした時……何人も海兵が居る中、お前だけがワシの目を見た。」
瞳が交わったその時から。少年のような淡い記憶を、貴方は見たことも無い顔で私を見て落としていくの。一つ一つ。今まで我慢してたみたいに。
『酷い、酷いわ、サカズキさん。私、今そんなこと言われても…………もう全てが遅いのに。』
「………………すまん。」
貴方に初めて抱きしめられた。大切にされている。今初めて。遅いのに。どうする事も出来ないのに。
『…………このまま、私、死にたい。どうせマリージョアへ行ったら、私に待つのは天竜人に犯されて愛してもない人の子を産んで、海に捨てられて死ぬだけだわ。』
「………………」
ばかみたい。言葉に出来ないからって、抱きしめる力を強くしたって。貴方がそう言ったんだわ。さっき。抵抗は死を意味するって。私貴方に迷惑かけたくないの。
『サカズキさん、離して……』
「………………このまま、お前を死んだ事にする。」
『…………え?』
「抵抗したから………………【海軍大将】(ワシ)が殺したと。報告する。」
『サカズキさん、それは』
バレたら済まないことくらい、私が言わなくても分かってる、それが貴方でしょ?
「…………望んでも手に入らないと思っちょった、ワシに、そんな資格さえ無いと。」
『サカズキさん』
「こんな形で、海賊が宝を手に入れた気持ちを理解したくはないが。手に入った今、手放せんこの気持ちは、道理で。」
実に晴れ晴れしい。と。貴方の口から信じられない言葉が沢山聞こえる。
『私、貴方を愛したままでいいの?』
「あァ。」
『貴方の帰りをこの広い家で、待ってても良いの?』
「外にゃァ1歩も出れんがな。」
『それでいい。そばに居させて。』
私だって、望んでも手に入らないと思っていたんだもの。
この罪、2人で犯すというのなら、私の幸福はそれなんだわ。
『私を殺してサカズキさん。ずっとそばに置いていて。貴方の帰りを、私はここでずっと待ってます。』
「…………ええ子じゃ。」
その日、私は私を愛する人の手で殺してもらいました。そして私は、あなたの帰りを待つのです。それで私は幸せだから。
―――
「(サカズキィ、お前瑞帆に随分ご執心じゃのう!!ぶわっはっはっ!!)」
「(!?なっ…………)」
「(見てりゃ分かるよ不器用坊主。意識しすぎて部下としても接せれて無いじゃないか。)」
「(ワシら考えたんじゃけど、お前、結婚せい。あの子と。)」
「(は……?)」
「(お膳立てしてやるわい。せいぜい大事にするんじゃな!!!)」
「(……………………縁だけでも)」
「(あぁ?)」
「(縁だけでも、繋がれるなら。ワシは、それで満足ですけェ…………)」
大切に、なんて。思う事は出来ても。
「(ワシにゃ到底、酷く難しい。)」