長編(メインストーリー沿い)番外編
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この小説の夢小説設定twstメインストーリーの番外編なので、学園での呼称が多いです。
一応設定方法も長編と同じ表示にしてるので、同じように入れていただくと同じような感じで読めるかと。。
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「まさか、”アレ”を…!?」
『おそらくアズール先輩の想像通りだと思います』
「え?なに?」
「僕たちだけ置いてけぼりのようですね」
幼馴染と後輩のやり取りにジェイドとフロイドはついていけず顔を見合わせた。首をかしげたことでお互いのピアスがチャリ、と揺れる。
[#da=1#]は説明を始めた。
『有料になるんですけど、とあるチケットを購入すると選択した時間でアトラクションに乗れるサービスがあるんです。どうしますか?フロイド先輩』
「買う!」
「ふふ、即決ですね」
「やっぱりか…まあ特別にいいでしょう。話には聞いていましたが実際に見ると並ぶ気も失せる……これも勉強料とします」
「やったー!早くそれ買いに行こ!案内してブルーテトラちゃん」
『数に限りがあるので急ぎましょう。売り切れてても怒らないでくださいね』
[#da=1#]の説明を聞いたフロイドは食い気味に賛成した。
アズールも普段ならチケットは有料だしそんなに待つなら乗らないと選択するだろうが、今回の目的は視察のためより多く見て回れるということで了承した。
「ここからすぐ?」
『メインストリートハウスです』
「おや。入り口付近ですね」
「やっぱり渋らずに買っておけばよかった…!」
4人は元来た道を戻る形で走りだした。
目的の場所に到着した頃には4人の中で圧倒的に体力の少ないアズールの顔が真っ白になっていた。
チケットは1人1枚で買うことになっている。
そのためアズールだけ置いていくわけにもいかなかったのだ。
「ハァ…ハァ……かえ……た……」
『ふう……まだ売り切れてなくてよかったですね』
「ええ。これで売り切れていれば憤慨するのはフロイドだけではありませんでしたね」
「この時間帯に行けばフジツボみたいにじっとしなくてもすぐ乗れんだねぇ。楽しみ」
『アズール先輩はこんな状態ですし、僕も走って疲れました。時間まで何か軽く食べませんか?ポップコーン以外にもいろいろあるんですよ』
「それは楽しみです」
「あは。アズールをこんなにしたのは元々場所知ってたブルーテトラちゃんなんだけどねぇ」
走ったかいもあってか、運良くチケットを購入することに成功した。おかげでフロイドは満面の笑みを浮かべ上機嫌だ。
アズールの状態が落ち着くまでは水分を摂り、軽食で小腹を満たしつつ休憩することとなった。
幸いこのあたりには様々な軽食スペースがある。もちろんドリンクもフードもキャラクターがあしらわれていたりとパーク仕様となっている。
「アズールはここで場所を取っていてください」
『よろしくお願いします』
「行ってくるねぇ」
アズールを空いていた座席に座らせ、他の3人はそれぞれ気になるものとアズールリクエストのものを買いに行った。
近場のレストランはだいぶ込んでいたが、軽く座るようなところは空いており、まだ昼前なのでちょっとしたものならすぐ買い揃えられそうだ。