長編(メインストーリー沿い)番外編
お名前編集はこちら
この小説の夢小説設定twstメインストーリーの番外編なので、学園での呼称が多いです。
一応設定方法も長編と同じ表示にしてるので、同じように入れていただくと同じような感じで読めるかと。。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ここがマジバとやらか」
「えっもしかしてこのロゴも見たことないの?僕が故郷にいたころは、CMやマジカメで見るたびにいいなぁって思ってたよ」
「僕も兄さん以外とマジバに来るのは初めてだから、食べることはできないけど楽しみ!」
「入口で突っ立ってるんじゃねぇよ」
当日。あれからジャック、エペル、オルトも参加することになり、総勢8人+1匹となかなかの大所帯となった。
ジャックの言う通りそんな団体が入口に溜まっていては通行の邪魔になってしまう。
「いいかセベク。色々メニューがあるけど、とりあえずコレ選んでおけば間違いないから!」
「…しかし、他のと比べて些か量が少なくないか?」
『そう見えるかもしれないけど、かなり腹持ち良いから初めはここからにしておいた方がいいよ。足りなければ追加注文できるし』
「これに似たおもちゃをマレウス先輩が持ってるの見たから、こういうの好きなんじゃないか?」
「それならツノ太郎へのお土産も用意できて一石二鳥じゃねーか」
エース、[#da=1#]、デュース、グリムとセベクに納得させるようあること無いこと吹き込んだ。そこにさらに目的を聞いているエペルやオルトも煽り、マレウスが喜ぶかもという話も相まって俄然乗り気になったようだ。
後ろではユウとジャックがやれやれとでも言いたげな表情で見守っている。
『注文は自分でできそう?』
「何を言う。メニュー表にあるものを伝えるだけだろう?子どもじゃないんだ。初めてでもそのくらい1人でできる!」
「さすがセベク・ジグボルトさん!さっそく注文してみよう!」
「あ、セベククン。もう1つおすすめの注文もあるよ」
「…………そうか、わかった。ならばそれも注文してみよう」
[#da=1#]がそれとなく煽ったことでセベク1人で自分の注文をする流れとなった。
さらにエペルが追加のおすすめを教えるとエースたちが噴き出しかけ、笑いを堪えるのにプルプル震えながらもどうにかセベクを見送った。
「いらっしゃいませ!本日は店内でのお食事とお持ち帰りどちらですか?」
「ここで食べていく!」
「店内ですね、かしこまりました!ご注文をどうぞ!」
「チーズバーガーのラッキーセットを頼む!」
「!?ラッキーセットでございますか!?」
「ああそうだ!!サイドメニューはポテト!ドリンクはコーラを所望する!!」
「お、おもちゃがつきますが!?」
「この黒いドラゴンで頼む!!」
「か、かしこまりました!お後ご注文はよろしいですか!?」
「追加でスマイルを頼む!!」
「スマイルでございますか!!?」
「ああ!スマイルだ!!」
「……え、えへへ……!」
「………?」
「………?」
「すみません!ありがとうございます!彼の注文は以上でお願いします!」
店員が体格の良さからビッグマジバーガーか、学生のようだから安めのバーガーを選ぶのかと考えていると、斜め上の注文が大きな声で飛んできたことで思わず店員も大きな声で対応してしまった。
スマイルはたしかにマジバのメニューに入っている。店員が客ににっこりとほほ笑む。ただそれだけなのでわざわざ恥ずかしい思いをしてまで頼む人はそうそういない。
しかしセベクは「スマイルの注文はトッピングを増量してもらえる合言葉」とエペルに教えられたので信じてしまったのだ。
これ以上店員を巻き込んではいけないと察したユウが慌てて助太刀したことで無事セベクの注文は完了となった。