3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「ぅえっ!?なんでこんなに混んでるわけ?」
「おや、さっそく"例の宣伝"が功を奏しているようですね」
『あ、みんな。席はアズール先輩から連絡受けてたから席の用意してあるよ』
アトランティカ博物館から戻ったユウやアズールたちがモストロ・ラウンジにやって来た。
エースが店内の混雑具合を見て驚いている。
開店から間もないのにまるでピーク時間なのだから無理もない。
ジャックはジェイドの言う例の宣伝について尋ねた。
「こないだの騒ぎの後、今後はたとえ契約でも他人の能力を奪っちゃダメって学園長に怒られたんで…アズール、ポイントカード作ったんだよねー」
「ポイントカードって…「モストロ・ラウンジ」の?」
この混雑の原因についてモストロ・ラウンジのポイントカードであることをフロイドが明かす。
ユウたち1-Aには同じクラスの寮生から聞くだろうと[#da=1#]は自身のクラスメイトにしか告げいていなかったが、どうやら知らなかったようだ。
「50ポイント貯めれば、なんと、1回無料で支配人であるこの僕がお悩み相談を受け付けます」
「そ、それって、どんな悩みでもいいのか?」
「例えば…勉強の悩みでも?」
「ええ、もちろん」
「さらにポイントカードを3枚貯めるとスペシャルなサービスが受けられる特典付き」
グリムとデュースはアズールたちからポイントカードについて説明を聞いているうちにみるみる目を輝かせていく。エースも乗り気なのが雰囲気で伝わる。
結局3人は痛い目に遭った根源からまた甘い誘惑に負け、ポイント対象の限定メニューを頼んでしまった。フード付きメニューなんて1500マドルもするのにだ。
「早速のご注文、ありがとうございます」
「お前ら~…」
「見上げた商売根性だなあ」
『どっちも懲りないね…』
グリムたちが席についたのを確認したアズールはさっそくとばかりに手を叩き双子に声をかけた。
「さあ、ジェイド、フロイド。稼ぎ時ですよ」
「はい/はーい」
「[#da=1#]さんも、閉店までまだまだ時間はあるので疲れた顔をお客様に見せてはいけませんよ」
『はい』
ちなみに寮長はモストロ・ラウンジ2号店の計画をまだ諦めていないらしい。
エースのキレのいい突っ込みが店内に響いた。