3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「あ。おはよう[#da=2#]」
「あれから連絡もなかったじゃん。体大丈夫かよ?」
『おはよう。二度寝しちゃったんだよね。もう平気』
朝、[#da=1#]は食堂でユウ、グリム、エース、デュースと顔を合わせた。
昨日の夜に目は覚めたが、時刻が日付を過ぎようとしていたのとだるさが残っていたため、ルームウェアへの着替えだけをして再び布団に潜り込んだのだ。
『最終日にまた写真取りに行ったって知ってさすがにどうしようって悩んだんだよ。まさかレオナ先輩たちと手を組むなんて』
「それについては僕も驚いた。[#da=2#]への作戦共有についてはすまなかったな」
『いや、当然のことだから』
「そういえばオメー…まさかとは思うが、あっちには何か手貸してねーよな?」
『どうだったかな。忘れた』
「いやいやどうせならもっとましな嘘つけよ!」
『でも解放されてよかった』
「ほんとだよ。もう急に頭が引っ張られることないから最高」
[#da=1#]は言えなかった。ユウたちの動向をアズールたちに流していたなんて。金庫へ案内したのも、いずれ直接契約書を破りに来るだろうとあらかじめ読まれていたため誘導すると決まっていたことも。
無給で働くか選ばされた際はさすがに悩みつつも断っていた。しかしジェイドに秘密が公になってもいいのかと脅され仕方なく受けたのだ。
金庫への案内は本来監視をして後をつければ問題がなかった。ただアズールや双子の取り立て含むサポート、つまり体のいい駒として動く代わりに3人がバックについて不要に絡まれるのを防ぐという取引を交わしたという背景があった。
時折理不尽な絡まれ方をされ、いつか対処が難しい場面に遭遇するのだろうかと悩んでいたことをアズールは知っていたようで、それを取引として持ち掛けてきたのだ。
おそらくそのあたりの情報も植物園での件を知っているジェイドが一枚嚙んでいるのだろう。
「そういえば今度アトランティカ記念博物館にみんなで遠足に行くんだけど[#da=2#]も行こうよ。アズール先輩たちが案内してくれるよ」
「人魚の世界なんてなかなか気軽には行けないしな」
『…いや、気になるけどその日は予定あるしシフトも入ってるし…ずらすわけにもいかないからみんなで行っておいでよ』
「なんだ、ノリがわりぃんだゾ」
「泳ぐのが下手だとしても笑わねぇのにな」
『真っ先にいじりそうなやつが何言ってんの』
結果的には妨害してしまったが、[#da=1#]が動きにくいことを知っていたからかユウたちはあまり深刻に捉えてはいないようだ。
…少し、ほっとした。