3章
お名前編集はこちら
この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あーっはっは!あーーーっはっはっは!!」
オーバーブロット…その単語が発せられてすぐだった。
みるみるうちにアズールは黒いインクに覆われ、そして姿を変えたと同時に大きな影が現れた。
あれはブロットの化身。つまりオーバーブロットをしてしまった証だ。
「ねぇ……起きて…!お願い……」
「……………」
「ははは……あははは…!」
『…!』
今のは何だ。わからない。どういうことだ。[#da=1#]は頭を抱えた。
遠くからはグリムたちの話し声が聞こえる。
レオナの「今はアズールを正気に戻すことが最優先だ」という言葉で意識がはっきりした。
『(そうだ。今は寮長を元に戻さないと)』
こんなところでただ隠れてるわけにはいかない。とアズールの背後に立った[#da=1#]は火の魔法ををぶつけた。
「…![#da=1#]さんじゃないですか。あなたも僕に力をくれに来たんですか?」
『そこのタコみたいな化身を焼いて食べてみたいと思っただけですよ。定番はタコ焼きでしょうか?串焼きもいいですね』
「[#da=2#]…大丈夫?ボロボロだけど」
『それは気にしないで』
「家猫!なんで来やがった!」
『居合わせちゃいまして』
[#da=1#]はユウたちの元へ走り合流した。みんな無事のようだ。
レオナとジャックは渋い顔をしている。歓迎していない様子だ。特にレオナはお怒りである。
「[#da=2#]が来たからには勝ちも決まったようなもんだゾ!必殺技があるからな!」
「あ、あの一撃必殺のっスね」
「ブルーテトラちゃんの必殺技?どんなの?」
『寮長のブロットを吸い取って正気に戻します』
「なんですって?」
「それはもう使うなって言ったよな?せめて大人しく1年坊どもとサポートにまわってろ」
『関係ない契約書も全部消して今回のきっかけ作ったくせに…説教なら後で聞きます。それに今回は自室まで近いので自分で帰って対処できます』
「お前はどうなる。前回はたまたま運が良かっただけかもしれないだろ」
レオナは[#da=1#]の作戦に強く反対した。
ジャックとユウは自分も[#da=1#]を止めるべきか作戦に賛成するかで悩んでいた。
他のメンバーはなぜ反対派がいるのか理解できないといった様子だ。
『…前回成功してるので大丈夫です。僕に任せてくれませんか。寮長を正気に戻さないと』
「…まぁオーバーブロットしてる知り合いを何度も見ていい気分にはならないよね。またお願いしてもいい?」
『このタイガーに任せなさい。…僕の魔法は直接触れないと発動できません。疲弊させて隙をつきたいので協力お願いします』
「おっけー」
「かしこまりました」
「…レオナ先輩。本人がああ言ってますし…」
「……チッ」
レオナとジャックは腑に落ちていない様子だが協力はするようだ。
マジフトの時と同じように3年生のレオナを主軸に2年生が各方面から攻撃、1年生が少し距離を取り魔法を使ってアズールの注意力と体力を削る作戦となった。