3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「おい1年たち、今すぐ購買部に買い出し行くから荷物持ち手伝ってくれ!走るぞ!」
「わかりました!」
『はい』
食欲旺盛すぎるサバナクロー寮生たちにより、開店直後なのにも関わらず食料やドリンクのストックが次々と底を尽いてきているらしく、急いで買い出しに行く事となった。
全てのストックを切らされては営業にならないので全速力で購買部へと向かう。
『…なんだか入口が騒がしいな』
「?………あ、ほんとだ。さすが獣人は耳が良いな」
「喧嘩か?どこに行っても何か騒動があるな…」
「…いや、止まれ1年!喧嘩じゃないな…なんだこれは!?」
『……寮長…?』
寮の入口には何人もの生徒が倒れており、中心にアズール、レオナ、ラギーがいた。向かいの鏡舎側からはちょうど戻って来たらしい双子、ユウたちが立ち尽くしている。物陰から見ていたので彼らはまだ[#da=1#]に気づいていない。
ジェイドが珍しく大声をあげている事から事態の異常さが伺える。
「ジェイド、フロイド、ああ、やっと戻ってきてくれたんですね。そこのバカどものせいで、僕の契約書が全て無くなってしまったんです」
『(…は?契約書が、全て?)』
「だから、あなたたちの力も僕にください。ねぇ、僕にくださいよぉ!」
「…寮長なんだか変じゃないですか?」
「ああ。それにあのジェイドさんも焦ってる…大ごとになる前に先生を呼びに行こう」
「はい…!」
『…あ、今出たらまずいんじゃ…』
上級生の指示を合図に[#da=1#]以外の買い出しメンバーが走りだした。
[#da=1#]の呼び止めが間に合わず彼らは他の生徒に紛れて鏡舎に向かってしまった。
「全部僕のものだ!寄越しなさい、全てを!」
「「「わあああああ……!!」」」
アズールが発動した魔法により走り出した買い出しメンバーも含め、次々と生徒が倒れてしまった。
するとアズールの身体からドロドロと黒いインクのようなものが溢れ出てくる。
『あれは…』
「ユニーク魔法の使い過ぎです。ブロットが蓄積許容量を超えている!このままでは……オーバーブロットしてしまう!」