3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「無敵の契約書を破く方法を探す?いいじゃん!めっちゃ卑怯だけど」
「たしかにそっちの方が望みはあるかもしれないな。卑怯だけど」
翌日、ユウはレオナから聞いたという提案を共有した。
根本の契約書から何とかする。オーバーブロットしたレオナに行った[#da=1#]の行動と同じ作戦だ。
「うるせ~!もう卑怯だとか言ってる場合じゃないんだゾ!」
「レオナ先輩はたしかに卑怯だけど、頭はキレる天才司令塔だ。チャレンジしてみる価値はあると思う」
『いいと思う。先に卑怯な契約持ちかけたのはあの人なんだし』
「なんか卑怯って言葉が飽和してきたな…」
短時間に大量の卑怯というワードが飛び交う。
たとえNRCといえど、こんなに一度に聞く事はなかなか無いだろう。
「うぅっ…水の中であの双子が追ってくる姿、今思い出しても身震いするんだゾ!」
「リーチ兄弟はウツボだったけど、アズールも海の中ではあんなカンジなんかな」
「そういえばレオナ先輩はアイツをタコ野郎って呼んでたような」
「まさか、正体はタコの人魚?」
『そうだよ。たまに「締め上げますよ」ってふざけるリーチ先輩たちを叱ってる』
「ウ、ウツボよりも強そうなんだゾ」
「だから、海の中で戦わない方法を考えようってさっきから言ってんだろーが」
グリムはすっかり怯えている。よっぽど怖い思いをしたのだろう。
[#da=1#]は昨日見たジェイドの本来の姿を思い返して同情の目を向けた。
「まずは契約書を見つけないと」
『すごく大きくていかにもって感じの場所ならラウンジにあるよ』
「いかにもといえば、あのVIPルームだな」
「そうと決まれば、さっそくオクタヴィネルに潜入だ!」
『今なら誰もいないだろうし、案内くらいならいいよ』
グリムの掛け声を合図にモストロ・ラウンジへと向かう事となった。