3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「あ"ぁ"~~~疲れた~~」
「でも今日は[#da=2#]が気にかけてくれてたからましだったな。助かった」
「オレ様の所には1回しか来てくれなかったんだゾ…」
『さすがに裏の洗い場まではキャパオーバー…疲れた…』
怒涛の忙しさが続きどうにか閉店を迎えた。
[#da=1#]はラウンジでの仕事に慣れてきてはいたが、今回はさすがに疲労を見せていた。
「オメーよくあんな忙しいところでいつも働いてられるな」
『テスト期間終わったばかりで、開放的な生徒が多いから忙しいらしいよ』
「それにしても[#da=2#]が客を黙らせるところ見れたのはかっこよかったよなー」
「ああ。それに正直スッキリした」
「ふなっ!?そんなおもしろそうな事起こってたんだゾ!?オレ様裏にいたから知らねぇ!なんだか今日は置いてけぼりなんだゾ~…」
『はいよしよし。1人でがんばったねぇさすが未来の大魔導士』
やたらと態度の大きな生徒がイソギンチャクたちを馬鹿にしながら大声で話していたのだ。
ジェイドが彼に注意をするよう[#da=1#]に指示したため対応したのである。
『落ち着けないならリーチ兄弟が遊びに付き合ってくれると伝えてくる』と告げると一瞬にして大人しくなった。そんなやり取りを知らないエースとデュースは、注意しただけで迷惑客の口を塞いだと思っている。
昨日はフロイドが対応したらしい。開放的になると本当にそういう客も多いようだ。
「何?オクタヴィネルって人を黙らせる力の集まりなの?」
『そんなのあったら苦労しないよ。…じゃあみんなお疲れ様』
「あぁ。おつかれ」
『そういえば、明日は写真どうするか考えたの?』
「とりあえずレオナたちに話してみるんだゾ」
明日の作戦の目途は立っていなかった。
優秀な司令塔として有名らしいあのライオンが協力…するかはまだわからないとのことだが、やるだけやってみるようだ。
「[#da=2#]は何か案あるか?」
『僕か……僕なら……誰かが囮になってる間に取りに行くか…海のリーチ兄弟を止められないなら魔法使用者のアズール先輩側を気を失わせるなりして人質にして取りに行くとか…?』
「いやいや、2つ目はなんか…倫理的にだめでしょ!」
「ただでさえ大事にならないとはいえ博物館から物を盗ってくるのに、罪の上塗りは僕も勘弁だ…」
『それもそうか…応援してるよ。もしこのままイソギンチャクが取れなくても、今日みたいに慈悲の心でサポート頑張るから』
「ふな"ー!こんなみっともない状態でいてたまるか!絶対取ってくるんだゾ!!」
よっぽど嫌なのだろう、グリムはつい先ほどまで泡だらけでクタクタになっていたとは思えないほどやる気に満ち溢れている。
お互い何かわかったら連絡するか昼休みに共有するという事でその日は解散した。