3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「イソギンチャクさんたち、開店準備は終わったのですか?」
「げっジェイド・リーチ…」
「終わったんじゃねーか?オレ様たちは作戦会議で忙しいからな!」
「おやおや、今はラウンジの仕事中ですよ。そんなの後でゆっくりできるでしょう?」
ジェイドはそう言うと別の仕事の指示をし、グリムたちは「今日は頼んだからな」と[#da=1#]に言いながらイソギンチャクに引っ張られて行った。
[#da=1#]とジェイドだけがその場に残される。
『…変な事は漏らしてませんよ』
「えぇ。あなたならしっかり言葉を選べるとわかっていますので」
『それは光栄です』
「僕らの"普段の姿"を見て心底驚いていました。特に何も対策をしてきたわけでもありませんでしたし、それで十分信頼に足りましたよ」
『単純に忘れてたのもあるんですけどね。今では僕たち1年の寮生たちにとってもその情報が当たり前になっていたし、実際に見たわけでもないし』
「ふむ…」
[#da=1#]の話を聞いたジェイドは考える素振りをし、間もなく口を開いた。
「帰りは彼らとラウンジを出る予定ですか?」
『はい。そのつもりですけど』
「それでは別れて姿が見えなくなった後、ラウンジに引き返して来てください」
ジェイドはそれだけ告げると「そろそろ開店ですね。イソギンチャクたちを見てきます」とバッサリ話を切って離れてしまった。これ以上は話すつもりはないという事だろう。
詳細を聞こうにも自分の仕事をしつつエースとデュースのフォローでそれどころではなかった。
『エース、それ7番テーブルの注文?近くの席片づけるところだからついでに運んどくよ』
「おっサンキュー!」
『デュース、そんなに持ってたら危ないよ。少し僕に分けて』
「いいのか?助かる」
「ふなぁぁぁ……」
『グリムがまた叫んでる…』
開店してからは終始イソギンチャクの生徒が忙しく動いていた。
[#da=1#]なりに代われることは代わるようにしていたが、それでも客からの注文は次々と入った。