3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「あなた、つい最近も生徒を返り討ちにしたようですね」
『何のことでしょう』
「誤魔化しても無駄ですよ。ジェイドのクラスメイトがその返り討ちに遭った生徒なんですから」
[#da=1#]が他の用件は何かと尋ねると、アズールは急に最近あった事を話しだした。
誤魔化しようがないと諦めた[#da=1#]はおとなしく会話を続けることにした。
『…正当防衛ですよ。いきなり「力比べしよう」と言って殴りかかって来た相手が悪いです』
「そうでしたか、それは災難でしたねぇ。…そんな体格差に構わず相手を打ち負かせるあなたにお願いがありまして」
『ちょっと待ってください。もしかしてあの生徒…ていうか最近妙に変なの多かったんですけどあれ全部寮長と副寮長の差し金じゃないですよね。都合が良すぎます』
「はて?」
『だから疑われるんですよ…テスト勉強もあって疲れてたのに』
アズールは先ほどの[#da=1#]と同じくとぼけた返事をした。
知恵比べ力比べ、体力勝負といった通常のいざこざとは違う内容が多かったが、この様子からしてアズールが絡んでいたようだ。
「でもおかげであなたも実践が積めたのはないですか?」
『…それはまぁ…でもどうしてあんな事したんです?』
「少し確認したかったので。[#da=1#]さんにとっても損な話ではないですよ」
『…ユウたちの動向を報告するだけじゃ物足りないですか?これ以上は海で呼吸ができる魔法薬を無償で渡されてもお断りですよ』
「いえ、海はあいつらの領分なので十分です。僕の要望は………」
『………へぇ』
アズールの持ちかけた取引を[#da=1#]は興味深そうに聞いた。
それは平穏を望みつつも、今後の学園生活を生き残るのに必要な内容だった。