3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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『失礼します』
「こんにちは[#da=1#]さん」
昼休み前にアズールから[#da=1#]にメッセージが届いた。
内容は数日ほどシフトの調整について相談したいからラウンジのVIPルームに来てほしいという旨のものだった。
「こちらのソファにお座りください」
『…あの、これは?』
「お昼にご足労頂きますしどうせなら昼食も済ませてしまおうと思いまして。別に変な物は入れてませんよ」
VIPルームには美味しそうなオムライスが机に置かれていた。
しっかりサラダも添えられている。
『…たしかに空腹ですけど……大丈夫なんですか?』
「ひどいですねぇ、何もありませんよ。…こちらがそのシフト表です。マーカーが引かれているところが変更いただきたい箇所なのでチェックをお願いします」
『…本当にただのシフト変更だ…』
「だから言っているでしょう」
アズールはここの日は時短出勤にして、代わりにこの日は食材の入荷があるから早めに来て仕分け作業の手伝いをしてほしいなど細かい指示をする。
多少は寮生を増やさないと、ラウンジの中や仕事に慣れていないイソギンチャクだけでは仕事がままならない可能性があるそうだ。
『いただきます』
「ようやくですか」
『だって怪しすぎるんですって。……美味しいのがくやしい…』
「失礼な後輩だな…飲食店の息子でありここの経営者なんですから、料理に毒を入れるようなマネなんてしません」
『たしかにそれもそうですね。…で、まだ用件はありますよね?』
「話が早くて助かります」
シフト変更の詳細指示といっても寮生1人1人にこんなことをしていては逆に手間だということで、それだけではないだろうと次の話を[#da=1#]から振った。
アズールはにっこりとほほ笑んだ。