1章
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ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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『…本当に?』
「まじらしいぜ」
翌日。昼休みに入ったと同時にとんでもないニュースが飛んできた。
なんと入学式で暴れた魔物と魔力を持たない新入生が正式にここの生徒として通う事になったそうだ。
実際にA組に振り分けられたらしく、同時に同じA組の生徒2人がシャンデリアの件で退学騒ぎを起こしたことが正式に露呈したらしい。
そのうちの1人に限ってはハーツラビュルのパーティー用のケーキを昨夜盗み食いして罰を受けてる最中だそうだ。
そう騒ぐ生徒はいないが、面白いもの見たさと言った具合でA組の教室をジロジロ見ている。
なんでも魔物と魔力のない新入生は長らく使われていないオンボロ寮に暮らしているそうだ。
魔物を監督するため、オンボロ寮の監督生という肩書きができたらしい。
オンボロと呼ばれるようなところによく住めたものだとエディシアは目を見開く。
A組の教室前を通りがかったので横目に見てみる。
たしかにあの時の新入生が今昼を食べようと例のハーツラビュルの2人と魔物で移動を始めるところだった。
『…いけない、お昼お昼』
ちなみに悠長に他人の動向を眺めていたこの獣人は、まだ昼を共にするほどの友人ができていない。
席の近いクラスメイトと軽い挨拶や雑談はするが、そこ止まりだ。
入学3日目となると早いところではある程度の交友関係ができ始めている。
一方この猫はトラブルさえ避けられればいいと考えているので、特に焦りは感じていないタイプだったのだ。
今回は購買部へと足を運んでみることにした。
『……ここもここで…』
売店に着くとそこも大食堂ほどではないがごった返している。
なんでも購買部限定で販売しているものもあるそうだ。その混雑具合に他の新入生も驚愕していた。
意を決した新入生たちに続いてエディシアも思い切って生徒の群れに飛び込む。が、なかなか思うように進められない。
『(…もうなんでもいいや!)』
どうにか前列まで進めたようでさっそく限定商品を探すもすでに売り切れていた。
他にゆっくり選んでいる余裕もないので適当にパンを手に取り会計を済ませる。