3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「もし、この話に興味がおありなら、夜9時過ぎに『モストロ・ラウンジ』へおいでください。美味しいお茶を用意してお待ちしています」
「待ってるねぇ、小エビちゃん」
そう言ってリーチ兄弟は立ち去った。
2人がいなくなってから少しの沈黙が流れ、デュースから順にイソギンチャクの3人が口を開いた。
「えーっと、つまり…」
「もし、ユウがアズールと契約して勝負に勝ったら…」
「結果によっては、オレたち自由になれるってこと!?」
「「「頼む、監督生!!アイツに勝ってくれ!!」」」
「調子のいい奴らだな」
『ずいぶん必死だね』
[#da=1#]とジャックがやれやれと息を吐くと3人は各々の意見をぶつけてきた。
デュースに至っては「もう二度としない。赤点になったとしても結果を受け入れる」と真剣な顔つきで言うのだから、赤点を取らないという考えはないらしい。
「で、どうするんだユウ。アイツらの口車に乗るのか?」
「…これはチャンスかもしれない」
「オレ様、今初めてオマエのこと監督生って認めてやってもいいって思ったんだゾ!」
それを聞いたグリムは嬉しそうにユウを褒めた。本当に調子が良い。
ジャックは危なっかしいからとついていく事になった。
エースがはやし立てると案の定ツンデレを発動する。
「まぁ僕らには[#da=2#]もいるしな。オクタヴィネルにはオクタヴィネルを、だ」
『今回僕は中立だよ』
「「「はぁ!?」」」
「アイツら側にも手を貸すってこと!?オレたちがかわいそうじゃねぇのかよー!」
『ごめんごめん、相手が相手だからね…でもそれ以上不満をぶつけてくるなら、君たちの頭からイソギンチャクが消える可能性は無くなるなぁ』
「ふなぁ~……っ!いで!いででで!」
「と、とか言ってる間に、頭のイソギンチャクが引っ張られるっ!」
「いでで!昼休みまでこき使う気かよ~!」
「頼んだんだゾ、監督生~!」
突然イソギンチャクがどこかに向かうようにグリムたちを引っ張り始め、あっという間に3人はその場からいなくなってしまった。