3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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『おじゃまします…あれ、グリムは?』
「来てくれてありがとう[#da=2#]」
無事テストの結果は全教科平均点以上…と、いうわけにはいかなかった。
どの教科も平均が90点を超えているのだ。
[#da=1#]自身、元々勉強はできるがさすがに全教科90点オーバーを取るのはきつい。
普段小テストもギリギリだったクラスメイトが[#da=1#]よりも高得点を叩き出しており、成績上位者が張り出されていた一覧には半数以上が満点という異常な数字が並んでいた。
そういえばグリムたちは自信があるって言ってたな…と考えていたところで、ジャックからスマホの持っていないユウの代理でオンボロ寮に来れるか連絡が入り現在に至る。
オンボロ寮の談話室にユウ、[#da=1#]、ジャックが揃った。
「実は[#da=2#]に協力してほしい事があって」
『いや、なんとなくわかった。グリムがウチの寮長とテスト対策の契約したでしょ』
「そういえばお前オクタヴィネル寮じゃねぇか!グルル…!」
『君のマジフトの件と同じように僕も今回関わってないよ。何人かラウンジに来た契約希望者を案内したけどそれだけ。誰がどういう契約しに来たのかは知らない』
「まぁまぁジャック…一旦状況整理しよう」
オクタヴィネル寮だからと威嚇したジャックにユウが間に入った。
全く知らないわけではないが、直接関与していないのは事実だ。
とりあえず[#da=1#]に状況の説明がされた。
テストでいい点を取るために上位50位以内に入る事を条件でアズールと契約したが、200人以上も契約者がいたためにほとんどが50位からあぶれ、大量の生徒が頭からイソギンチャクを生やされてしまった。その中にエース、デュース、グリムも含まれている。
彼らは契約の担保に自慢の魔法を預けていた為、得意魔法やユニーク魔法が使えなくなってしまったそうだ。
テスト対策だけで200人以上も契約者がいたことには[#da=1#]も驚いた。どうりでシフトの日数が減ったわけだ。
『あの3馬鹿…あの人と契約するなら忠告したのに』
「止めはしないんだ…グリムが80点以上も取るなんておかしいと思った」
「ったく!他人の力で良い成績取ってもなんの意味もねぇだろ。自分の力を周りに示せる機会を棒にふるなんざ、それこそ馬鹿だ」
「学園の生徒全員がハウルくんのように自意識強めで面倒くさい…いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ~」
「「『うわっ!』」」
ここには3人しかいないはずなのに4人目が入ってきたことで叫んだ。
ゴースト…ではなく学園長だった。オンボロ寮のセキュリティが心配である。