3章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おい、お前が[#da=1#]・ファミーユだな?」
『…人違いです』
「いいや、制服に着せられた白い尾と帽子の獣人…完全にお前の事だろ」
ある日、[#da=1#]は見知らぬ生徒から声をかけられた。
こういう一方的に知られているのはたいてい碌な事ではない。
『着せられてるって悪意がありますね』
「まんまその通りじゃないか。とにかく今から俺と勝負しろ!力比べだ!」
『いえ結構です…』
「行かせねぇぞ!うおおお!」
またこれだ。最近はやたらと絡まれる頻度も多いしこんな感じの生徒ばかりがやって来る。
「お…おぼえてろよ…」
『いや…僕は忘れるのであなたも忘れてください…』
結局[#da=1#]に向かって殴りかかって来るので相応の対応を取っているが、本当に脈絡も無いので訳が分からずにいた。
まさか流行っているのだろうか。いい迷惑だ。
「今の見てたぞ!次は俺と勝負だ!」
『嫌です』
「さっきから騒がしいな、喧嘩か?」
「いいぞやれやれーどっちが勝つか賭けようぜ」
「むしろオレらも参加するか!」
『そこは止めろよ』
我の強さ故にチームプレイが苦手だと言われているが、こういう時だけ協力できるのはさすがNRCである。
それからはもう大変だった。
ギャラリーが増えたことで[#da=1#]は離脱ができず、いらぬ参戦をしてきた生徒たちから逃げ続け、騒ぎを聞きつけやってきたクルーウェルの怒鳴り声が響き渡る結果となった。
助かるも騒ぎを起こした生徒たちと一緒に[#da=1#]まで正座させられ散々な目に遭った。