2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「くっ…強い!こんなに強ぇくせに、なんであんたは全部諦めちまったんだ…ッ!」
「ウゼェんだよ、どいつもこいつも…全部砂になっちまえ!」
先ほどと同様に3年生が中心に動き、1・2年組は翻弄させるべく動き回るなど、足りない部分を補う形でサポートにまわる。
しかしこれだけ人数がいて連携も悪くないはずなのに攻めきれない。オーバーブロット中だからなのもあるがレオナ自身の強さも大きく関係しているだろう。
『(どうする…このままだと正気に戻せるのが先か魔力が尽きるのが先か……。ブロット………ああ)』
なんだ、そういう事か。どうしてもっと早く気づけなかったのだろう。
ある考えが浮かんだ[#da=1#]はリドルたち上級生に声をかけた。
『先輩たち。オーバーブロットって、ブロットが溜まりすぎて暴走するんですよね?』
「え?まぁそんな感じだとは言われているけど…」
『ブロットは毒素が強いと聞きました。しかも休息を取らないと溜まり続けるとか。つまり今レオナ先輩の身体は毒に侵されてるんですよね?』
「そういう考え方もできるかもしれないね。でも急にどうしたの?」
ユウたちから聞いた内容の[#da=1#]の解釈と、実際すでに授業で聞いている上級生たちとの解釈に相違はないようだった。
これなら、と考えた[#da=1#]は1つの提案をした。
『もしかしたら落ち着かせることができるかもしれないので、レオナ先輩のそばまで接近できるようサポートしてほしいです』
「家猫くん、何考えてんスか?」
『暴走の原因を叩くんですよ。まず………』
「………えぇ!?それなら可能性はありそうだけど大丈夫かな?」
「……ふむ。リスクはあるが…そこはボクらでカバーすればいいだろう」
[#da=1#]の提案に若干の不安を感じつつもOKが出た。
成功すれば一発逆転、仮説が外れ失敗すれば時間との勝負にまた戻ることとなる。
そのため上手く連携する必要がある。