2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「たのも~~~~!ラギー・ブッチはどこなんだゾ!」
「うぃーッス。……って、また君らっスか。何度言われてもデラックスメンチカツサンドはもう返せないッスよ~」
朝のメンバーで2年B組へやってきた。こういう時はグリムの勢いが頼もしい。
呼ばれてやって来たのは[#da=1#]が植物園で会ったあのラギーだった。
『世間の狭さって怖いですよね、ラギー先輩』
「ラギー・ブッチ。今学園内で起こっている選手候補連続傷害事件について聞きたいことがある」
「家猫くん今日は元気そうじゃないッスか。にしても穏やかな話題じゃなさそーッスね」
「ちょーっと、表出てくんない?」
さすがに寮長クラスと3年生がいるからか、案外素直に言う事を聞いた。
廊下に出たところでさっそく詳細を伺うべく、先にリドルがユニーク魔法で動きを封じようとするとラギーは笑いだした。
「あれれ~?リドルくん、マジカルペン無しにそんな強い魔法使って大丈夫ッスか?」
「えっ?…あ、あれ!?ボクのマジカルペンがない!」
「オイ、ケイト!オマエのペンもねぇんだゾ!?」
「うそっ!マジで!?」
『てことは僕のも…え?盗られてない…』
「シシシッ!アンタら、さてはお坊ちゃん育ちッスね?懐ガラガラ。隙ありすぎ。楽勝で盗れちゃったッス。家猫くんはお情けッスよ」
『は?』
「ウギィ…!」
いつの間にかリドルとケイト2人のマジカルペンがラギーの手の中にあった。
ボコボコにされては困るからという事でラギーはそのまま走り出してしまった。
[#da=1#]には植物園のときの事があったが今回は別だ。
「オフ・ウィズ…」
「ちょっと待った、リドルくん!マジカルペンのない状態でリドルくんのユニーク魔法はダメだって!」
『5万マドルが…!僕行ってきます』
するとちょうどフラミンゴ当番で不在だったエーデュースコンビが歩いてたのをリドルが見つけた。
リドルは顔を真っ赤にしている。それを見た[#da=1#]はなるほど金魚…と思った。
「あっ、エースちゃん、デュースちゃん!いいところに!」
「え、どーしたんスか?そんなに慌てて」
「連続傷害事件および、マジカルペン窃盗の犯人が逃げた!キミたち、今すぐラギー・ブッチを捕まえろ!!」
「ええぇ!?」
「オレらとばっちりじゃん!?」
機転を利かせたユウが選手選抜の件を餌にし、グリムと[#da=1#]の1年生で追う事になった。
[#da=1#]にはもはやラギーが報酬の5万マドルのスニーカーに見えていた。