2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「えーっと、ジャミルくんは色黒で長い髪をした…お、いたいた!」
翌日朝、メインストリートで昨日のメンバーで集まった。エーデュースはハーツ寮のフラミンゴ当番で不在だった。
昨日の夜にもう1人被害者が出た事をケイトから聞きさっそくその被害者の元へ向かうこととなった。
また凝りずにグリムが失礼な特攻をかましてしまったが、一緒にいたカリムのおかげでとりあえず先日の二の舞にはならずに話を聞く体勢になってもらえた。
「…で?何故俺が怪我した話を聞きに?」
「調理室の安全調査です」
『火器や刃物を扱いますから』
「ふーん…?まぁ、かまわないけどな」
ジャミルは昨夜起こった事を説明した。
途中カリムがジャミルの作る揚げ饅頭を食べに来るようすすめたことで[#da=1#]もジャミルの料理を思い出す。
以前新入部員の歓迎会と称して宴に参加した時は、[#da=1#]用に辛さを抑えた料理も用意され味も素晴らしかった。そんな彼の作る揚げ饅頭もさぞ絶品なはずだ。
「俺はマジフトの練習程度で手元を狂わせたりはしないが、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった」
「めまい?」
『急な眠気とか?』
「ほとんどの奴らはそう思うだろうが…俺には、あの感覚に少し覚えがある。おそらく、ユニーク魔法の一種だ」
「「『!!!』」」
聞き込みメンバーたちは顔合わせた。
相手の行動を制御できるような魔法。これで事件性があるということがわかった。
「なるほどね~。だから目撃者には本人の不注意にしか見えなかったってことか」
「もしそれが一瞬のことなら、被害者自身も自分の不注意か操られたのか判別がつかないかもしれない」
「ってか、そんな魔法…犯人を捜すなんて無理ゲーじゃん。どうする?」
『たしかに…また候補選手を洗い直すのもな…』
「あ"~~~~!!!」
また行き詰まってしまった…と悶々としていると、グリムが何か思い出したようで大声を張り上げた。
[#da=1#]は驚きのあまりグリムを鷲掴みにしてほっぺを思い切りつねってしまった。
「なんだ!?急に大声出して」
『僕が猫の獣人だと知ってるよね?』
「ふ、ふなぁわりぃんだゾ…オレ様知ってるんだゾ!そのユニーク魔法使うヤツ!」
「なんだって?」
ユウも思い出したらしくその犯人の名前を口にした。
その聞き覚えのある名前に[#da=1#]は驚愕した。
「犯人は、ラギー・ブッチだ!」
「ラギーって…サバナクロー寮の?」
「捕まえて話を聞き出そう」
『え、サバナクローでラギー…誰かクラスわかる人いる?』
「ええっと、ラギー・ブッチくんは2年B組だね」
さっそくラギーの元へみんなで向かう事にした。