2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「では開店準備に向かいましょうか」
「はぁい」
『せめて降ろしてください…!高い!揺れる!酔って吐いたら先輩も巻き添えですよいいんですか』
エディシアは宙づりにされたと思えば担ぎ上げられ、そのまま移動しようとするフロイドに抗議する。
一瞬見せた本気の一歩の歩幅でこんなにも距離を詰められるとは。ともっと必死に走らなかったことに後悔した。
「だってオレらで歩いたほうが早く着くじゃん…もービチビチ暴れんなってー尻尾で前見えねぇし邪魔ぁ」
『わ!だから!異常出たらどうするんです!』
「いっって!ジェイド!!今コイツ爪立てた!!引きずられてぇの!?」
『尻尾は神経集中してるんです!逃げないって言ってるじゃないですか!話聞いてます?』
「ではなぜ彼らに混ざってこちらを監視していたのでしょうか?」
フロイドがまた尻尾を躊躇なく掴んだことで喧嘩が勃発した。
そこに我関せずといった様子でジェイドが笑顔でエディシアに目線を合わせ問い詰める。
吐くまでは降ろさないという意図を感じたエディシアは仕方なくこぼした。
『…最近マジフト大会出場候補の選手ばかりが怪我をしているの聞いてませんか』
「そういえば同じ副寮長のトレイさんが怪我をされた事なら聞きましたが、事故では?」
周りに生徒がいないか確認をしてから2人に詳細を説明した。
一通り説明を聞いたジェイドはキョトンとしている。フロイドはエディシアからでは表情は読めなかったが容易に想像できた。
「僕とフロイドもその犯人に狙われるかもしれない候補に?」
「あははは!!まじで?もしそうなっても逆に保健室送りにしてやるのに!」
『だからみんなにやめた方がいいって話してたところだったんですよ』
とりあえず誤解は解けたようで解放されることとなった。
そしてラウンジの欠員は本当だったらしく準備を強要…いや、頼まれた。