2章
お名前編集はこちら
この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あれ、エーデュースコンビじゃん。それにグリちゃん、監督生ちゃん、エドちゃんまで勢揃いで」
「どもっす……って、ケイト先輩、その「エーデュース」って何?」
トレイの部屋にはケイトがすでに来ていた。
エーデュース呼びはエースとデュースで2人とも「ス」が名前の最後についているからまとめてみたらしい。
デュースがすかさずツッコミを入れる。
「そんなことより、トレイ先輩の怪我ってどんなカンジですか?」
「ああ。階段から足を踏み外したんだ」
受け身を取り損ね右足を負傷。
しばらくは松葉杖生活でマジフト大会も出場は難しそうとの事だ。
想像以上に重症だったのを見かねて、グリムが見舞いのツナ缶を渡した。
「なんだい君たち。怪我人の部屋にどやどやと集まって」
「ふな"っ!怒りんぼリドル!」
『こんにちはリドル先輩』
「怒りんぼって。キミたちがルールを違反しないなら怒らないよ。エディシアはパーティー以来だね」
続いてトレイの部屋にリドルが増えた。
これだけの人数が入っても収まるとはさすが1人部屋だ。
リドルはすかさずトレイへ声をかける。
「トレイ、具合はどう?なにか食べたい物や飲みたいものはある?」
「そんなに心配しなくても大丈夫だって言ってるだろ?」
「でも、その怪我はボクのせいで…」
『?』
「どういうことっスか?」
なんでも用事があって昼休みに3年生の教室へ行った際に、階段から落ちかけたリドル先輩をかばったことでトレイ先輩が負傷してしまったらしい。
「……なぁ、これってさ…」
『うん…いよいよ怪しいな』
「…やっぱりうっかりじゃないかもしれない」
リドルが申し訳なさそうに落ち込んでいる中、ケイトがリドルを励まして怪我人は休ませるよう全員での退室を促した。
ケイトは部活に限らずよく気が利くみんなのお兄さんという感じのようだ。
「……で、ケイト。何かトレイの前では言いにくい話があるんだろう?」
「さすがリドル君、話が早いね。…ユウちゃんたち、トレイ君の怪我について何か知ってるんじゃない?」
談話室に移り、ユウたちがお見舞いに来た事についてケイトが尋ねた。
隠す理由もないので事の経緯を伝えた。