2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「なーんか、どいつもこいつもおっちょこちょいってカンジしかしねーんだゾ」
『変ではあるけど、やっぱり偶然なのかな……でもなぁ……』
「うーーーん……」
オンボロ寮に戻りリサーチしてきた内容をおさらいするも、どれも人為的な箇所は見受けられなかった。
グリムはお手上げといった様子だが、ユウとエディシアはまだどうにも引っかかりを感じていた。
しかし明確なものが見つからずいよいよ偶然で片づけるしかないのかと結論づけようとしていたところに、突如ブザーが鳴り響く。
「おーっす。あれ、エドも一緒か。グリムは機嫌が直ったみたいじゃん」
『そう。ちょっとね』
「なんだ、お前か。今オレ様は忙しいからあそんでやる暇はねーんだゾ」
「忙しい?宿題終わらねーの?」
「実は……」
来客はエースだった。軽く挨拶を交わす。
出迎えた3人は合流したエースと共に談話室へ戻りながら、ユウが不審な事故による有力選手たちの怪我について説明をした。
やはり事件性がないのではないかとつい先ほど総括した結論を話しているとまた誰かが来たらしい。
勢いよく駆け込んできた人物はデュースだった。ただ事じゃないという顔をしている。
「エース!大変だ!」
「ん?なんだよそんな慌てて…」
「クローバー先輩が階段から落ちて、怪我をしたって…!」
「「『えっ!?』」」
飛んできた来た内容に思わずその場全員が自身の耳を疑った。
エディシアがまともに話したのはパーティーでの日以来にはなるが、ハーツラビュルのさすが3年生かつ副寮長ということもあり、落ち着いた人物であると記憶している。
そんなおっちょこちょいとは無縁そうな人物が階段から落ちるというのは、同じハーツラビュル寮生のエースにとっても信じられない情報であった。
「まさかあの食えない眼鏡のトレイも!?」
『トレイ先輩って2人の副寮長だよね?眼鏡でガタイの良い』
「そうだよ。でもあの人が……?マジフトに浮かれていたとは思いづらいな……」
「たしかに、トレイ先輩はうっかりで転んだりはしなさそう」
「話を聞きに行ってみるんだゾ!」
現在本人の部屋にいるとデュースの情報で急ぎ全員でハーツラビュル寮に向かった。