2章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「なにもかもにやる気が出ねぇんだゾ~…それもこれもマジフト大会に出られないせいだ」
「そんなこと言ったって…」
『まぁ、しかたないよね』
オンボロ寮の談話室でユウ、グリム、エディシアで掃除をしながら言葉を交わす。今日は3人でオンボロ寮の掃除をする約束をしていた。
エディシアは一度自分用の部屋作りでオンボロ寮に来た事があるのでゴーストたちとも顔見知りだ。
部屋は片付いてきたが、寝るにはまだ躊躇するレベルなので進捗としてはまだまだである。
昨日の学園長室に呼ばれた件は、オーバーブロットの仕組みとマジフトの話についてだったらしい。
グリムはマジフトに出て目立ちたかったが、オンボロ寮は人数不足のため出場ができないと言われてしまいずっとこんな調子のようだ。
「そんなにマジカルシフトがやりたいならわしらが相手してやるぞ」
「90年前はわしも選抜メンバーに選ばれてキャーキャーいわれとったんじゃ!」
『まじか。しかもゴーストの状態でもマジフトできるんだ』
公式の試合でないなら7人以下でも問題ないということで、ゴーストたちの提案で掃除はいったん切り上げ外に出た。
グリムとユウは全くの未経験なので、エディシアはユウ側につきサポートすることに。
興味津々にディスクを触っていたグリムが今にもあらぬ方向へ投げ出しそうだったので、実際にプレイをしながらオンボロ寮の2人はルールを聞くこととなった。
「初めてにしては上出来じゃないか」
『うん、指示通りにも動けてたし。ディスクのコントロールは自然と慣れるよ』
「サポートありがとうエド、説明もわかりやすくて助かった」
『そのくらいならいいよ』
「おやみなさん、マジカルシフトですか」
一息ついて雑談していたところに別の声が入る。声の正体は学園長だった。大きなカラスの羽を彷彿とさせる特徴的な上着の裾がたなびいている。
上機嫌だったグリムは学園長の顔を見るなり、マジフトをする前くらいまで一気にテンションが落ちてしまった。
ここに来た理由を尋ねられた学園長は、頼み事だからということでオンボロ寮の中に入った。