1章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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『……ここがナイトレイブンカレッジ…ついに来たんだ…』
棺から出ると、そこにはたくさんの同じ装いをした生徒たちがいた。
さすが名門校、建物も格式を感じられ素晴らしい。
この立派な式典服もこの学園の装いと相まってさらに様になっている。
『(所属は慈悲の精神のオクタヴィネル寮か…)』
新入生の寮分けが完了するころに学園長が入ってきた。どうやら新入生が1人いなくなっていたのを探していたらしい。
鏡の前で素朴な雰囲気の最後の新入生が名乗る。
しかしその新入生には魔力がないためどの寮にも振り分けられないそうだ。
あまりにも異例だったようで学園長が混乱している。
すると学園長が捕まえたらしい魔物が「それならオレ様が入学する」と言って火を吐き暴れだした。
ついさっきまで混乱していたのは学園長くらいだったのに一気に会場内全体が大混乱だ。
そんな中、各寮長たちは悠長に仕事を押し付けあっていたが、結局2名の寮長によって狸のような魔物は捕まり退場させられていった。
「少々予定外のトラブルはありましたが、入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください」
学園長からの指示で各々該当の寮の列についていく。
白猫はあの生徒が今後どうなるのか気になりつつも、オクタヴィネル寮の列に並び退出した。