5章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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コンコン
「おはよう、ユウサン、グリムクン。起きてる、かな?」
『2人ともおはよう』
「おう、エペル![#da=2#]!ついに〖ボーカル&ダンスチャンピオンシップ〗当日だな!オレ様のツナ缶富豪の夢のためにもぜって~優勝するんだゾ!」
「うん、そうだね!絶対優勝してみせるよ」
「いよいよだね。精一杯応援するよ!」
たまたま廊下で会ったというエペルと[#da=1#]がユウとグリムの部屋にやって来た。
ユウもグリムも、元気いっぱいに挨拶を返す。
「おはよう、ユウ、エペル、グリム、[#da=2#]!昨日はよく眠れたか?オレはなんだかワクワクしちまってさ。なかなか寝付けなくてジャミルに怒られちまったぜ!あっはっは!」
「ったく……遠足前日の子どもじゃあるまいし」
『気持ちはわかるよ。僕も早く起きちゃった』
「ボンジュール!おはよう!ご機嫌いかがかな、みなさまがた。本番を前に、ヴィルからみんなに話があるそうだ。談話室に集まってもらえるかい?」
ユウとグリムの部屋をみんなで出るとカリム、ジャミルと遭遇した。
話しているとルークも姿を現し、どうやらヴィルたちが談話室に集まっているようだ。
「みんな集まってるわね。本日午後3時。コロシアムに設置された”パープルステージ”で、ついに〖ボーカル&ダンスチャンピオンシップ〗が幕を開けるわ。大会はネットを通じて世界中に生中継される。アタシたちが磨き上げてきた美しさを世界に見せつける時よ!覚悟はできてるわね?」
「「「「『はい!』」」」」
ヴィルの言葉に揃って返事をする。
4週間も練習と共同生活でみっちり過ごしていると、最終日にはメンバーたちの統率にも2週間前よりさらに磨きがかかっている様子が伺える。
12時からリハーサルのため、メンバーたちはそれまで最終調整を行う予定となっている。
「う~~ッ。オレ様たちは見てることしかできなくてソワソワしちまうんだゾ」
「確かに。グリムとマネージャーがいてもなんの役にも立たない。そばでソワソワされると気が散るわ。文化祭の様子でも見てきたら?[#da=1#]も、あとは振り付けや立ち位置くらいだからアタシに任せて」
『素晴らしいお気遣い…ありがとうございます』
「大げさね…関係者パスを渡しておくから、会場に入るときはつけてちょうだい。ただし、12時からのリハの時間にはコロシアムに集合よ。いいわね」
「えー、いいな。オレも文化祭回りたい」
「オレも、オレも!」
「アンタたちはダメに決まってんでしょ!」
最終調整はメイン指導のヴィルだけで事足りるということで、サポートメンバーは文化祭を見に行くことになった。
遊びに行きたいとこぼしたエースとカリムをヴィルがピシャリと牽制した。
その様子をジャミルがやれやれ……とため息を吐いた。