5章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「みんな、歌は頭に叩き込んできた?」
「はい。もちろんです」
「は、はいっ…!」
「それじゃあ、歌も合わせてみるわよ。マネージャー、曲をかけて」
呼ばれたユウはオーディオプレイヤーの再生ボタンを押した。
エディシアはメンバーたちが歌い繋いでいく様子を真面目に聞いていたが、内心作曲陣営の自身やヴィル以外の人物たちが歌うこの状況にワクワクしていた。
「す、すごい…!プロの歌手みたい…!」
「お…おおお……おお~~~~~っ!!やべー!メインボーカルチームの歌声に聞きほれちまって、いつのまにかコーラス忘れてたぜ!」
「おい、それじゃダメだろう」
「それくらい、良いってことだよ。身体が自然に踊り出しちまう!」
「トレビアン!素晴らしいハーモニーだったね」
「はい!スゲーアツかったっす!」
「すごい!この人数で歌うと圧巻だね!」
『とりあえずは止まることなく通せたのはよかったと思う』
歌い終わると、各々から感激の声が上がった。
始めて全員で合わせて歌ったのだから、高揚感を感じるのも無理はない。仕上がりがどうであっても。
「フン。このくらいで騒がないで。まだまだメインもコーラスもガチャガチャ。メインは音を外してたし、コーラスは前に出過ぎ」
「せっかく頑張ってんのに前に出ちゃだめ?コーラスって、想像より難しいな。あー、オレもメインボーカルがよかった」
「新ジャガ1号。コーラスの重要性がわかってないようじゃ、メインボーカルへの道は七つの輝く丘の彼方より遠いわよ。メインとコーラス。どっちが調和を乱しても美しく聞こえない。心しなさい」
「うぃーす。頑張りまーす」
もはや聞き慣れたヴィルの新ジャガ呼びに、当人であるエースも当たり前のように返事をする。
一般的にはコーラスと聞くと地味に捉えられてしまうことが多いので、何かとグループの中心人物になりやすいであろうエースには難しく感じるかもしれない。
「本番では踊りながらの歌唱になる。難易度はぐんと上がるわ。さあ、次はダンスのレッスンよ。始めましょう」