4章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「今日は宴だ。阿呆な王が消え、真の実力者が王になった記念日だからな!ああ、とても清々しい気分だ……いくらでも魔力が湧き上がってくる」
「「「ジャミル様、万歳!」」」
カリムたちがジャミルを見つけ近寄ってみると非常にご機嫌だった。
寮生たちに褒められこちらに気にも留めていないといった様子だ。
「ははは、そうだろう。もっと言え。俺を褒め称えるがいい」
「あなた様は、とてもハンサムで…」
「ほう?」
「色黒で、背が高くて…」
「それで?」
「目が吊り上がっていて、とても賢そうです」
「それから?」
「肩がイカッてて…」
「見るからに強そうな感じだな!」
「うっとりです」
『ステキです』
「ふん、なかなかの誉め言葉じゃないか………ってお前たちは!?時空の果てまで吹き飛ばしたはずだ。この短時間でどうやってここまで戻ってきた?」
ジャミルの後を、アズールを筆頭にみんなの悪ノリが続く。
こういうときだけ綺麗な連携がとれるのはさすがNRC生といったところか。
驚くジャミルにカリムが泳いできたことを伝えた。
「ジャミル……お前がオレをどう思ってたか、よくわかった。間違いなく、お前は卑怯な裏切者だ!」
「馬鹿め。疑いもせず信じるほうが悪いんだろ?」
「正々堂々、オレと勝負しろ。そしてオレから奪った寮長の座…返してもらうぜ」
「奪っただと?ハッ…どの口が!俺からなにもかも奪ったのは、お前のほうだ!思い知るがいい。この俺の本当の力を!!アッハッハッハァ!」
「正々堂々戦わせてくれ」…今回も[#da=1#]のユニーク魔法で止めるため作戦を話していると、カリムがそう頼んだ。
自分が彼を追い詰めてしまったから、2人の問題にこれ以上寮生やみんなを巻き込みたくないからということらしい。
結局カリムのまっすぐな申し立てに断りきることができず、カリム以外はサポートにまわることとなった。
しかし時間に十分な猶予があるとはいえないため、これ以上はジャミル、または両者が危険と判断した場合に[#da=1#]のユニーク魔法を使うということで手を打った。