4章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「スカラビアのみなさんは占星術や古代呪文語が得意な方が多いのですね」
「砂漠の魔術師は『先読み』を得意としていたから、そういう魂の資質を持った生徒が集まりやすいらしい。オレはどっちも得意じゃないんだけどな。あっはっは!」
食後の勉強時間。
占星術のあたりを進めていたスカラビア寮生たちを見てアズールがそうカリムに言うと、魂の資質が関係しているとのことだ。
たしかに古代呪文語のときも現在の占星術も、他の教科より進みが比較的スムーズではあった。
ちなみに[#da=1#]は宿題を学園に忘れたわけではないが、ユウたちをスカラビアから引っ張り出したら帰れると思って手ぶらだったので、同じクラスの生徒からある程度用紙をコピーさせてもらったものを使って課題を進めている。
「…おや、もうすぐ3時だ。もう少し勉強をしたら休憩をとりましょう」
「お茶を準備してきましょうか?」
「いえ、僕が準備しましょう。一番課題が進んでいますので」
「俺も手伝おう」
「それは助かります。では行きましょうか、ジャミルさん」
『ありがとうございます。先輩たち』
「いえいえ」
『……』
休憩用のお茶を用意しにアズールとジャミルが談話室を出て行ったのを見届ける。
完全に2人の姿が見えなくなったところで双子、ユウ、グリム、[#da=1#]はそれぞれ顔を見合わせた。
「ふなぁ~!もう勉強飽きたんだゾ~!」
「課題多いもんね~」
『ジェイド先輩、何かおもしろいことありませんかねぇ?』
「ふふ、お任せください。みなさん、ご覧いただきたいものがあるので少し早いですが休憩といたしましょう」
「「「……?」」」
スカラビア寮生たちは頭に?を浮かべた。