4章
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この小説の夢小説設定物語の都合上、略した名前・略さない名前が2つずつあります。
ご自身の名前を使う際、ストーリー後半からになりますが
「主人公 名前」「主人公 名前略称」に登録すると読みやすいかと思います。
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「見てよ!なかなか似合うでしょ」
「かっこいいじゃん。9月にはそれ着て寮生活かぁ。あまり会えなくなるね」
「一般公開のとき遊びに来てよ。くそ遠いけど。部活は軽音部に入りたいなぁ」
「………あぁ、でも全部お前が奪ったんだったね」
ピピピピピッ
『……!!』
目覚ましの機械的な音で現実に引き戻された[#da=1#]が目を覚ました。
向かいのベッドにはユウとグリムが目覚ましにも気づかずぐっすり眠っている。まだ朝早いからか、それともなかなか起きないタイプなのか。
[#da=1#]はベッドから出て身支度を始めた。
『(もし、本当に思ってたとしたら…あれが本心だとしたら…)』
「あれ?なんだ。ブルーテトラちゃんもう起きてたんだ」
『……ジェイド先輩…フロイド先輩…』
「おはようございます。顔色が優れませんが悪い夢でも見ましたか?」
『おはようございます…大丈夫です。朝弱くて』
準備が終わり夢のことを考えていると、人数の関係で別室で寝ていた双子が入ってきた。
ジェイドはフロイドの見送りついでに、一緒にフロイドと同じ朝食担当の[#da=1#]が起きているか確認しに来たそうだ。
『朝食準備ですよね。行きましょうか』
「えぇ。フロイドの気分が変わらないよう、サポートよろしくお願いします」
『はい。ちゃんと見張っておきます』
「なんかそれ、オレが稚魚みたいじゃん。なんでペットに見張られんの?気分下がる」
『先輩の気分を害するようなトラブルが起きないか周りを見張るっていう意味ですよ。…もしかしたら周り気にしすぎて先輩のつまみ食いまでは見てられないかもしれないなぁ』
「ふふ、一口だけですよ。フロイド」
「…あは。はぁい」
[#da=1#]は朝食準備というよりフロイドの気分が変わらないか見張る係だ。
フロイドが不機嫌になったり飽きてしまえば、朝食が台無しになってしまうので意外と重要だったりする。いつものキッチンでいつものメンバーと調理をするわけではないので、そうそう飽きがくることはないだろうが念のためだった。
「では2人ともいってらっしゃい。"ジャミルさんお助け隊作戦"、頑張りましょうね」
「『おー!』」