第1章 出逢い
貴方の名は?
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過去を生きる武将達が私の邸にトリップをした次の日の朝。私はベッドから起き上がり体を伸ばす。
邸の中から微かに自分以外の血の匂いがし、そういえば昨日あんな事があったな、と思い出した。佐助に襲われ、例のお願いをした後政宗達が駆けつけ、裸だった私にすぐ様タオルを巻き付けてくれたのは小十郎さんだった。政宗は幸村と共に赤面して鼻を押さえていた。
佐助は幸村にガッツリと怒られ、小さな子供のように拗ねた顔で「エマちゃん、ごめんね…。もう…こんな事しないし、完全にとはいかないけど信用もする。明日からまた宜しく」ときちんと謝ってくれた。
少しは信用してくれた事が嬉しくて、今日の朝ごはんは少し豪勢にしようと決めた。いつもはシリアルとかだけどたまにはいいよね。
杖を腰にさすと部屋を出て顔を洗い、セブルスに作ってもらった吸血衝動を抑える薬を飲み干す。あまりの苦味に吐きそうになるのを押さえて、チョコレートを食べた。甘いチョコのおかげでいくらか苦味が緩和できた。
厨房にはいるとまず卵等の材料、用意した。
「うーん、日本人だから白米がいいんだろうけど、今はないからなぁ。パンで我慢してもらおう」
私は魔法でスクランブルエッグを作りながらパンを温め、スープを作る等と器用なことをして見せた。
何百年も生きれば慣れるよねぇ。自分の成長に少し感動して笑みをこぼした。スクランブルエッグをお皿に盛り付けた時に佐助と小十郎さんが厨房へと来た。殆ど完成している朝食に申し訳なさそうに謝る2人に「気にしないで!」と笑って返す。
最後の盛り付けと大広間まで運ぶのを手伝ってもらい、幸村達を起こしに行った小十郎さん達を見送ったその時だった…。
ガシャンッ!ドシャッ!
と何かが落ちるような大きな音がした。
何の音かの驚いた時昨日佐助達からした臭いがした。
そんな、まさか…、そんなことあるはずないよね!?
私は杖を片手に、音がした広いエントランスへと向かった。
∇∇∇
「嘘…、また…?」
そこに居たのは政宗達と同じ臭いをさせていて、重そうな鎧に武器を持つ明らかに現代の人ではなかった。
赤い鎧を着けている包帯を巻いた男を庇うように前髪特徴的な細長い男がいて、上半身裸の真っ白な髪を逆立てている男の上には小柄な切れ長の目を持つ男が座っていた。
「ヒヒッ、またこれは奇々怪々なことよ…」
「此処は何処だ!?秀吉様は!?半兵衛様は!?」
「おい…毛利よォ…。テメェの誰の上に座ってやがんだ!降りやがれ!!」
「ふんっ、騒がしい小鬼よ。我の椅子になれたことを光栄に思うが良い」
「また…4人……か」
私を睨みつけるだいぶキャラの濃い4人を見て、私は溜め息をついた。
∇∇∇
「真田ァ!ひっさしぶりだな!!それに伊達も!」
「長曾我部殿もこちらに来られたのだな!!」
「Hey!!俺はついでかよ!」
「うわぁ、何この大集合…。俺様見てらんない」
「猿飛…現実をみろ」
あの後私が襲われる前に幸村達4人が駆けつけてくれ、大雑把だが事情を話してくれた。納得いかないような顔をするが私の邸を見て、渋々だが武器は降ろされた。
4人の中で唯一自己紹介をしてくれた長曾我部元親さんは人懐っこい笑みを浮かべて「よろしくな!」と言ってくれた。は、何天使かよ。
後の3人…前髪さんと包帯さんは未だに警戒をしており、切れ長の目のおかしな兜を被っている人に至っては顔を上げようともしない。なんでだ??
「…えっと、それじゃあ…まず、私も自己紹介しますね。エマ・ヴェルライトと言います。日本と外国の混血です」
「混血…、まさか誠にいるとはなァ。賢人に聞いた事はあったが…。ヒヒッ、主は大層珍しい女子なのだな。まぁ、よい、ヨイ。我は大谷吉継、先程まで兵法を読んでいたらいつの間にかアソコにいた」
「…チッ。刑部!!この様な戯言信じるのか!!?過去から先の世に飛ぶなどないに決まっている!!」
「ヤレ、三成よ落ち着け。その様なこと言っても主も気づいてるのであろ?ここが太閤の治める世ではないことなど。主は大変賢い子故、今何をすればよいか分かるはずよ。この女子に媚びを売れば、真田達のようにここに置いてもらえ、衣食住を与えてもらえる。行く宛のない我等には選択肢が1つしかない」
「ぐ、ぐぬぬッ……!…石田三成、だ。先迄、鍛錬をしていた所…いつの間にか彼処に落ちた。貴様、私を拾え。そして、秀吉様の元へ帰れるよう手伝え」
大谷さんがそう捲し立てると石田さんは心底納得いかないという顔をしながら上から目線で私にそう言ってきた。
…手伝うのはいいけど、私一応年上なんだけどなぁ。あんなお願いの仕方あるー?ふざけんなよ。糞ガキ。
ニコニコと笑顔を貼り付けながら、「よろしくお願いします」と私は少し頭を下げた。これぞ大人の対応。
後は、あの人だけだな…と私は自分から兜の人に話しかけに言った。
「あの、お名前聞いてもいいですか…?」
「…ッ…な」
「え?なんて…?」
何かを言ったが、全然聞き取れなくつい聞き返してしまった。
「そそ、その、美しい顔を我に近づけるな!!死んでしまうではないか!!」
「…は?」
「もも、毛利…?」
突然、死んでしまうと言い出した男は毛利さんと言うらしい。私はあの発言につい真顔になってしまった。長曾我部さんの反応を見る限りこの人絶対こういうキャラじゃないよね?どうしちゃったの?
とりあえず、自己紹介してくれないかとお願いをしてみよう。
「えっと、お名前聞いても?」
「わ、我は…日輪の申し子の毛利元就、だ…」
「へぇ!ソウナンデスネ!」
ついカタコトで返事をしたのは許して欲しい。日輪の申し子とはなんぞ。
それと私のことをそんな恍惚な表情でみるのやめて。なんか、やばいから、皆引いてるから!!!
「くッ…、この様な事は計算してないぞ…!我の運命の女子がいるなど……、はっ!こ、これが愛…!?」
「長曾我部さん、この人大丈夫?」
「…こ、これは毛利じゃねぇ…、気の所為だ」
「姫若子!誰が我が愛妻と話して良いと許可をした!!」
「は、はぁ!?おいおいおい…毛利テメェ、ンなこと言うような男じゃなかったろうが!」
「ふんっ、貴様には分かるまい。これが愛ぞ」
ドヤ顔をしながら長曾我部さんにそう強く言う、毛利さんの言葉に反応をしてしまった。
”愛”、この人が私にむけているのは愛?これが?こんなのが?愛はもっと深くて甘くて苦くて苦しくて…。
私はつい冷たい視線を毛利さんに向けてしまった。その視線に気づいた毛利さんは嬉しそうに顔を上げた。
この人可愛いな…。クスリと笑いながら、「毛利さん、よろしくお願いします」と言うと「ぐっ、我の妻はこんなにも愛い…」などと言った。
そんな毛利さんに引いてる時だった。ぐるるるる、と獣の鳴き声のような幸村のお腹がなった。
ああ、そういえば、朝食がまだだったなぁ。一応保温魔法をかけたから大丈夫だけど、人数も増えたし少し作らなきゃなぁ。
「か、忝ない…」
「ううん、朝ごはんまだだもんね。一応大広間に準備してるから皆をそこに案内してもらっていい?皆さんも食べますよね?」
私は新しくきた武将達に視線やる。
毛利さんは目で「食べるに決まっている!」と語り強く頷いていた。長曾我部さんは「先の世の飯なんざ初めてだ!楽しみだぜ!」と笑ってくれたが、石田さんは頷いてはくれなかった。
「何故よく知りもしない女の料理など…」
「石田ァ!黙って聞いてりゃ、言いたい事ばっかいいやがって!少しはエマに感謝にしやがれ!!Got it!?」
「…貴様は誰だ?」
「I'll kill you!!!!」
「政宗様…!落ち着いてください!」
「三成、先の世の飯を食らいそれを賢人に教えてやるのはどうだ?珍しいモノが好きな賢人は大層喜ぶであろうなァ」
「飯を寄越せ!!!」
「イシダコロス!!!!」
「政宗様!!!!!」
仲が良さそうで良かった、等と私は解釈をして、とりあえず厨房に行かなくちゃなと思い、近くにいた佐助に「残りの朝食作ってくるね」と声をかけると「俺様も手伝うよ」と何ともお優しい言葉を頂いたので遠慮なく甘えた。
「それじゃあ、私は佐助と厨房に行ってくるから。小十郎さん、後はよろしくね」
「ああ、分かった」
「佐助さん、私の腕に捕まって」
私が右手を差し出すとそこに乗せるように掌を置いた。それをギュッと握りしめ、ニッと笑う。佐助は疑問符を浮かべながら私を見る。
「真田の忍び如きが…我の妻に触れるなど…!!」
「え!?俺様が怒られるの!?」
「それより、佐助集中。はーい、行くよ。…吐かないでね?」
「え?エマちゃん、何しよッッッ…!!?」
次の瞬間そこには私と佐助の姿はなかった。
皆呆然とし、数秒後に叫び声をあげた。それは姿くらましで厨房へとやってきた、私と佐助の方まで聞こえてきた。いきなりの出来事に驚いてる、佐助に「昨日の仕返し」と笑った。
邸の中から微かに自分以外の血の匂いがし、そういえば昨日あんな事があったな、と思い出した。佐助に襲われ、例のお願いをした後政宗達が駆けつけ、裸だった私にすぐ様タオルを巻き付けてくれたのは小十郎さんだった。政宗は幸村と共に赤面して鼻を押さえていた。
佐助は幸村にガッツリと怒られ、小さな子供のように拗ねた顔で「エマちゃん、ごめんね…。もう…こんな事しないし、完全にとはいかないけど信用もする。明日からまた宜しく」ときちんと謝ってくれた。
少しは信用してくれた事が嬉しくて、今日の朝ごはんは少し豪勢にしようと決めた。いつもはシリアルとかだけどたまにはいいよね。
杖を腰にさすと部屋を出て顔を洗い、セブルスに作ってもらった吸血衝動を抑える薬を飲み干す。あまりの苦味に吐きそうになるのを押さえて、チョコレートを食べた。甘いチョコのおかげでいくらか苦味が緩和できた。
厨房にはいるとまず卵等の材料、用意した。
「うーん、日本人だから白米がいいんだろうけど、今はないからなぁ。パンで我慢してもらおう」
私は魔法でスクランブルエッグを作りながらパンを温め、スープを作る等と器用なことをして見せた。
何百年も生きれば慣れるよねぇ。自分の成長に少し感動して笑みをこぼした。スクランブルエッグをお皿に盛り付けた時に佐助と小十郎さんが厨房へと来た。殆ど完成している朝食に申し訳なさそうに謝る2人に「気にしないで!」と笑って返す。
最後の盛り付けと大広間まで運ぶのを手伝ってもらい、幸村達を起こしに行った小十郎さん達を見送ったその時だった…。
ガシャンッ!ドシャッ!
と何かが落ちるような大きな音がした。
何の音かの驚いた時昨日佐助達からした臭いがした。
そんな、まさか…、そんなことあるはずないよね!?
私は杖を片手に、音がした広いエントランスへと向かった。
∇∇∇
「嘘…、また…?」
そこに居たのは政宗達と同じ臭いをさせていて、重そうな鎧に武器を持つ明らかに現代の人ではなかった。
赤い鎧を着けている包帯を巻いた男を庇うように前髪特徴的な細長い男がいて、上半身裸の真っ白な髪を逆立てている男の上には小柄な切れ長の目を持つ男が座っていた。
「ヒヒッ、またこれは奇々怪々なことよ…」
「此処は何処だ!?秀吉様は!?半兵衛様は!?」
「おい…毛利よォ…。テメェの誰の上に座ってやがんだ!降りやがれ!!」
「ふんっ、騒がしい小鬼よ。我の椅子になれたことを光栄に思うが良い」
「また…4人……か」
私を睨みつけるだいぶキャラの濃い4人を見て、私は溜め息をついた。
∇∇∇
「真田ァ!ひっさしぶりだな!!それに伊達も!」
「長曾我部殿もこちらに来られたのだな!!」
「Hey!!俺はついでかよ!」
「うわぁ、何この大集合…。俺様見てらんない」
「猿飛…現実をみろ」
あの後私が襲われる前に幸村達4人が駆けつけてくれ、大雑把だが事情を話してくれた。納得いかないような顔をするが私の邸を見て、渋々だが武器は降ろされた。
4人の中で唯一自己紹介をしてくれた長曾我部元親さんは人懐っこい笑みを浮かべて「よろしくな!」と言ってくれた。は、何天使かよ。
後の3人…前髪さんと包帯さんは未だに警戒をしており、切れ長の目のおかしな兜を被っている人に至っては顔を上げようともしない。なんでだ??
「…えっと、それじゃあ…まず、私も自己紹介しますね。エマ・ヴェルライトと言います。日本と外国の混血です」
「混血…、まさか誠にいるとはなァ。賢人に聞いた事はあったが…。ヒヒッ、主は大層珍しい女子なのだな。まぁ、よい、ヨイ。我は大谷吉継、先程まで兵法を読んでいたらいつの間にかアソコにいた」
「…チッ。刑部!!この様な戯言信じるのか!!?過去から先の世に飛ぶなどないに決まっている!!」
「ヤレ、三成よ落ち着け。その様なこと言っても主も気づいてるのであろ?ここが太閤の治める世ではないことなど。主は大変賢い子故、今何をすればよいか分かるはずよ。この女子に媚びを売れば、真田達のようにここに置いてもらえ、衣食住を与えてもらえる。行く宛のない我等には選択肢が1つしかない」
「ぐ、ぐぬぬッ……!…石田三成、だ。先迄、鍛錬をしていた所…いつの間にか彼処に落ちた。貴様、私を拾え。そして、秀吉様の元へ帰れるよう手伝え」
大谷さんがそう捲し立てると石田さんは心底納得いかないという顔をしながら上から目線で私にそう言ってきた。
…手伝うのはいいけど、私一応年上なんだけどなぁ。あんなお願いの仕方あるー?ふざけんなよ。糞ガキ。
ニコニコと笑顔を貼り付けながら、「よろしくお願いします」と私は少し頭を下げた。これぞ大人の対応。
後は、あの人だけだな…と私は自分から兜の人に話しかけに言った。
「あの、お名前聞いてもいいですか…?」
「…ッ…な」
「え?なんて…?」
何かを言ったが、全然聞き取れなくつい聞き返してしまった。
「そそ、その、美しい顔を我に近づけるな!!死んでしまうではないか!!」
「…は?」
「もも、毛利…?」
突然、死んでしまうと言い出した男は毛利さんと言うらしい。私はあの発言につい真顔になってしまった。長曾我部さんの反応を見る限りこの人絶対こういうキャラじゃないよね?どうしちゃったの?
とりあえず、自己紹介してくれないかとお願いをしてみよう。
「えっと、お名前聞いても?」
「わ、我は…日輪の申し子の毛利元就、だ…」
「へぇ!ソウナンデスネ!」
ついカタコトで返事をしたのは許して欲しい。日輪の申し子とはなんぞ。
それと私のことをそんな恍惚な表情でみるのやめて。なんか、やばいから、皆引いてるから!!!
「くッ…、この様な事は計算してないぞ…!我の運命の女子がいるなど……、はっ!こ、これが愛…!?」
「長曾我部さん、この人大丈夫?」
「…こ、これは毛利じゃねぇ…、気の所為だ」
「姫若子!誰が我が愛妻と話して良いと許可をした!!」
「は、はぁ!?おいおいおい…毛利テメェ、ンなこと言うような男じゃなかったろうが!」
「ふんっ、貴様には分かるまい。これが愛ぞ」
ドヤ顔をしながら長曾我部さんにそう強く言う、毛利さんの言葉に反応をしてしまった。
”愛”、この人が私にむけているのは愛?これが?こんなのが?愛はもっと深くて甘くて苦くて苦しくて…。
私はつい冷たい視線を毛利さんに向けてしまった。その視線に気づいた毛利さんは嬉しそうに顔を上げた。
この人可愛いな…。クスリと笑いながら、「毛利さん、よろしくお願いします」と言うと「ぐっ、我の妻はこんなにも愛い…」などと言った。
そんな毛利さんに引いてる時だった。ぐるるるる、と獣の鳴き声のような幸村のお腹がなった。
ああ、そういえば、朝食がまだだったなぁ。一応保温魔法をかけたから大丈夫だけど、人数も増えたし少し作らなきゃなぁ。
「か、忝ない…」
「ううん、朝ごはんまだだもんね。一応大広間に準備してるから皆をそこに案内してもらっていい?皆さんも食べますよね?」
私は新しくきた武将達に視線やる。
毛利さんは目で「食べるに決まっている!」と語り強く頷いていた。長曾我部さんは「先の世の飯なんざ初めてだ!楽しみだぜ!」と笑ってくれたが、石田さんは頷いてはくれなかった。
「何故よく知りもしない女の料理など…」
「石田ァ!黙って聞いてりゃ、言いたい事ばっかいいやがって!少しはエマに感謝にしやがれ!!Got it!?」
「…貴様は誰だ?」
「I'll kill you!!!!」
「政宗様…!落ち着いてください!」
「三成、先の世の飯を食らいそれを賢人に教えてやるのはどうだ?珍しいモノが好きな賢人は大層喜ぶであろうなァ」
「飯を寄越せ!!!」
「イシダコロス!!!!」
「政宗様!!!!!」
仲が良さそうで良かった、等と私は解釈をして、とりあえず厨房に行かなくちゃなと思い、近くにいた佐助に「残りの朝食作ってくるね」と声をかけると「俺様も手伝うよ」と何ともお優しい言葉を頂いたので遠慮なく甘えた。
「それじゃあ、私は佐助と厨房に行ってくるから。小十郎さん、後はよろしくね」
「ああ、分かった」
「佐助さん、私の腕に捕まって」
私が右手を差し出すとそこに乗せるように掌を置いた。それをギュッと握りしめ、ニッと笑う。佐助は疑問符を浮かべながら私を見る。
「真田の忍び如きが…我の妻に触れるなど…!!」
「え!?俺様が怒られるの!?」
「それより、佐助集中。はーい、行くよ。…吐かないでね?」
「え?エマちゃん、何しよッッッ…!!?」
次の瞬間そこには私と佐助の姿はなかった。
皆呆然とし、数秒後に叫び声をあげた。それは姿くらましで厨房へとやってきた、私と佐助の方まで聞こえてきた。いきなりの出来事に驚いてる、佐助に「昨日の仕返し」と笑った。
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