このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

1.石灯籠を灯しましょう

夢小説設定

この小説の夢小説設定
主人公の名前
主人公の苗字
審神者名

「それでどうでした?」

「もちろん審神者の素質はある。あるんだが…政府の上が言うには、引き継がせろだと。」

「引き継ぐって本丸を?」

「そう。でもただの本丸じゃない。黒本丸だ。」

「ワー…ブラックですかー…」

「そう。黒。真っ黒の本丸。」

敬語を抜いた亘は、ため息を吐きながら上から判断したのぞみの本丸を言えば思わずと言ったように遠目になり現実逃避するのぞみが視界に入りやはりため息を吐き出す。

「それは、1代目から?」

「いや、1代目は良い方だ。優しくて刀剣たちも笑っていたし良い人だよ。高齢だったから亡くなったけどな。」

「って、事は…」

「そう。2代目から最悪なんだ!!」

「ぁ、はい。」

優しげな表情を浮かべて1代目の話をする亘にのぞみは、納得するもまさかと思い続きを足せば亘は、強く怒ったような声を上げて言う。そんな亘に思わずといったようにのぞみは、返事をする。

「2代目から4代目は、政府の上のジジィどもの孫でよぉ。真名の縛りで操りは、当たり前で夜伽・暴力・刀の破壊・無理な遠征・出陣。お陰であそこは、かなりの人間不信だ。危険度MAXで5代目から怪我で逃げ出した人が止まない。
そんな黒本丸に継がせようって決断だぜ!!可笑しいだろ!嫌なら断ってしまえ!俺なら何とかなる!」

「やりますよ。」

「よし決まったな。すぐに上に…え?今なんて?」

「ですから、やります。」

「怪我するぞ!最悪の場合は、死だぞ!?分かってるのか?!」

「分かっています。でも断ってしまえば亘の仕事がなくなるでしょう?それに私には、悲しむ相手は居ません。なら審神者として仕事を尽くして殺されたいです。」

「なんで…」

のぞみの同意に一瞬 理解出来ずいたが何とか理解すると同時に立ち上がり声を上げて言う。そんな亘にのぞみは、表情を変える事なく真っ直ぐに見つめながら亘に言う。のぞみの言葉に怒りが無くなりポツリと呟きながら力なく座り込む。

「亘さん、心配ありがとうございます。でも私は本丸の皆さんを助けたいのです。善人と言われても構いません。それでも助けたいのです。」

「メリットなんか無いだろ…。」

「人や神様、動物に助けるメリットありますか?」

「…分かった。その本丸に任せる。怪我をしたらすぐに戻って来い。いいな?」

「分かりました。」

のぞみの変わらぬ強い意志に亘は、負けたように息を吐き出しながら言い代わりに真剣な表情を浮かべ条件を言えばのぞみは、思わずといったように笑みを浮かべて返事をする。

「とりあえず簡単な霊力の操作から結界、除霊、その他諸々を今教えるから覚えろよ?」

「ファ?!」

「ちなみにスパルタで行くからな。数時間で覚えろよ」

「ぎゃっ?!」

ニヤリと笑う亘の言葉にサァと血の気が引いた感じがし逃げようと考えたが内装を知っている亘と知らない自分じゃ逃げれないと一瞬で考え尽きのぞみは、亘のスパルタ教育を受ける羽目になったとさ。

END
4/4ページ
スキ