1.石灯籠を灯しましょう
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「お待たせ致しました。」
亘は、のぞみの目線に笑みを浮かべ言い対面するように反対側のソファーに腰掛ける。のぞみは、「いえ」と亘の言葉と先程の表情に戸惑うように言い姿勢を正す。
「楽にして下さい。こちらには、カメラとありませんし私とお二人きりですのでリラックスしていただけると嬉しいのですが。」
「す、すいません!つい…」
慌てたように謝り恥ずかしそうに俯くのぞみの様子に亘は、和んだのか優しげな笑みを浮かべて見つめていたが直ぐにハッとして自分の仕事を思い出し咳払いを一つして空気を変える。
「それで霊力検査の結果なのですが。」
「ぁ、はい!」
「実は、完璧に測定出来ませんでした。」
「は?」
のぞみは、亘の言葉に理解が出来ないのか思わずといったように声を出してしまい口を閉じる。
「そうなる気持ちも分かります。実は、のぞみ様の霊力測定機が壊れたとおっしゃいましたがコレは、事実でございます。まさか測定機が壊れるとは、前代未聞でした。それもそのハズです。
失礼ながらお荷物も検査させていただきました。のぞみ様が今 お付けになっているピアスですが、霊力を抑える力が働いていました。」
「は?え?ま、待ってください!このピアスは、誕生日プレゼントとして母と出かけた時にお店で買った物ですよ?!そんな力があるなんて!」
「落ち着いて下さい。まず検査前にピアスを外すと頭痛がするとのぞみ様は、仰っていましたね?」
「はい。誕生日プレゼントされる前は頭痛がひどく痛み止めを飲んでいましたが、このピアスがプレゼントされてからはピタリっと止みました。」
「のぞみ様の頭痛は、巨大な霊力によって起こされた症状だと検査結果が現れました。」
一枚の紙をのぞみと亘の間にある机に置き向きをのぞみが読めるように向ける。のぞみは、紙の内容に目を向けると2つのグラフがあり一つは、線が上の方で上下に動いており一つは初めから上に登り突き抜けていた。
「上のグラフが審神者様方の中で霊力が最も高い人物の霊力グラフです。そして下のグラフが先程 のぞみ様が測定したグラフです。この結果 基本線と最大線を抜いてのぞみの霊力が増大でした。こちらの最大線は、人が持てる最大の数値線となっております。
こちらの数値線を超えてしまうと体に影響が発生すると結果が出ています。のぞみ様は、その数値線を超えて居るので体の影響が頭痛へと来ているのかと結果が出ました。」
「そんな…。」
今まで苦しめられた物が霊力の影響だと知りのぞみは、声を漏らしてしまう。
「審神者は霊力が必要となります。のぞみ様のような霊力がある方がまだ良いかと。最悪の場合は、霊力がごく少量でも霊力増加の薬を服用し審神者を無理にさせる事もありますから。」
「無理に…。」
「ですから大丈夫です。自分を追い詰めないでください。」
「ありがとう…ございます。」
亘の言葉にホッと息を吐き出し力のない笑みを浮かべながら言い頭を下げる。そんなのぞみに亘は、ホッと安堵する。そしてこの後の説明に対して自分では何も出来ない事に内心 舌打ちをし苛立ちを隠せずにいた。
「それで…ですが。正直言って私はオススメしたくないのです。危険ですし大変ですし、しかし政府の上のジジ…ゴホンッ 失礼。政府の上の方々がのぞみ様の霊力の高さに選び抜かれた本丸の引き継ぎを。と言い出しまして私としましては、何言ってやがんだ?このジジィ共は。と仰りたかったのですが何ぶん言ってしまうと担当を外されてしまいますので言えず仕舞いで…本当に頭 噴いてるんじゃねぇ?アホだろ あのジジィども。」
「(怒りのあまり口調が変わって話が脱線し掛けてる…。)あの…」
「ゴホンッ 失礼いたしました。」
「ぁ、いえ。あの敬語抜きで構いませんよ?先程のご様子だとそちらが素…ですよね?」
「…ぁ〜…すまない。気を遣わせた。」
渋った様子だがすぐに変わった事に驚いたものの素を出してもらいホッとのぞみは、安堵する。
亘は、のぞみの目線に笑みを浮かべ言い対面するように反対側のソファーに腰掛ける。のぞみは、「いえ」と亘の言葉と先程の表情に戸惑うように言い姿勢を正す。
「楽にして下さい。こちらには、カメラとありませんし私とお二人きりですのでリラックスしていただけると嬉しいのですが。」
「す、すいません!つい…」
慌てたように謝り恥ずかしそうに俯くのぞみの様子に亘は、和んだのか優しげな笑みを浮かべて見つめていたが直ぐにハッとして自分の仕事を思い出し咳払いを一つして空気を変える。
「それで霊力検査の結果なのですが。」
「ぁ、はい!」
「実は、完璧に測定出来ませんでした。」
「は?」
のぞみは、亘の言葉に理解が出来ないのか思わずといったように声を出してしまい口を閉じる。
「そうなる気持ちも分かります。実は、のぞみ様の霊力測定機が壊れたとおっしゃいましたがコレは、事実でございます。まさか測定機が壊れるとは、前代未聞でした。それもそのハズです。
失礼ながらお荷物も検査させていただきました。のぞみ様が今 お付けになっているピアスですが、霊力を抑える力が働いていました。」
「は?え?ま、待ってください!このピアスは、誕生日プレゼントとして母と出かけた時にお店で買った物ですよ?!そんな力があるなんて!」
「落ち着いて下さい。まず検査前にピアスを外すと頭痛がするとのぞみ様は、仰っていましたね?」
「はい。誕生日プレゼントされる前は頭痛がひどく痛み止めを飲んでいましたが、このピアスがプレゼントされてからはピタリっと止みました。」
「のぞみ様の頭痛は、巨大な霊力によって起こされた症状だと検査結果が現れました。」
一枚の紙をのぞみと亘の間にある机に置き向きをのぞみが読めるように向ける。のぞみは、紙の内容に目を向けると2つのグラフがあり一つは、線が上の方で上下に動いており一つは初めから上に登り突き抜けていた。
「上のグラフが審神者様方の中で霊力が最も高い人物の霊力グラフです。そして下のグラフが先程 のぞみ様が測定したグラフです。この結果 基本線と最大線を抜いてのぞみの霊力が増大でした。こちらの最大線は、人が持てる最大の数値線となっております。
こちらの数値線を超えてしまうと体に影響が発生すると結果が出ています。のぞみ様は、その数値線を超えて居るので体の影響が頭痛へと来ているのかと結果が出ました。」
「そんな…。」
今まで苦しめられた物が霊力の影響だと知りのぞみは、声を漏らしてしまう。
「審神者は霊力が必要となります。のぞみ様のような霊力がある方がまだ良いかと。最悪の場合は、霊力がごく少量でも霊力増加の薬を服用し審神者を無理にさせる事もありますから。」
「無理に…。」
「ですから大丈夫です。自分を追い詰めないでください。」
「ありがとう…ございます。」
亘の言葉にホッと息を吐き出し力のない笑みを浮かべながら言い頭を下げる。そんなのぞみに亘は、ホッと安堵する。そしてこの後の説明に対して自分では何も出来ない事に内心 舌打ちをし苛立ちを隠せずにいた。
「それで…ですが。正直言って私はオススメしたくないのです。危険ですし大変ですし、しかし政府の上のジジ…ゴホンッ 失礼。政府の上の方々がのぞみ様の霊力の高さに選び抜かれた本丸の引き継ぎを。と言い出しまして私としましては、何言ってやがんだ?このジジィ共は。と仰りたかったのですが何ぶん言ってしまうと担当を外されてしまいますので言えず仕舞いで…本当に頭 噴いてるんじゃねぇ?アホだろ あのジジィども。」
「(怒りのあまり口調が変わって話が脱線し掛けてる…。)あの…」
「ゴホンッ 失礼いたしました。」
「ぁ、いえ。あの敬語抜きで構いませんよ?先程のご様子だとそちらが素…ですよね?」
「…ぁ〜…すまない。気を遣わせた。」
渋った様子だがすぐに変わった事に驚いたものの素を出してもらいホッとのぞみは、安堵する。