夢主のお相手はケンゴさん(とはいっても旅立ち編終盤から絡む)、ナナセさんの親友のコマンダーのお相手はジロウさんとなります(ジロウさん推しの方向け)
大き過ぎた解放の代償
夢主と塾の女性幹部の親友の名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私は…ツルギとヤイバを助けられず、ケンゴさんの辛さも倍増させてしまった…
何も出来なかった…
ただ…それが悔しい。
自分の無力さと…ロウガに2人を踏みつけられてしまった事に対する悔しさは募るばかりだ。
ゴライアスは……本質を見抜いただけでもケンゴさんとトキヒコさんを反逆者として理不尽に扱う許せない組織…!
目的のためならば、全てを平気で組織の餌食にするんだわ…!!
私もしばらく…ケンゴさんとトキヒコさんと一緒にツルギとヤイバに付き添っていた中、ケンゴさんからこんな言葉をかけられた。
ケンゴ「マイさん」
マイ「…はい」
ケンゴ「頼みたいことがある。引き受けてくれるか?」
頼みたいこと……頼まれごとは断るわけにはいかず、聞き受ける。
ケンゴ「…自分が招いた結果だというのは重々わかっている。こんな事を言うような権利はオレにはないが……、弟達の仇を打ってくれ」
続いて……トキヒコさんも頼んできた。
トキヒコ「ああ…オレからも頼むよ。キミの「救いたい」という想いは…2人にもオレ達にも伝わった。」
マイ「ツルギとヤイバの仇を…?
でも、ケンゴさんとトキヒコさんは…?」
そうだ…本当なら、ツルギとヤイバの仇はお兄さんであるケンゴさんが一番に打ちたいはず。
それは…トキヒコさんも同じ想いだ。だから明らかに私よりも悔しいのはケンゴさんだ。
けど、ケンゴさんは続けて言った。
ケンゴ「…オレは弟達から離れるわけにはいかない。
だからマイさん、頼めるか…?」
『マイ…謝ってばかりだな…』
『オレ達を助けようと……』
ツルギとヤイバの言葉が残り、やるせない想いはあったけど、募る悔しさをバネに変えるように頬を伝う雫を拭い、ケンゴさんの頼みを引き受ける事にした。
マイ「…はい、もちろんです。
ツルギとヤイバの事も平気で犠牲にする連中を…カスタムロボを悪用する卑劣な組織を…、私も許す事は出来ません!」
そして…再び顔を上げて決意を固めた。
戦う…!こんな事を終わらせるために!!
ツルギとヤイバの痛みも、ケンゴさんの悔しい気持ちも全て受け止めた。
マイ「ケンゴさん…その痛みも…ツルギとヤイバの傷も引き受けました。
必ずや、仇は打ち敗ります。任せて下さい!」
ケンゴ「ありがとう、マイさん」
頼みを受け、立ち上がって進もうとする。そして…ツルギとヤイバにも誓った。
マイ「見てて…ツルギ、ヤイバ。
あなた達の仇は討ち取るわ。必ず…!!
討ち取って…また帰って来るから!」
絶対にゴライアスを倒す…!
固く誓いを立て、私はロボ・リジェネレータ前をあとにして先へ進んだ。
その背中を…ケンゴさんは頼もしく思うような眼差しで見送ってくれたのだ。
一方、五重の塔の最上階では……ナナセさんが捕えられていた。
タクジ「ナナセさん!!」
ユリエ「ナナセさん!助けに来ましたよ!!」
メグミ「ナナセさん、聞こえますか!?私たちです!!」
ロウガ「今は眠っておる。いくら呼んでも無駄だ!」
ユリエちゃん達の呼びかけにも気づかないナナセさん……そんな中、遅れてだけど…私も最上階に到着した。
メグミ「マイちゃん!」
タクジ「マイ!」
ユリエ「よかった、来てくれたのね!」
マイ「待たせてごめんなさい。もう大丈夫…私もここから戦うわ!」
ユリエ「さっすがマイちゃん!頼もしい!」
そして向かい側を見た先には……ロウガに、ゴライアスを束ねるという長がいた。
マイ「ロウガ!!!!」
ロウガ「マイよ。お前のような小娘がよくぞここまで来たものだ。」
マイ「あなたって男は…!!どこまで人を踏みにじれば気が済むのよ!!」
これまでにないほどの激しい怒りをぶつけようとした途端にたどり着いたのは…
タクマ「ナナセ!!」
タクマさんだった…!タクマさんも敵を凌ぎ、ここまで到着して来たのだという。
ユリエ「タクマさん!」
タクジ「兄ちゃん!追いついて来たんだね!」
タクマ「ああ、敵が多くて、手間取っちまったぜ」
それでもなんとか振り切った。けど大変だったはず…!
それもそのはず…タクマさんはナナセさんを助けたいから。
タクマ「ナナセは…?」
ユリエ「眠ってるだけだって言ってるけど…」
タクマ「くっ…!」
そして…組織を束ねる長が声をかけた上で名乗ったのだ。
???「ふっふっふ…、タクマ君にマイ君、ユリエ君、タクジ君とメグミ君だったな。」
マイ「…!あなたは…?」
???「挨拶がまだなようじゃな。
はじめまして。ワシがゴライアス総統ロクドウだ。すまないが、座ったままで失礼するよ」
座ったまま…?禍々しいけれどどこか虚しくも感じる…
体調が悪いのかしら…
ユリエ「アナタ…、体が弱いの?」
ロクドウ「しばらく前に大病を患って、それ以来な。」
なんと…かなり前に大きな病気をしてから体が弱くなったけど…これでも昔は、パワフルなコマンダーだったのだという。
なんなの…?どこかに漂う虚しさは…?
タクマ「ふん、なら話は早いぜ。残るコマンダーはそこにいるロウガだけって事だな」
タクマさんが一歩踏み出そうとした瞬間…それを遮ったのもロウガ。
ロウガ「止まれ!こちらには人質がいるのだぞ。勝手に動けば、この女の命はないものと思え」
タクマ「くっ…貴様ら…!」
なんて狡猾なの…!ナナセさんをも人質にまでするなんて…最低極まりないわね。
それから…ロクドウがこんな事を切り出した。
ロクドウ「ふふふ、ではショータイムと行こうか。
タクマ君とマイ君、キミたち2人で対戦をしなさい。」
マイ「な、なんですって…!?」
タクジ「兄ちゃんと…!」
メグミ「マイちゃんが…!?」
しかも…用意されるホロセウムは、いつもとは違い、バトルでダメージを負うと、コマンダーにもダメージが行くのだという…
それって…私達の身にも直接影響するってことなの…?
しかも…ロクドウが言うには一戦、真剣勝負をしたらナナセさんを解放するとのこと。
そんな話…信じるはずがない…!
と、思ったけど……
タクマ「…仕方がない。まさかこんな形でお前と真剣勝負をする事になるとはな」
マイ「タクマさん……そうまでしてナナセさんを…」
タクマさんと…戦う事になるなんて…。
ユリエ「タクマさん…」
タクジ「タクマ兄ちゃん…本当に戦うんだ…」
メグミ「本気でマイちゃんと一騎討ちをして…ナナセさんを助け出すんですね…」
タクマ「ナナセの命には変えられん。一度戦ったところで、敵に隙が出来るかもしれん。そこにかける。」
畳みかける…という事…?
戦って、油断させて隙を作れば……私も渋々ではあるけど承諾した。
タクマ「…マイ、お前の上達ぶりは、このオレから見ても驚くほどだ。
今や、実力的にはオレとそう変わらないだろう」
マイ「タクマさん……」
塾でお世話になった事を無碍にはしない…。ナナセさんを助けたいというのは、私もタクマさんと同じ想いなのだから。
タクマ「本気でやらせてもらうぜ。
覚悟はいいな、マイよ?」
そして…私もこの申し入れにも承諾し…
マイ「…お願いします!」
タクマ「マイよ、勝負だ!」
そして…私達は一騎討ちをする。
こんな形で…タクマさんと同じホロセウムに立つだなんて…
タクマさんは愛機のウィルソンに、私はピスケスにダイブをした。
このホロセウムに立つタクマさんは特に強い…!
何故…塾での恩師と戦わなきゃならないの…!?
圧倒されそうだけど…負けない!
ナナセさんを…助けなきゃ!!
そして…なんとか…タクマさんとの一騎討ちを制した。
タクマ「ぐっ…、マイ、見事だ…
ここまで腕を上げてるとはな…」
そう言うと…タクマさんはその場で倒れてしまった。
マイ、メグミ、ユリエ「タクマさん!!」
タクジ「兄ちゃん!!」
すぐにタクマさんのところへ駆けつけた。ああ…どうしよう…私がやったんだわ…!
マイ「タクマさん……すみません…!」
タクジ「兄ちゃん!!しっかりして!!兄ちゃん!!タクマ兄ちゃん!!!」
タクジも当然ながら錯乱状態に陥ってしまった。
そして…その様子を鼻高く見ていたロウガの顔は、まるで天狗そのものだった。
ロウガ「ほほう、マイの方が勝ったか。これは予想外だったな。」
マイ「なん…ですっ…て…!?」
ロウガ「いずれにしても、もうまともに戦えるのは…マイ、お前だけだ。
あとはオレが始末してやる。さあ…そこに立て!」
そして…タクマさんと、メグミちゃんとユリエちゃん、タクジは…
メグミ「マイちゃん…お願い。」
ユリエ「もうマイちゃんだけが頼りよ」
タクジ「頼む…!マイ…、兄ちゃんを戦いの捨て駒にした奴を倒してくれ…!」
タクマ「…行け、マイ…!ナナセを…」
私に…全てを託した。
マイ「…はい。
…メグミちゃんとユリエちゃんとタクジはタクマさんをお願い。」
私は託された想いを受け、立ち上がった。
そしてまた私も、タクマさんの事をメグミちゃんとユリエちゃん、タクジに託した。
『弟達の仇を打ってくれ』
ケンゴさんから託された願いもちゃんとある。
立ち上がり、ホロセウムへ向かい、ロウガへの憤慨を今、ここでぶつける…!!
ロウガ「覚悟はいいな?」
マイ「覚悟ならあるわよ。これ以上、大切な人達を傷つけさせてたまるものですか。」
ロウガ「マイよ、勝負だ!!」
マイ「ロウガ!!!!!私はお前を倒す!!!!!お前を打ち敗ってみせるわ!!!!!」
そうよ…!!ケンゴさんのため…ツルギとヤイバのため…トキヒコさんやタクマさん達のため…
こんな奴に負けるわけにはいかないわ!
ロウガとの勝負を受け、ダイブをしたのだ…!
何も出来なかった…
ただ…それが悔しい。
自分の無力さと…ロウガに2人を踏みつけられてしまった事に対する悔しさは募るばかりだ。
ゴライアスは……本質を見抜いただけでもケンゴさんとトキヒコさんを反逆者として理不尽に扱う許せない組織…!
目的のためならば、全てを平気で組織の餌食にするんだわ…!!
私もしばらく…ケンゴさんとトキヒコさんと一緒にツルギとヤイバに付き添っていた中、ケンゴさんからこんな言葉をかけられた。
ケンゴ「マイさん」
マイ「…はい」
ケンゴ「頼みたいことがある。引き受けてくれるか?」
頼みたいこと……頼まれごとは断るわけにはいかず、聞き受ける。
ケンゴ「…自分が招いた結果だというのは重々わかっている。こんな事を言うような権利はオレにはないが……、弟達の仇を打ってくれ」
続いて……トキヒコさんも頼んできた。
トキヒコ「ああ…オレからも頼むよ。キミの「救いたい」という想いは…2人にもオレ達にも伝わった。」
マイ「ツルギとヤイバの仇を…?
でも、ケンゴさんとトキヒコさんは…?」
そうだ…本当なら、ツルギとヤイバの仇はお兄さんであるケンゴさんが一番に打ちたいはず。
それは…トキヒコさんも同じ想いだ。だから明らかに私よりも悔しいのはケンゴさんだ。
けど、ケンゴさんは続けて言った。
ケンゴ「…オレは弟達から離れるわけにはいかない。
だからマイさん、頼めるか…?」
『マイ…謝ってばかりだな…』
『オレ達を助けようと……』
ツルギとヤイバの言葉が残り、やるせない想いはあったけど、募る悔しさをバネに変えるように頬を伝う雫を拭い、ケンゴさんの頼みを引き受ける事にした。
マイ「…はい、もちろんです。
ツルギとヤイバの事も平気で犠牲にする連中を…カスタムロボを悪用する卑劣な組織を…、私も許す事は出来ません!」
そして…再び顔を上げて決意を固めた。
戦う…!こんな事を終わらせるために!!
ツルギとヤイバの痛みも、ケンゴさんの悔しい気持ちも全て受け止めた。
マイ「ケンゴさん…その痛みも…ツルギとヤイバの傷も引き受けました。
必ずや、仇は打ち敗ります。任せて下さい!」
ケンゴ「ありがとう、マイさん」
頼みを受け、立ち上がって進もうとする。そして…ツルギとヤイバにも誓った。
マイ「見てて…ツルギ、ヤイバ。
あなた達の仇は討ち取るわ。必ず…!!
討ち取って…また帰って来るから!」
絶対にゴライアスを倒す…!
固く誓いを立て、私はロボ・リジェネレータ前をあとにして先へ進んだ。
その背中を…ケンゴさんは頼もしく思うような眼差しで見送ってくれたのだ。
一方、五重の塔の最上階では……ナナセさんが捕えられていた。
タクジ「ナナセさん!!」
ユリエ「ナナセさん!助けに来ましたよ!!」
メグミ「ナナセさん、聞こえますか!?私たちです!!」
ロウガ「今は眠っておる。いくら呼んでも無駄だ!」
ユリエちゃん達の呼びかけにも気づかないナナセさん……そんな中、遅れてだけど…私も最上階に到着した。
メグミ「マイちゃん!」
タクジ「マイ!」
ユリエ「よかった、来てくれたのね!」
マイ「待たせてごめんなさい。もう大丈夫…私もここから戦うわ!」
ユリエ「さっすがマイちゃん!頼もしい!」
そして向かい側を見た先には……ロウガに、ゴライアスを束ねるという長がいた。
マイ「ロウガ!!!!」
ロウガ「マイよ。お前のような小娘がよくぞここまで来たものだ。」
マイ「あなたって男は…!!どこまで人を踏みにじれば気が済むのよ!!」
これまでにないほどの激しい怒りをぶつけようとした途端にたどり着いたのは…
タクマ「ナナセ!!」
タクマさんだった…!タクマさんも敵を凌ぎ、ここまで到着して来たのだという。
ユリエ「タクマさん!」
タクジ「兄ちゃん!追いついて来たんだね!」
タクマ「ああ、敵が多くて、手間取っちまったぜ」
それでもなんとか振り切った。けど大変だったはず…!
それもそのはず…タクマさんはナナセさんを助けたいから。
タクマ「ナナセは…?」
ユリエ「眠ってるだけだって言ってるけど…」
タクマ「くっ…!」
そして…組織を束ねる長が声をかけた上で名乗ったのだ。
???「ふっふっふ…、タクマ君にマイ君、ユリエ君、タクジ君とメグミ君だったな。」
マイ「…!あなたは…?」
???「挨拶がまだなようじゃな。
はじめまして。ワシがゴライアス総統ロクドウだ。すまないが、座ったままで失礼するよ」
座ったまま…?禍々しいけれどどこか虚しくも感じる…
体調が悪いのかしら…
ユリエ「アナタ…、体が弱いの?」
ロクドウ「しばらく前に大病を患って、それ以来な。」
なんと…かなり前に大きな病気をしてから体が弱くなったけど…これでも昔は、パワフルなコマンダーだったのだという。
なんなの…?どこかに漂う虚しさは…?
タクマ「ふん、なら話は早いぜ。残るコマンダーはそこにいるロウガだけって事だな」
タクマさんが一歩踏み出そうとした瞬間…それを遮ったのもロウガ。
ロウガ「止まれ!こちらには人質がいるのだぞ。勝手に動けば、この女の命はないものと思え」
タクマ「くっ…貴様ら…!」
なんて狡猾なの…!ナナセさんをも人質にまでするなんて…最低極まりないわね。
それから…ロクドウがこんな事を切り出した。
ロクドウ「ふふふ、ではショータイムと行こうか。
タクマ君とマイ君、キミたち2人で対戦をしなさい。」
マイ「な、なんですって…!?」
タクジ「兄ちゃんと…!」
メグミ「マイちゃんが…!?」
しかも…用意されるホロセウムは、いつもとは違い、バトルでダメージを負うと、コマンダーにもダメージが行くのだという…
それって…私達の身にも直接影響するってことなの…?
しかも…ロクドウが言うには一戦、真剣勝負をしたらナナセさんを解放するとのこと。
そんな話…信じるはずがない…!
と、思ったけど……
タクマ「…仕方がない。まさかこんな形でお前と真剣勝負をする事になるとはな」
マイ「タクマさん……そうまでしてナナセさんを…」
タクマさんと…戦う事になるなんて…。
ユリエ「タクマさん…」
タクジ「タクマ兄ちゃん…本当に戦うんだ…」
メグミ「本気でマイちゃんと一騎討ちをして…ナナセさんを助け出すんですね…」
タクマ「ナナセの命には変えられん。一度戦ったところで、敵に隙が出来るかもしれん。そこにかける。」
畳みかける…という事…?
戦って、油断させて隙を作れば……私も渋々ではあるけど承諾した。
タクマ「…マイ、お前の上達ぶりは、このオレから見ても驚くほどだ。
今や、実力的にはオレとそう変わらないだろう」
マイ「タクマさん……」
塾でお世話になった事を無碍にはしない…。ナナセさんを助けたいというのは、私もタクマさんと同じ想いなのだから。
タクマ「本気でやらせてもらうぜ。
覚悟はいいな、マイよ?」
そして…私もこの申し入れにも承諾し…
マイ「…お願いします!」
タクマ「マイよ、勝負だ!」
そして…私達は一騎討ちをする。
こんな形で…タクマさんと同じホロセウムに立つだなんて…
タクマさんは愛機のウィルソンに、私はピスケスにダイブをした。
このホロセウムに立つタクマさんは特に強い…!
何故…塾での恩師と戦わなきゃならないの…!?
圧倒されそうだけど…負けない!
ナナセさんを…助けなきゃ!!
そして…なんとか…タクマさんとの一騎討ちを制した。
タクマ「ぐっ…、マイ、見事だ…
ここまで腕を上げてるとはな…」
そう言うと…タクマさんはその場で倒れてしまった。
マイ、メグミ、ユリエ「タクマさん!!」
タクジ「兄ちゃん!!」
すぐにタクマさんのところへ駆けつけた。ああ…どうしよう…私がやったんだわ…!
マイ「タクマさん……すみません…!」
タクジ「兄ちゃん!!しっかりして!!兄ちゃん!!タクマ兄ちゃん!!!」
タクジも当然ながら錯乱状態に陥ってしまった。
そして…その様子を鼻高く見ていたロウガの顔は、まるで天狗そのものだった。
ロウガ「ほほう、マイの方が勝ったか。これは予想外だったな。」
マイ「なん…ですっ…て…!?」
ロウガ「いずれにしても、もうまともに戦えるのは…マイ、お前だけだ。
あとはオレが始末してやる。さあ…そこに立て!」
そして…タクマさんと、メグミちゃんとユリエちゃん、タクジは…
メグミ「マイちゃん…お願い。」
ユリエ「もうマイちゃんだけが頼りよ」
タクジ「頼む…!マイ…、兄ちゃんを戦いの捨て駒にした奴を倒してくれ…!」
タクマ「…行け、マイ…!ナナセを…」
私に…全てを託した。
マイ「…はい。
…メグミちゃんとユリエちゃんとタクジはタクマさんをお願い。」
私は託された想いを受け、立ち上がった。
そしてまた私も、タクマさんの事をメグミちゃんとユリエちゃん、タクジに託した。
『弟達の仇を打ってくれ』
ケンゴさんから託された願いもちゃんとある。
立ち上がり、ホロセウムへ向かい、ロウガへの憤慨を今、ここでぶつける…!!
ロウガ「覚悟はいいな?」
マイ「覚悟ならあるわよ。これ以上、大切な人達を傷つけさせてたまるものですか。」
ロウガ「マイよ、勝負だ!!」
マイ「ロウガ!!!!!私はお前を倒す!!!!!お前を打ち敗ってみせるわ!!!!!」
そうよ…!!ケンゴさんのため…ツルギとヤイバのため…トキヒコさんやタクマさん達のため…
こんな奴に負けるわけにはいかないわ!
ロウガとの勝負を受け、ダイブをしたのだ…!