夢主のお相手はケンゴさん(とはいっても旅立ち編終盤から絡む)、ナナセさんの親友のコマンダーのお相手はジロウさんとなります(ジロウさん推しの方向け)
大き過ぎた解放の代償
夢主と塾の女性幹部の親友の名前設定
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話し合ってやめさせようとしたのに……ツルギとヤイバをいとも簡単に洗脳してしまったロウガ。
こんなヤツに…どうして対話という選択肢を踏み潰されなきゃならないの…!?
しかもこれを……安全な方法での強化とまで言い出したけど
こんな事のどこが安全だっていうのよ…!!?
ジロウさんだってあんなに辛そうだったのよ…!?
反動を受けていたというのになんでそんな事も躊躇わないわけなの…?!
本当に…本当に最低なヤツね…!!
ツルギ、ヤイバ「…オレ達と勝負しろ」
マイ「…!!」
先ほどとは明らかに違う表情で勝負を申し込むツルギとヤイバ。
なんとしてでも、2人をゴライアスから連れ戻す!!
そして…みんなで一緒に帰るのよ!
この申し込みに対して私は意を決し、受け入れることにしたのだ。
マイ「ツルギ、ヤイバ!あなた達は必ず助けるわ!!」
なんとしてでも…助けなきゃ!
ツルギとヤイバを、一刻も早く助けるのよ!!
ダイブをして戦った。
全部…装備は違法パーツだった。
ボムとポッドをお互い動きを読みながらばら撒いていくけれど、やっぱりこんなに強いなんて…!
マイ「ツルギいいいいぃ!!!ヤイバああああぁ!!!」
だけど…諦めない!
助けるために戦うの!お父さんとの約束を果たすため…!
そして…2人を心配するケンゴさんのため!!
けど…戦っているうちに、私の目からは何か冷たいものが溢れ、頬を伝ったのだ。
それにいち早く気づいたのがユリエちゃんだった。
ユリエ「…?
マイちゃん…、泣いてる…?」
タクジ「…?」
どうしてなの…?戦っている時に涙が出てきた…
なんで…どうしてツルギとヤイバを助けなきゃいけないのに……
メグミ「きっと…ゴライアスからツルギ君とヤイバ君を助け出すために…救い出すために戦ってるんだと思うの…」
タクジ「…マイ…」
そして…ユリエちゃんとメグミちゃんとタクジが見守る中、私は試合を制し、ツルギとヤイバを解放したものの……
2人はそのまま倒れてしまった。
マイ「ツルギ!!ヤイバ!!」
私は2人の前に駆けつけて、すぐに介抱した。
…けど……反応がない。
それに…苦しそう…。
救ってみせると言っておきながら……助けるどころか、追い込んだじゃない…!!
何が「必ず助ける」なのよ…私…!!
私の目から落ちる涙は止まらず…ポタ、ポタと音を立てては大粒に溢れていった。
マイ「う……くっ……ツルギ……ヤイバ……ごめん……!
ごめん…なさい……!うぅ…、うああああああああああ…!!!」
私は嗚咽を漏らし、泣いてしまった。
止まらぬ涙を溢したまま、謝ることしか出来ず…
そして何より、ケンゴさんの力にもなれておらず、お父さんとの約束も果たせなかった。
なんて無力なのかしら…私は…!!
マイ「助けるって言ったのに……!助けるって言ったのに……、ごめん…!!ごめんなさい…!!ごめんなさい……!!ツルギいいぃ…!!ヤイバああぁ…!!
あああああああああああ…!!!」
無力さ故のやるせなさに、泣き伏したのだ。
その様子を…涙を浮かべながら見つめるユリエちゃんとメグミちゃんに…メグミちゃんの肩を支えるタクジ…
そして、悪そうな笑みを浮かべるロウガは…こんな事を言い出した。
ロウガ「ふん、役に立たぬヤツらめ。ここまでか」
今…なんて言った…!?
人を踏みつけておきながら謝りもせず…それどころか血も涙もない言動だなんて…!!
ケンゴ「ツルギ!ヤイバ!」
ようやくたどり着いたケンゴさんだけれど…でも…私のせいでツルギとヤイバは傷ついて…
責められる…絶対責められる…!
彼らのお父さんとの約束すらも果たせなかった…!
そして…トキヒコさんも追いついた…
トキヒコ「くそっ…遅かったか…!」
マイ「ごめんなさい…!ツルギ…ヤイバ…!あなた達を助けられなくて…!私のせいで…私のせいで…!!」
何かを察したケンゴさんは…ロウガへ怒りをぶつけた。
明らかに…憎悪に満ちた声色だった。そして…トキヒコさんもそれは同じだった。
ケンゴ「…ロウガ…、貴様…そのマシンを使ってしまったのか…!?その未完成の危険なマシンを…!」
トキヒコ「しかも…最悪の場合コマンダーの命にも影響するんだぞ…!!それをわかってんのか!!てめぇは!!」
ロウガ「ケンゴにトキヒコか、一足遅かったようだな。良いデータを取らせてもらったぞ」
データ…!?私も段々と…ツルギとヤイバを助けられなかった悔しさも募り、更にロウガへの激しい怒りも沸々と増して来た。
ゴライアスは…目的のためならば全てを平気で踏みつけるんだわ…!
許せない……!
ロウガ「これからは優れたコマンダーを捕まえて、このマシンと組み合わせて使えば、強力なコマンダー部隊が生まれるな。お前らにしては、役に立ってくれたぞ。ふはははは…!」
こんな危険なマシンと組み合わせる…!?実験台ですって…!?なんて事を…!!!
マイ「…!!笑うな…!!人を物扱いして…踏み躙っておきながら…!!笑うなぁあああああ!!!!」
人を物扱いした挙句、誇り高く笑いをあげるロウガに怒り泣きをした。
これほど「許せない存在」が現れたのははじめてだ。
トキヒコ「おい!待て!!」
トキヒコさんが引き止めるも、ロウガは勝ち誇ったかのような表情で行ってしまった。
ケンゴ「ツルギ!ヤイバ!」
何より…本当に辛い…!何もできてないし、助けにもなれてないじゃない…!!
ツルギもヤイバも目を覚ましたけれど…本当に苦しそうだった……
私には…その場を見て…大粒の涙を溢しながら泣くしか出来ることがないなんて……!
ヤイバ「うぅ…、ケンゴ兄ちゃん」
ケンゴ「ヤイバ、大丈夫だぞ。安心しろ!」
ツルギ「オ、オレ達利用されていたんだね…。そんなこともわからずに…」
ケンゴ「ツルギ、もういい!喋るな!」
こうなったのも…全部…私のせいだ…!私がまともに2人を止められなかったから…対話もできなかったから…!
ヤイバ「オレ…昔、皆で誓ったように強くなりたくて…、兄ちゃんを越えたくて…」
ケンゴ「…もういい。兄ちゃんも悪かったんだ。
力にばかりこだわったオレがバカだったんだ…」
違う…!違う…!!ケンゴさんだって理不尽にも捕まってしまったのに…!
トキヒコさんも一緒に、理不尽な扱いを受けただけなのに……
同じように理不尽に扱われて辛いはずなのにトキヒコさんが…ケンゴさんに歩み寄った。
トキヒコ「ケンゴ、気をしっかり持ってくれ。お前はゴライアスから離れようって提案してくれただろう、だからオレもこの子達のそばにいてやるよ」
ツルギ「トキヒコ……さん……?」
ヤイバ「……アニキと……互角の……?」
トキヒコ「ああ。ツルギ君とヤイバ君だな。オレはキミ達の兄ちゃんの友達。大丈夫だ。ついてるからな」
ケンゴ「ありがとう、トキヒコ…」
そして私も…泣きながら謝罪。
でも、ケンゴさんはきっと私がツルギとヤイバを追い込んだって思うだろう。
マイ「ケンゴさん……ごめん、なさい……こんな事に…なって…
すみませんでした……これは私の責任です…私が追い詰めたも同然です…!2人を止められれば…もっと対話できれば…こんな事には…!」
ヤイバ「マイ……さっきから謝ってばかりだな…」
ツルギ「こんなに大泣きしているのは…オレ達を…助けようと……」
マイ「ツルギ……ヤイバ……」
ケンゴさんとツルギとヤイバと話せたのに…視界が潤う。
そんな時…ケンゴさんから声がかけられたけれど、思った事とは逆の言葉が返ってきた。
ケンゴさんとも話せてるのに…罪の意識が大きい。
ケンゴ「マイさんと言ったな。…2人を助けようとしてくれたのか。」
マイ「……でも…」
ケンゴ「…言わせてくれ。」
マイ「え……?」
ケンゴさんは…私を責めることなどしなかった。
そればかりか、傷ついた人に寄り添う表情を浮かべてくれた。
ケンゴ「ツルギとヤイバを助けるために戦ってくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。」
そんな……私は…何もしていないのに……
マイ「でも…私は…何も……」
ケンゴ「弟達のために…オレの分まで泣いてくれてありがとう。
キミがこうして泣いてくれただけで、オレはもう十分だ。」
マイ「ケンゴさん……」
私は何も出来ていない……
お父さんとの約束も果たせていなかった……
そんな自分のやるせなさにただただ溢れる悔し涙は止まることはなかった。
こんなヤツに…どうして対話という選択肢を踏み潰されなきゃならないの…!?
しかもこれを……安全な方法での強化とまで言い出したけど
こんな事のどこが安全だっていうのよ…!!?
ジロウさんだってあんなに辛そうだったのよ…!?
反動を受けていたというのになんでそんな事も躊躇わないわけなの…?!
本当に…本当に最低なヤツね…!!
ツルギ、ヤイバ「…オレ達と勝負しろ」
マイ「…!!」
先ほどとは明らかに違う表情で勝負を申し込むツルギとヤイバ。
なんとしてでも、2人をゴライアスから連れ戻す!!
そして…みんなで一緒に帰るのよ!
この申し込みに対して私は意を決し、受け入れることにしたのだ。
マイ「ツルギ、ヤイバ!あなた達は必ず助けるわ!!」
なんとしてでも…助けなきゃ!
ツルギとヤイバを、一刻も早く助けるのよ!!
ダイブをして戦った。
全部…装備は違法パーツだった。
ボムとポッドをお互い動きを読みながらばら撒いていくけれど、やっぱりこんなに強いなんて…!
マイ「ツルギいいいいぃ!!!ヤイバああああぁ!!!」
だけど…諦めない!
助けるために戦うの!お父さんとの約束を果たすため…!
そして…2人を心配するケンゴさんのため!!
けど…戦っているうちに、私の目からは何か冷たいものが溢れ、頬を伝ったのだ。
それにいち早く気づいたのがユリエちゃんだった。
ユリエ「…?
マイちゃん…、泣いてる…?」
タクジ「…?」
どうしてなの…?戦っている時に涙が出てきた…
なんで…どうしてツルギとヤイバを助けなきゃいけないのに……
メグミ「きっと…ゴライアスからツルギ君とヤイバ君を助け出すために…救い出すために戦ってるんだと思うの…」
タクジ「…マイ…」
そして…ユリエちゃんとメグミちゃんとタクジが見守る中、私は試合を制し、ツルギとヤイバを解放したものの……
2人はそのまま倒れてしまった。
マイ「ツルギ!!ヤイバ!!」
私は2人の前に駆けつけて、すぐに介抱した。
…けど……反応がない。
それに…苦しそう…。
救ってみせると言っておきながら……助けるどころか、追い込んだじゃない…!!
何が「必ず助ける」なのよ…私…!!
私の目から落ちる涙は止まらず…ポタ、ポタと音を立てては大粒に溢れていった。
マイ「う……くっ……ツルギ……ヤイバ……ごめん……!
ごめん…なさい……!うぅ…、うああああああああああ…!!!」
私は嗚咽を漏らし、泣いてしまった。
止まらぬ涙を溢したまま、謝ることしか出来ず…
そして何より、ケンゴさんの力にもなれておらず、お父さんとの約束も果たせなかった。
なんて無力なのかしら…私は…!!
マイ「助けるって言ったのに……!助けるって言ったのに……、ごめん…!!ごめんなさい…!!ごめんなさい……!!ツルギいいぃ…!!ヤイバああぁ…!!
あああああああああああ…!!!」
無力さ故のやるせなさに、泣き伏したのだ。
その様子を…涙を浮かべながら見つめるユリエちゃんとメグミちゃんに…メグミちゃんの肩を支えるタクジ…
そして、悪そうな笑みを浮かべるロウガは…こんな事を言い出した。
ロウガ「ふん、役に立たぬヤツらめ。ここまでか」
今…なんて言った…!?
人を踏みつけておきながら謝りもせず…それどころか血も涙もない言動だなんて…!!
ケンゴ「ツルギ!ヤイバ!」
ようやくたどり着いたケンゴさんだけれど…でも…私のせいでツルギとヤイバは傷ついて…
責められる…絶対責められる…!
彼らのお父さんとの約束すらも果たせなかった…!
そして…トキヒコさんも追いついた…
トキヒコ「くそっ…遅かったか…!」
マイ「ごめんなさい…!ツルギ…ヤイバ…!あなた達を助けられなくて…!私のせいで…私のせいで…!!」
何かを察したケンゴさんは…ロウガへ怒りをぶつけた。
明らかに…憎悪に満ちた声色だった。そして…トキヒコさんもそれは同じだった。
ケンゴ「…ロウガ…、貴様…そのマシンを使ってしまったのか…!?その未完成の危険なマシンを…!」
トキヒコ「しかも…最悪の場合コマンダーの命にも影響するんだぞ…!!それをわかってんのか!!てめぇは!!」
ロウガ「ケンゴにトキヒコか、一足遅かったようだな。良いデータを取らせてもらったぞ」
データ…!?私も段々と…ツルギとヤイバを助けられなかった悔しさも募り、更にロウガへの激しい怒りも沸々と増して来た。
ゴライアスは…目的のためならば全てを平気で踏みつけるんだわ…!
許せない……!
ロウガ「これからは優れたコマンダーを捕まえて、このマシンと組み合わせて使えば、強力なコマンダー部隊が生まれるな。お前らにしては、役に立ってくれたぞ。ふはははは…!」
こんな危険なマシンと組み合わせる…!?実験台ですって…!?なんて事を…!!!
マイ「…!!笑うな…!!人を物扱いして…踏み躙っておきながら…!!笑うなぁあああああ!!!!」
人を物扱いした挙句、誇り高く笑いをあげるロウガに怒り泣きをした。
これほど「許せない存在」が現れたのははじめてだ。
トキヒコ「おい!待て!!」
トキヒコさんが引き止めるも、ロウガは勝ち誇ったかのような表情で行ってしまった。
ケンゴ「ツルギ!ヤイバ!」
何より…本当に辛い…!何もできてないし、助けにもなれてないじゃない…!!
ツルギもヤイバも目を覚ましたけれど…本当に苦しそうだった……
私には…その場を見て…大粒の涙を溢しながら泣くしか出来ることがないなんて……!
ヤイバ「うぅ…、ケンゴ兄ちゃん」
ケンゴ「ヤイバ、大丈夫だぞ。安心しろ!」
ツルギ「オ、オレ達利用されていたんだね…。そんなこともわからずに…」
ケンゴ「ツルギ、もういい!喋るな!」
こうなったのも…全部…私のせいだ…!私がまともに2人を止められなかったから…対話もできなかったから…!
ヤイバ「オレ…昔、皆で誓ったように強くなりたくて…、兄ちゃんを越えたくて…」
ケンゴ「…もういい。兄ちゃんも悪かったんだ。
力にばかりこだわったオレがバカだったんだ…」
違う…!違う…!!ケンゴさんだって理不尽にも捕まってしまったのに…!
トキヒコさんも一緒に、理不尽な扱いを受けただけなのに……
同じように理不尽に扱われて辛いはずなのにトキヒコさんが…ケンゴさんに歩み寄った。
トキヒコ「ケンゴ、気をしっかり持ってくれ。お前はゴライアスから離れようって提案してくれただろう、だからオレもこの子達のそばにいてやるよ」
ツルギ「トキヒコ……さん……?」
ヤイバ「……アニキと……互角の……?」
トキヒコ「ああ。ツルギ君とヤイバ君だな。オレはキミ達の兄ちゃんの友達。大丈夫だ。ついてるからな」
ケンゴ「ありがとう、トキヒコ…」
そして私も…泣きながら謝罪。
でも、ケンゴさんはきっと私がツルギとヤイバを追い込んだって思うだろう。
マイ「ケンゴさん……ごめん、なさい……こんな事に…なって…
すみませんでした……これは私の責任です…私が追い詰めたも同然です…!2人を止められれば…もっと対話できれば…こんな事には…!」
ヤイバ「マイ……さっきから謝ってばかりだな…」
ツルギ「こんなに大泣きしているのは…オレ達を…助けようと……」
マイ「ツルギ……ヤイバ……」
ケンゴさんとツルギとヤイバと話せたのに…視界が潤う。
そんな時…ケンゴさんから声がかけられたけれど、思った事とは逆の言葉が返ってきた。
ケンゴさんとも話せてるのに…罪の意識が大きい。
ケンゴ「マイさんと言ったな。…2人を助けようとしてくれたのか。」
マイ「……でも…」
ケンゴ「…言わせてくれ。」
マイ「え……?」
ケンゴさんは…私を責めることなどしなかった。
そればかりか、傷ついた人に寄り添う表情を浮かべてくれた。
ケンゴ「ツルギとヤイバを助けるために戦ってくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。」
そんな……私は…何もしていないのに……
マイ「でも…私は…何も……」
ケンゴ「弟達のために…オレの分まで泣いてくれてありがとう。
キミがこうして泣いてくれただけで、オレはもう十分だ。」
マイ「ケンゴさん……」
私は何も出来ていない……
お父さんとの約束も果たせていなかった……
そんな自分のやるせなさにただただ溢れる悔し涙は止まることはなかった。