夢主のお相手はケンゴさん(とはいっても旅立ち編終盤から絡む)、ナナセさんの親友のコマンダーのお相手はジロウさんとなります(ジロウさん推しの方向け)
待ち受ける闇の塔へ
夢主と塾の女性幹部の親友の名前設定
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五重の塔へ足を運び、これまでの経験を糧に、五重の塔で待ち受けるゴライアスの戦士達を打ち敗る。
この五重の塔へ足を運んだのは……そう。
ジロウさんを見つけ出すため。そして……
ゴライアスへ入ってしまったツルギと話し合うため。
皆で一緒に帰るため…立ち止まるわけには、屈するわけにはいかないわ。
その意思を固め、力ずくでも通るつもりで五重の塔の上の階へと登り詰めた。
すると……
五重の塔のデッキの向かい側に立っていたのは…
ジロウさんだ!
マイ「ジロウさん…!!わかりますか!?」
ジロウさんを呼んだのだけど…様子がおかしかった。
ジロウ「オレと…戦え…」
マイ「…!まさか…!」
アヤメ「ジロウ!!」
ユリエ「ジロウさん!?」
追いついたのは…アヤメさんとユリエちゃん。
けど…ジロウさんは既に呪縛に侵された状態だった。
だけど戦わなくては、ずっとジロウさんはこのままだ。
ユリエ「こんな状態のジロウさんと…戦うなんて…」
躊躇はするけど…ジロウさんを助けなければきっと永遠にこのままよ…。
意を決してダイブしたけれど、呪縛されるとさらに強いなんて…!
ジロウさん、とてもお強かったけれど…こんなに強くなってるなんて…!
果敢に挑み、難なく制したけど…ジロウさんはそのまま倒れてしまった。
真っ先にジロウさんを介抱したが……意識はあったものの呪縛の反動の影響もあり、頭が重いようだ。
そして…アヤメさんが真っ先にジロウさんに寄り添う。
アヤメ「ジロウ!!」
ジロウ「アヤメ……大事に巻き込んだな」
アヤメ「ジロウ…、会えてよかったわ…!」
ジロウ「オレは良いから、先に行ってくれ…」
そういうジロウさんと反してアヤメさんは、離れることはなかった。
アヤメ「…大事な人を置いてワタシだけ進むなんて、できないわ。」
ジロウ「アヤメ…」
ジロウさんの手を握るアヤメさん。
それに応えるようにアヤメさんの手を包み返すジロウさん。
けど…そんなジロウさんとアヤメさんに謝るしかなかった。
マイ「ジロウさん…アヤメさん…すみませんでした…」
あんなにも取り乱すアヤメさんを見てしまってから、やるせない思いの方が強い。
それでもアヤメさんは責めるどころか労ってくれた。
アヤメ「マイちゃん…ジロウを助けてくれたのね。ありがとう。」
マイ「いえ…」
そして…ジロウさんを一緒に探したユリエちゃんにもお礼を言った上でこう言った。
アヤメ「ユリエちゃんも一緒にジロウを探してくれてありがとう。
……お願い、先に進んで欲しいの。」
でも…ナナセさんを助けたいという思いがあるはずでは…?
そう考えると、私は進もうにも進めないでいたのだ。
ユリエ「アヤメさんは…?」
アヤメ「ワタシはジロウとここに残るわ。だからお願いよ。マイちゃん、ユリエちゃん。先に行って…ナナセを助けて」
マイ「……わかりました。お気をつけて」
ユリエ「マイちゃん、行こう」
マイ「…うん」
こうして私たちは先に進んだ。
不安ではあるけれど、ナナセさんを助けるという想い、願いをアヤメさんは託してくれたんだと思うから。
託された思いを背負い、私たちは先へ進んだ…
そこで…待ち受けていたのはツルギと三人衆のロウガだ。
話し合わなきゃ…ツルギと…!
ロウガ「マイといったな。ここまで上がって来るとは見事だ。褒めてやろう」
マイ「ゴライアスの三人衆のロウガ…!あなたは一体、何を考えているの…!」
強張るあまり握り拳が震えて来るが、それでも堪える。ツルギを説得しなきゃ!
ツルギ「まさかお前がこれほどのコマンダーに成長するとはな。オレも予想外だったぜ」
マイ「ツルギ…、あなたと戦うために来たんじゃなくて、話すために来たの。
…お願いよ。もうこんな事はやめて」
ツルギ「…?」
マイ「お父さんもヤイバもお兄さんも、ツルギのことを心配しているわ。もちろん私も同じ思いよ。お願い…もうやめましょう。
じゃないと……あなたが苦しむだけよ。いつまでも辛いだけなのよ」
そうよ…。ツルギも一緒に帰るの。
ゴライアスから脱出させるわ。なんとしてでも…!
沈黙が数秒続いたけれど、それを遮ったのがロウガだった。
ロウガ「ふふふ、まあ待て。今、もう1人必要な役者が揃うだろう」
もう1人必要な役者…?どう言う事…!?
そこでたどり着いたのが…
メグミ「マイちゃん!」
タクジ「ユリエ!」
ヤイバ「ツルギ!!」
タクジとメグミちゃん、ヤイバだった。
ヤイバもツルギの事を心配していて、ずっと気にかけていたのだ。
どんなことがあっても、家族を思う気持ちは捨てないヤイバに、お兄さんのケンゴさんと、彼らのお父さんのためにも協力しなくてはと思った。
マイ「メグミちゃん!」
ユリエ「タクジ、ヤイバ!タクマさん達は?」
ヤイバ「途中でまた敵が現れて足止めをくってる」
タクジ「ああ。でも、タクマ兄ちゃんもそのうち追いついて来ると思う」
ツルギ「ヤイバ、また会ったな」
ヤイバ「ツルギ…、お前って野郎はっ!!」
ヤイバは強張るばかりだ…出会った時はダイブを受け付けなくて…そればかりか苦しそうだった。
こんな形で…ツルギとヤイバがまた会うなんて……私も苦しいけれど…ゴライアスの本質を見てしまったからこそ、言わなくちゃ。
ユリエ「2人とも聞いて!ケンゴさんとトキヒコさんが見つかったの!
ゴライアスに逆らったと言うことで、牢屋に閉じ込められていたのよ!」
その時…ハッ、と何かに気づいたユリエちゃん。
ユリエ「あ……」
きっと地下牢で2人に言ってしまった言葉だと思う。
もはやユリエちゃんは…あの時の言動を「謝らなくちゃ」という表情と共に脳裏に浮かんでいたみたい…。
その間、タクジから言葉を発したのでそれに続き、ツルギと再び話し合った。
何しろ…タクジもタクマさんというお兄さんがいるのだから、身内に兄がいる者として何か共感は出来るのでは、と思ったりもした。
タクジ「ツルギ…話をしよう。オレ達もお前と傷つけ合いたくて来たわけじゃないんだ。」
マイ「…ツルギ、私は…私達は、ゴライアスの本質を…真の姿をこの目で見たんだわ!」
メグミ「目的のためならば、全てを踏みにじる恐ろしい連中よ!」
ユリエ「アナタのお兄さんを牢屋に閉じ込めるようなヤツらなのよ!」
私達はツルギを説得したけれど…それでも強さを求めるという事は揺らがなかった。
ツルギ「…ふふふ…、ふはははは…!
それがどうした。決まりに従わなければ、罰を受けるのが当然だろう。オレは最強のコマンダーになるためにここに来た。
アニキ達が脱落したところで、オレの目的は変わらない」
それでも…ツルギと対話をするという姿勢を私も変えることはなかった。
マイ「そんな……ツルギ……!お兄さんに心配をかけてはダメなのよ。」
ヤイバ「ア、アニキが見つかったのか…」
マイ「ええ。…途中まで一緒にいたけど、はぐれてしまったの。あなた達のことを心配しているわ。」
けど…そんな対話も続くことはなく、ロウガがまたしても遮ってこんな事まで言ってきたのだ。
ロウガ「ヤイバと言ったな。どうだ?お前もゴライアスに来ないか?」
マイ「…ちょっと黙っててよ!私達は今、ツルギとヤイバと話をしているのよ!」
ユリエ「…お兄さんのことを聞いて、そんな話にのるわけないでしょ!?」
だけどロウガは容赦もなく…こんな事まで言ってきたのだ。
ロウガ「ヤイバよ、パワーを与えてやるぞ!コマンダーとして新しい世界を見たいと思わないか!?」
タクジ「おい!お前何言ってんだ!」
メグミ「それで一体何をするつもりなの?」
けど…ヤイバの意思は揺らぎ始めてきた。
ヤイバ「パワー…?新しい…世界?」
なんと…ロウガは見たこともない機械を説明し始めた。
ロボ・リジェネレータという機械らしい。…!?
そういえば…!!
ホムラが言っていた事…デュアル・ダイブってこう言う事…!?
この機械にロボを二体入れるとバラバラになって…一つのロボに合体するらしい。
ケンゴさんとトキヒコさんから聞いた話だと、この機械を使うと操縦したコマンダーの体にも負担がかかるみたいで……
…!!じゃあ…今使えば…ツルギとヤイバの心身にも直接影響が出るって事なの…!?
ダメ…!!そんなの…!!止めなきゃ!!
そうこうしているうちに、2人の愛機はあの機械の中に入ってしまい…その光景を目の当たりにしたロウガは不敵な笑みを浮かべた。
ロウガ「ふふふ…、新しいロボの初起動に生け贄が欲しいところだな」
マイ「生け贄ですって…!?聞き捨てならないわね!!」
やめさせなきゃ…!こんな危険な事…!
そう思っていてもまた握り拳がフルフルと震えた。
ああ……殴りたい…
今すぐロウガを……殴りたい…!
ツルギ、ヤイバ「マイ、オレ達と勝負しろ!」
マイ「っ…!」
躊躇はするけれど…渋々受けることにした。
ツルギ、ヤイバ「デュアル・ダイブ・ゴー!!」
デュアル・ダイブ…!?
なんと…ツルギとヤイバが2人で操縦する機体は、ストライクバニッシャー型がベースの合体型「ベイオネット」。
本来、ストライクバニッシャー型はステルス機能を3回まで使えるのだけれど…このベイオネットの場合は、ステルス機能を5回使える。即ち…合法の型よりも2回多く飛ぶことで姿をくらますことができるのだ。
かき回されないようにしなきゃ…!そして、なんとしてでもツルギとヤイバをゴライアスから取り戻さなきゃ!
その思いで果敢に挑むが惑わされそう。
それでも負けない!
悪戦苦闘を強いられるが、私はなんとか制することができた。
けど…ツルギとヤイバは…心身共に疲労が生じていた。
私もまだ体力はあるから…今のうちに…話し合ってやめさせなくちゃ。
そう思い、歩き出したのも束の間…ロウガは懲りずに次の企みを行う。
ロウガ「ふむ、しかと見せてもらったぞ、合体ロボの力のほどを!
しかし、まだ本当の力を出し切っているとは言えないようだな。
ツルギ、ヤイバよ、次は更にパワーアップしてもらおう。…そろそろかな?」
マイ「…!!ツルギ!!ヤイバ!!」
その時……ロウガは狡猾にも2人を洗脳した。
ツルギとヤイバと対話をしたい…!
私のその願いは砕け散ってしまったのだった…
この五重の塔へ足を運んだのは……そう。
ジロウさんを見つけ出すため。そして……
ゴライアスへ入ってしまったツルギと話し合うため。
皆で一緒に帰るため…立ち止まるわけには、屈するわけにはいかないわ。
その意思を固め、力ずくでも通るつもりで五重の塔の上の階へと登り詰めた。
すると……
五重の塔のデッキの向かい側に立っていたのは…
ジロウさんだ!
マイ「ジロウさん…!!わかりますか!?」
ジロウさんを呼んだのだけど…様子がおかしかった。
ジロウ「オレと…戦え…」
マイ「…!まさか…!」
アヤメ「ジロウ!!」
ユリエ「ジロウさん!?」
追いついたのは…アヤメさんとユリエちゃん。
けど…ジロウさんは既に呪縛に侵された状態だった。
だけど戦わなくては、ずっとジロウさんはこのままだ。
ユリエ「こんな状態のジロウさんと…戦うなんて…」
躊躇はするけど…ジロウさんを助けなければきっと永遠にこのままよ…。
意を決してダイブしたけれど、呪縛されるとさらに強いなんて…!
ジロウさん、とてもお強かったけれど…こんなに強くなってるなんて…!
果敢に挑み、難なく制したけど…ジロウさんはそのまま倒れてしまった。
真っ先にジロウさんを介抱したが……意識はあったものの呪縛の反動の影響もあり、頭が重いようだ。
そして…アヤメさんが真っ先にジロウさんに寄り添う。
アヤメ「ジロウ!!」
ジロウ「アヤメ……大事に巻き込んだな」
アヤメ「ジロウ…、会えてよかったわ…!」
ジロウ「オレは良いから、先に行ってくれ…」
そういうジロウさんと反してアヤメさんは、離れることはなかった。
アヤメ「…大事な人を置いてワタシだけ進むなんて、できないわ。」
ジロウ「アヤメ…」
ジロウさんの手を握るアヤメさん。
それに応えるようにアヤメさんの手を包み返すジロウさん。
けど…そんなジロウさんとアヤメさんに謝るしかなかった。
マイ「ジロウさん…アヤメさん…すみませんでした…」
あんなにも取り乱すアヤメさんを見てしまってから、やるせない思いの方が強い。
それでもアヤメさんは責めるどころか労ってくれた。
アヤメ「マイちゃん…ジロウを助けてくれたのね。ありがとう。」
マイ「いえ…」
そして…ジロウさんを一緒に探したユリエちゃんにもお礼を言った上でこう言った。
アヤメ「ユリエちゃんも一緒にジロウを探してくれてありがとう。
……お願い、先に進んで欲しいの。」
でも…ナナセさんを助けたいという思いがあるはずでは…?
そう考えると、私は進もうにも進めないでいたのだ。
ユリエ「アヤメさんは…?」
アヤメ「ワタシはジロウとここに残るわ。だからお願いよ。マイちゃん、ユリエちゃん。先に行って…ナナセを助けて」
マイ「……わかりました。お気をつけて」
ユリエ「マイちゃん、行こう」
マイ「…うん」
こうして私たちは先に進んだ。
不安ではあるけれど、ナナセさんを助けるという想い、願いをアヤメさんは託してくれたんだと思うから。
託された思いを背負い、私たちは先へ進んだ…
そこで…待ち受けていたのはツルギと三人衆のロウガだ。
話し合わなきゃ…ツルギと…!
ロウガ「マイといったな。ここまで上がって来るとは見事だ。褒めてやろう」
マイ「ゴライアスの三人衆のロウガ…!あなたは一体、何を考えているの…!」
強張るあまり握り拳が震えて来るが、それでも堪える。ツルギを説得しなきゃ!
ツルギ「まさかお前がこれほどのコマンダーに成長するとはな。オレも予想外だったぜ」
マイ「ツルギ…、あなたと戦うために来たんじゃなくて、話すために来たの。
…お願いよ。もうこんな事はやめて」
ツルギ「…?」
マイ「お父さんもヤイバもお兄さんも、ツルギのことを心配しているわ。もちろん私も同じ思いよ。お願い…もうやめましょう。
じゃないと……あなたが苦しむだけよ。いつまでも辛いだけなのよ」
そうよ…。ツルギも一緒に帰るの。
ゴライアスから脱出させるわ。なんとしてでも…!
沈黙が数秒続いたけれど、それを遮ったのがロウガだった。
ロウガ「ふふふ、まあ待て。今、もう1人必要な役者が揃うだろう」
もう1人必要な役者…?どう言う事…!?
そこでたどり着いたのが…
メグミ「マイちゃん!」
タクジ「ユリエ!」
ヤイバ「ツルギ!!」
タクジとメグミちゃん、ヤイバだった。
ヤイバもツルギの事を心配していて、ずっと気にかけていたのだ。
どんなことがあっても、家族を思う気持ちは捨てないヤイバに、お兄さんのケンゴさんと、彼らのお父さんのためにも協力しなくてはと思った。
マイ「メグミちゃん!」
ユリエ「タクジ、ヤイバ!タクマさん達は?」
ヤイバ「途中でまた敵が現れて足止めをくってる」
タクジ「ああ。でも、タクマ兄ちゃんもそのうち追いついて来ると思う」
ツルギ「ヤイバ、また会ったな」
ヤイバ「ツルギ…、お前って野郎はっ!!」
ヤイバは強張るばかりだ…出会った時はダイブを受け付けなくて…そればかりか苦しそうだった。
こんな形で…ツルギとヤイバがまた会うなんて……私も苦しいけれど…ゴライアスの本質を見てしまったからこそ、言わなくちゃ。
ユリエ「2人とも聞いて!ケンゴさんとトキヒコさんが見つかったの!
ゴライアスに逆らったと言うことで、牢屋に閉じ込められていたのよ!」
その時…ハッ、と何かに気づいたユリエちゃん。
ユリエ「あ……」
きっと地下牢で2人に言ってしまった言葉だと思う。
もはやユリエちゃんは…あの時の言動を「謝らなくちゃ」という表情と共に脳裏に浮かんでいたみたい…。
その間、タクジから言葉を発したのでそれに続き、ツルギと再び話し合った。
何しろ…タクジもタクマさんというお兄さんがいるのだから、身内に兄がいる者として何か共感は出来るのでは、と思ったりもした。
タクジ「ツルギ…話をしよう。オレ達もお前と傷つけ合いたくて来たわけじゃないんだ。」
マイ「…ツルギ、私は…私達は、ゴライアスの本質を…真の姿をこの目で見たんだわ!」
メグミ「目的のためならば、全てを踏みにじる恐ろしい連中よ!」
ユリエ「アナタのお兄さんを牢屋に閉じ込めるようなヤツらなのよ!」
私達はツルギを説得したけれど…それでも強さを求めるという事は揺らがなかった。
ツルギ「…ふふふ…、ふはははは…!
それがどうした。決まりに従わなければ、罰を受けるのが当然だろう。オレは最強のコマンダーになるためにここに来た。
アニキ達が脱落したところで、オレの目的は変わらない」
それでも…ツルギと対話をするという姿勢を私も変えることはなかった。
マイ「そんな……ツルギ……!お兄さんに心配をかけてはダメなのよ。」
ヤイバ「ア、アニキが見つかったのか…」
マイ「ええ。…途中まで一緒にいたけど、はぐれてしまったの。あなた達のことを心配しているわ。」
けど…そんな対話も続くことはなく、ロウガがまたしても遮ってこんな事まで言ってきたのだ。
ロウガ「ヤイバと言ったな。どうだ?お前もゴライアスに来ないか?」
マイ「…ちょっと黙っててよ!私達は今、ツルギとヤイバと話をしているのよ!」
ユリエ「…お兄さんのことを聞いて、そんな話にのるわけないでしょ!?」
だけどロウガは容赦もなく…こんな事まで言ってきたのだ。
ロウガ「ヤイバよ、パワーを与えてやるぞ!コマンダーとして新しい世界を見たいと思わないか!?」
タクジ「おい!お前何言ってんだ!」
メグミ「それで一体何をするつもりなの?」
けど…ヤイバの意思は揺らぎ始めてきた。
ヤイバ「パワー…?新しい…世界?」
なんと…ロウガは見たこともない機械を説明し始めた。
ロボ・リジェネレータという機械らしい。…!?
そういえば…!!
ホムラが言っていた事…デュアル・ダイブってこう言う事…!?
この機械にロボを二体入れるとバラバラになって…一つのロボに合体するらしい。
ケンゴさんとトキヒコさんから聞いた話だと、この機械を使うと操縦したコマンダーの体にも負担がかかるみたいで……
…!!じゃあ…今使えば…ツルギとヤイバの心身にも直接影響が出るって事なの…!?
ダメ…!!そんなの…!!止めなきゃ!!
そうこうしているうちに、2人の愛機はあの機械の中に入ってしまい…その光景を目の当たりにしたロウガは不敵な笑みを浮かべた。
ロウガ「ふふふ…、新しいロボの初起動に生け贄が欲しいところだな」
マイ「生け贄ですって…!?聞き捨てならないわね!!」
やめさせなきゃ…!こんな危険な事…!
そう思っていてもまた握り拳がフルフルと震えた。
ああ……殴りたい…
今すぐロウガを……殴りたい…!
ツルギ、ヤイバ「マイ、オレ達と勝負しろ!」
マイ「っ…!」
躊躇はするけれど…渋々受けることにした。
ツルギ、ヤイバ「デュアル・ダイブ・ゴー!!」
デュアル・ダイブ…!?
なんと…ツルギとヤイバが2人で操縦する機体は、ストライクバニッシャー型がベースの合体型「ベイオネット」。
本来、ストライクバニッシャー型はステルス機能を3回まで使えるのだけれど…このベイオネットの場合は、ステルス機能を5回使える。即ち…合法の型よりも2回多く飛ぶことで姿をくらますことができるのだ。
かき回されないようにしなきゃ…!そして、なんとしてでもツルギとヤイバをゴライアスから取り戻さなきゃ!
その思いで果敢に挑むが惑わされそう。
それでも負けない!
悪戦苦闘を強いられるが、私はなんとか制することができた。
けど…ツルギとヤイバは…心身共に疲労が生じていた。
私もまだ体力はあるから…今のうちに…話し合ってやめさせなくちゃ。
そう思い、歩き出したのも束の間…ロウガは懲りずに次の企みを行う。
ロウガ「ふむ、しかと見せてもらったぞ、合体ロボの力のほどを!
しかし、まだ本当の力を出し切っているとは言えないようだな。
ツルギ、ヤイバよ、次は更にパワーアップしてもらおう。…そろそろかな?」
マイ「…!!ツルギ!!ヤイバ!!」
その時……ロウガは狡猾にも2人を洗脳した。
ツルギとヤイバと対話をしたい…!
私のその願いは砕け散ってしまったのだった…