夢主のお相手はケンゴさん(とはいっても旅立ち編終盤から絡む)、ナナセさんの親友のコマンダーのお相手はジロウさんとなります(ジロウさん推しの方向け)
大き過ぎた解放の代償
夢主と塾の女性幹部の親友の名前設定
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ナナセ「…アタシ、こんな卑怯なマネをしてまで勝ちたくないよ…」
ロクドウ「ナナセ…お前…」
「父さん」と呼ぶのはナナセさんだった…。
どういうことかしら…?呪縛されているのかと言われたらそういうわけでもなくて…
だとしたら…!?
なんとなく察してはいたのだけれど、ナナセさんがロクドウとどういった関係にあるのかを聞くことに……
すると…重い表情であるナナセさんから告げられたのは、嘘偽りなどない真実だった。
ナナセ「アタシは…ゴライアス総統の一人娘、ナナセよ…。今もずっと捕まったフリをしていただけ…、タクマとマイを戦わせるためにこんな芝居をしていたのよ…」
マイ「私と…タクマさんを…?」
そう…。ナナセさんは身寄りがいないため、タクマ塾に入って、幹部になったという…
ロクドウの話によれば、それは自分からナナセさんに出した指示とのことで、ナナセさんもそれに従っていた。
ゴライアスの次期総統…即ち跡取りと言われていた。
それも…決まったことだったらしい。
タクマ「…ナナセ…、そうなのか…?」
タクジ「本当の事なんですか…?」
ナナセ「…そうよ…。全部…本当の事よ…」
ナナセさんが…ゴライアスの…次期総統…
でも…私は…ナナセさんがゴライアスの総統になるなんて思ったりなんかしなかったし、今もそんな事思ってはいない。
けど…さらに…どこか虚しそうな口を開くロクドウ。
ロクドウ「本来なら、ナナセにはもう少し外の世界で修行を積ませるはずじゃった…。
だが、ワシは大きな病気をしてしまい、まもなく命の灯火が尽きようとしている。
…ナナセには跡を継いでもらうため、予定を早めて戻って来させたのじゃ」
という事は……ロクドウは……ナナセさんのお父さん……
ナナセ「でも…タクマ塾で3年も修行を続けるうちによくわからなくなってきた…。
…自分の本当の居場所はどこなんだろう、って…
アタシにはゴライアスに戻って跡を継ぐ事しか許されないのか…って」
だとしたら…本当にナナセさんは…本当の意味での「身寄り」がいなかった…?
その時…ナナセさんは歩み寄ろうとしたけど…ロクドウは…
ロクドウ「ナ、ナナセよ…、何を血迷った事を言っておるのだ!?
お前、外の世界で修行するうちにそんなおかしな感情を…!?」
ナナセ「父さん…アタシ、おかしくなんかない!
いずれにせよ…もうアタシ達の負けよ。諦めて降伏して」
声を荒げてしまった。けど…どこかが悲しい。
どうしてかしら…組織の真の姿をこの目で見たというのに…
それでも…ナナセさんは…ロクドウに歩み寄ろうという姿勢を崩す事はなかった。
ロクドウ「ば…、馬鹿な事を言うでない!!ここまで育てたゴライアスをそう簡単に手放す事が出来るか!!
ナナセ…!!ナナセ!!お前はゴライアスと父親を裏切ろうというのか…!?」
ナナセ「裏切る…。父さん、そうじゃないわ。
ここでこうしてることで、既にアタシもゴライアスと同じ罪を背負っているのよ。
アタシ…一緒に罪を償いたいの。そして、やり直したい」
タクマ「ナナセ…」
メグミ「ナナセさん…」
ナナセさん……一緒に償おうとしているのね……
そして…私も……ナナセさんの思いに答えたいと思った。
マイ「…ロクドウ…、もうこんな意味のない事…やめないかしら…?
…ナナセさんは今…あなたに歩み寄ろうとしているの。ナナセさんは…一人娘で…家族なんでしょう…?
だったら…もうやめましょう…。今のままだと、あなた自身がいつまでも悲しいだけだわ」
それでもロクドウは…その弱くなった体で何かを始めた。
ロクドウ「…もう自律機動ロボも残ってはいない。
となれば…
ふふ…、華々しく散ってやろうではないか!」
マイ「なっ…!?ロクドウ!!そんな事したらあなたが…!!!」
その静止も虚しく、ロクドウはダイブをしようとした。
けど…ロクドウの病の体は、既にダイブを受け付けない体質となっていたのだ。
ロクドウ「グ…ゴフッ…!!」
ナナセ「と、父さん!!」
ダイブしようと無茶な事をするなんて…何故そんな悲しい事をするのよ…
その見ている先で、ナナセさんはロクドウの背中をさすっていた。
そして……ナナセさんは私と向き直り、意を決した。
ナナセ「マイ、アタシとの最後のバトルよ!」
マイ「ナナセさん!?」
タクマ「ナナセ!?」
ナナセ「…時期にポリス隊も乗り込んでくるでしょう。もはやゴライアスに勝ちの目はないわ。
…今ここで、父さんのために戦わないようじゃ、アタシは悪の世界でも、表の世界でも…どこでも生きていけない…」
ゴライアスに勝ちの目はない…そして…何よりもナナセさんはお父さんのロクドウのために戦おうと、親孝行をしようとしているのだ。
そして…ナナセさんは…
ナナセ「父さん、アタシ、メイジェルを使うよ!」
ロクドウ「メ…メイジェルを!?バ、バカな…!?
あれはまだ…お前に使いこなすのは、無理じゃ!やめろ!危険過ぎる!!」
「メイジェル」という機体を使うのだという。
メイジェルは…ナナセさんがいつか、ロクドウの跡を継ぎ、ゴライアスの総統として即位した時のために開発されていたのだという。
ナナセさんの実力に合わせて、能力を最大限に引き出すように作られた「究極のカスタムロボ」とのこと。
だけど…ロクドウは何かを察知していた。
ロクドウ「ナナセ、それはお前がもっと成長した時を考えて設計したものじゃ!!今のお前がいきなり実戦に使ったら、心と体にどれだけの影響があるか、計り知れん!!」
ナナセ「これしか方法がないのよ…父さん。
大丈夫、ヤワな鍛え方はしてないよ。
…必ず、無事に勝ってみせる」
ロクドウ「や…やめるのだ!ナナセ、やめてくれ!!」
マイ「ナナセさん…!!」
タクマ「ナナセ…お前の気持ちは…わかった!だから…もうやめるんだ!」
ユリエ「ナナセさん、まだやり直せるよ!」
メグミ「本当に…ナナセさんはマイちゃんと戦うんですか…?そうしたら…きっと2人とも…!」
タクジ「ナナセさん…!もうやめて下さい…!」
タクマさんもタクジもメグミちゃんもユリエちゃんもナナセさんを心配していた。
それは私も同じ…ナナセさんと…またこんな形で同じホロセウムに立つことになるなんて…
ナナセ「さあ、マイ…ゴライアスもタクマ塾も関係ないよ。1人の人間として、コマンダーの誇りに賭けて、アタシは戦う。」
それでもナナセさんの戦うという意志は崩れない。
私も渋々ではあるけれど承諾した。
マイ「…私もです…!こんな悲しい事を無くすために…辛い事を終わらせるために…、皆の絶えない笑顔が、返ってくるために…!!私も戦います!」
ナナセ「メイジェルの真のパワーはアタシにもわからない!覚悟を決めるがいいよ!」
そして…私たちはホロセウムに立ち、ダイブをした。
ナナセさんが操縦するのは…違法型「メイジェル」。
装備も違法パーツで固められていた。
なんて強いの…!
これが…メイジェルの力…!!
メイジェルはセクシースタンナーの違法ロボ…!
通常のセクシースタンナー型は空中ダッシュで4回跳べるけれど、メイジェルの場合はそれに反して私のピスケスやメグミちゃんのアリエス、ユリエちゃんのプラネッタといったエアリアルビューティと同じ多段ジャンプを飛ぶ。
それも…4回も。
その力に圧倒されてしまいそうになるけれど、なんとか私は立て直した。
けど…何かを感じる。
きっと…ナナセさんも…悲しい戦いを終わらせるために戦っているのかも…?
こんな事は…続いちゃいけないんだって……終わらせなきゃいけないって…
だとしたら…私も…それは同じで…!
ナナセさん…!!
終わらせましょう…!!いいえ、終わらせるんです!
こんな悲しい戦いを…苦しい呪縛を…!!
ロクドウ…わかる?今、ナナセさんはあなたに親孝行をするために戦っているのよ。
ナナセさんが幸せなら、あなたも幸せなはずよ。
だってあなたは…ナナセさんにとってのお父さんだもの…!それはロクドウも同じはず。
親子は…お互いを気遣い、想い合うものなのよ。
そして…追い詰められながらも私はこの勝負に制したのだった…。
その引き換えとして……
ナナセ「あ…、あ…
あああぁぁぁぁ……!!!」
違法パーツの大きな反動で悲鳴を上げ…そのまま倒れてしまった。
ロクドウ「おおっ、ナナセ!!
ワ、ワシのナナセよ…!!」
タクマ「ナナセ!!」
マイ、メグミ、ユリエ、タクジ「ナナセさん!!」
タクマさんが駆け寄り、私たちも続く。
私たちも真っ先に介抱したタクマさんに抱き上げられるナナセさんに歩み寄った…。
ロクドウ「ナナセ…お前…」
「父さん」と呼ぶのはナナセさんだった…。
どういうことかしら…?呪縛されているのかと言われたらそういうわけでもなくて…
だとしたら…!?
なんとなく察してはいたのだけれど、ナナセさんがロクドウとどういった関係にあるのかを聞くことに……
すると…重い表情であるナナセさんから告げられたのは、嘘偽りなどない真実だった。
ナナセ「アタシは…ゴライアス総統の一人娘、ナナセよ…。今もずっと捕まったフリをしていただけ…、タクマとマイを戦わせるためにこんな芝居をしていたのよ…」
マイ「私と…タクマさんを…?」
そう…。ナナセさんは身寄りがいないため、タクマ塾に入って、幹部になったという…
ロクドウの話によれば、それは自分からナナセさんに出した指示とのことで、ナナセさんもそれに従っていた。
ゴライアスの次期総統…即ち跡取りと言われていた。
それも…決まったことだったらしい。
タクマ「…ナナセ…、そうなのか…?」
タクジ「本当の事なんですか…?」
ナナセ「…そうよ…。全部…本当の事よ…」
ナナセさんが…ゴライアスの…次期総統…
でも…私は…ナナセさんがゴライアスの総統になるなんて思ったりなんかしなかったし、今もそんな事思ってはいない。
けど…さらに…どこか虚しそうな口を開くロクドウ。
ロクドウ「本来なら、ナナセにはもう少し外の世界で修行を積ませるはずじゃった…。
だが、ワシは大きな病気をしてしまい、まもなく命の灯火が尽きようとしている。
…ナナセには跡を継いでもらうため、予定を早めて戻って来させたのじゃ」
という事は……ロクドウは……ナナセさんのお父さん……
ナナセ「でも…タクマ塾で3年も修行を続けるうちによくわからなくなってきた…。
…自分の本当の居場所はどこなんだろう、って…
アタシにはゴライアスに戻って跡を継ぐ事しか許されないのか…って」
だとしたら…本当にナナセさんは…本当の意味での「身寄り」がいなかった…?
その時…ナナセさんは歩み寄ろうとしたけど…ロクドウは…
ロクドウ「ナ、ナナセよ…、何を血迷った事を言っておるのだ!?
お前、外の世界で修行するうちにそんなおかしな感情を…!?」
ナナセ「父さん…アタシ、おかしくなんかない!
いずれにせよ…もうアタシ達の負けよ。諦めて降伏して」
声を荒げてしまった。けど…どこかが悲しい。
どうしてかしら…組織の真の姿をこの目で見たというのに…
それでも…ナナセさんは…ロクドウに歩み寄ろうという姿勢を崩す事はなかった。
ロクドウ「ば…、馬鹿な事を言うでない!!ここまで育てたゴライアスをそう簡単に手放す事が出来るか!!
ナナセ…!!ナナセ!!お前はゴライアスと父親を裏切ろうというのか…!?」
ナナセ「裏切る…。父さん、そうじゃないわ。
ここでこうしてることで、既にアタシもゴライアスと同じ罪を背負っているのよ。
アタシ…一緒に罪を償いたいの。そして、やり直したい」
タクマ「ナナセ…」
メグミ「ナナセさん…」
ナナセさん……一緒に償おうとしているのね……
そして…私も……ナナセさんの思いに答えたいと思った。
マイ「…ロクドウ…、もうこんな意味のない事…やめないかしら…?
…ナナセさんは今…あなたに歩み寄ろうとしているの。ナナセさんは…一人娘で…家族なんでしょう…?
だったら…もうやめましょう…。今のままだと、あなた自身がいつまでも悲しいだけだわ」
それでもロクドウは…その弱くなった体で何かを始めた。
ロクドウ「…もう自律機動ロボも残ってはいない。
となれば…
ふふ…、華々しく散ってやろうではないか!」
マイ「なっ…!?ロクドウ!!そんな事したらあなたが…!!!」
その静止も虚しく、ロクドウはダイブをしようとした。
けど…ロクドウの病の体は、既にダイブを受け付けない体質となっていたのだ。
ロクドウ「グ…ゴフッ…!!」
ナナセ「と、父さん!!」
ダイブしようと無茶な事をするなんて…何故そんな悲しい事をするのよ…
その見ている先で、ナナセさんはロクドウの背中をさすっていた。
そして……ナナセさんは私と向き直り、意を決した。
ナナセ「マイ、アタシとの最後のバトルよ!」
マイ「ナナセさん!?」
タクマ「ナナセ!?」
ナナセ「…時期にポリス隊も乗り込んでくるでしょう。もはやゴライアスに勝ちの目はないわ。
…今ここで、父さんのために戦わないようじゃ、アタシは悪の世界でも、表の世界でも…どこでも生きていけない…」
ゴライアスに勝ちの目はない…そして…何よりもナナセさんはお父さんのロクドウのために戦おうと、親孝行をしようとしているのだ。
そして…ナナセさんは…
ナナセ「父さん、アタシ、メイジェルを使うよ!」
ロクドウ「メ…メイジェルを!?バ、バカな…!?
あれはまだ…お前に使いこなすのは、無理じゃ!やめろ!危険過ぎる!!」
「メイジェル」という機体を使うのだという。
メイジェルは…ナナセさんがいつか、ロクドウの跡を継ぎ、ゴライアスの総統として即位した時のために開発されていたのだという。
ナナセさんの実力に合わせて、能力を最大限に引き出すように作られた「究極のカスタムロボ」とのこと。
だけど…ロクドウは何かを察知していた。
ロクドウ「ナナセ、それはお前がもっと成長した時を考えて設計したものじゃ!!今のお前がいきなり実戦に使ったら、心と体にどれだけの影響があるか、計り知れん!!」
ナナセ「これしか方法がないのよ…父さん。
大丈夫、ヤワな鍛え方はしてないよ。
…必ず、無事に勝ってみせる」
ロクドウ「や…やめるのだ!ナナセ、やめてくれ!!」
マイ「ナナセさん…!!」
タクマ「ナナセ…お前の気持ちは…わかった!だから…もうやめるんだ!」
ユリエ「ナナセさん、まだやり直せるよ!」
メグミ「本当に…ナナセさんはマイちゃんと戦うんですか…?そうしたら…きっと2人とも…!」
タクジ「ナナセさん…!もうやめて下さい…!」
タクマさんもタクジもメグミちゃんもユリエちゃんもナナセさんを心配していた。
それは私も同じ…ナナセさんと…またこんな形で同じホロセウムに立つことになるなんて…
ナナセ「さあ、マイ…ゴライアスもタクマ塾も関係ないよ。1人の人間として、コマンダーの誇りに賭けて、アタシは戦う。」
それでもナナセさんの戦うという意志は崩れない。
私も渋々ではあるけれど承諾した。
マイ「…私もです…!こんな悲しい事を無くすために…辛い事を終わらせるために…、皆の絶えない笑顔が、返ってくるために…!!私も戦います!」
ナナセ「メイジェルの真のパワーはアタシにもわからない!覚悟を決めるがいいよ!」
そして…私たちはホロセウムに立ち、ダイブをした。
ナナセさんが操縦するのは…違法型「メイジェル」。
装備も違法パーツで固められていた。
なんて強いの…!
これが…メイジェルの力…!!
メイジェルはセクシースタンナーの違法ロボ…!
通常のセクシースタンナー型は空中ダッシュで4回跳べるけれど、メイジェルの場合はそれに反して私のピスケスやメグミちゃんのアリエス、ユリエちゃんのプラネッタといったエアリアルビューティと同じ多段ジャンプを飛ぶ。
それも…4回も。
その力に圧倒されてしまいそうになるけれど、なんとか私は立て直した。
けど…何かを感じる。
きっと…ナナセさんも…悲しい戦いを終わらせるために戦っているのかも…?
こんな事は…続いちゃいけないんだって……終わらせなきゃいけないって…
だとしたら…私も…それは同じで…!
ナナセさん…!!
終わらせましょう…!!いいえ、終わらせるんです!
こんな悲しい戦いを…苦しい呪縛を…!!
ロクドウ…わかる?今、ナナセさんはあなたに親孝行をするために戦っているのよ。
ナナセさんが幸せなら、あなたも幸せなはずよ。
だってあなたは…ナナセさんにとってのお父さんだもの…!それはロクドウも同じはず。
親子は…お互いを気遣い、想い合うものなのよ。
そして…追い詰められながらも私はこの勝負に制したのだった…。
その引き換えとして……
ナナセ「あ…、あ…
あああぁぁぁぁ……!!!」
違法パーツの大きな反動で悲鳴を上げ…そのまま倒れてしまった。
ロクドウ「おおっ、ナナセ!!
ワ、ワシのナナセよ…!!」
タクマ「ナナセ!!」
マイ、メグミ、ユリエ、タクジ「ナナセさん!!」
タクマさんが駆け寄り、私たちも続く。
私たちも真っ先に介抱したタクマさんに抱き上げられるナナセさんに歩み寄った…。
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