夢主のお相手はケンゴさん(とはいっても旅立ち編終盤から絡む)、ナナセさんの親友のコマンダーのお相手はジロウさんとなります(ジロウさん推しの方向け)
夜明けの始まりに差した光
夢主と塾の女性幹部の親友の名前設定
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ケンゴ「…マイさん」
その場をあとにしようとした時、ケンゴさんに呼び止められたけど、振り向けば…荷が降りたかのような表情だった。
マイ「私は……」
どうしよう…泣きそうになる……
堪えようとしても、目に雫が浮かびそうになる。
その時…ツルギとヤイバも来た。
合わせる顔もないと思ったけど…3人とも…もう張り詰めた表情はしていなかった。
安心したかのような表情を見たかったのに……
張り詰めなくていいんだと伝えたかったのに……
ツルギ「…マイか」
ヤイバ「来てくれたのか」
マイ「ツルギ…ヤイバ…」
あれから体調が良くなった2人。実はオウギ君がお見舞いに来てくれたんですって…
オウギ君…言ってた。
ケンゴさんとトキヒコさんを助けたかったって言っていた時に…
オウギ『実はボク…弟のツルギ君とヤイバ君とは昔から親友で、お互いの家をよく行き来していたんだ。
父さんの暴力を受けて暮らしていた時、ツルギ君も母さんを守れと背中を押してくれて…ヤイバ君もボクのために怒ってくれた。』
オウギ君はツルギとヤイバとは親友だと、話していた…。
それから…トキヒコさんはどうしたかというと、無事に家のお弁当屋さんに帰れたみたいで、休業になっていたお弁当屋さんもまた営業するみたい。
タクジもメグミちゃん達も…トラジさんとナナセさんの様子を見たのだという。
こうして…ケンゴさんからこんな意外な言葉をかけられた。
ケンゴ「…オレはキミを怒ったり、責めたりするために呼び出したわけじゃない。」
マイ「…?」
責めるために呼んだわけではない…?
どうしてなのかしら…
私は、責められても返す言葉もないような事をしたというのに…
そう思えば思うほど、目からは雫が溢れ落ち、頬を伝った。
責任感と、ケンゴさんのあの時の無念と、ツルギとヤイバの痛みを思うと、流れては落ちる涙を堪えられなかった。
ツルギ「どうした?またベソをかいているのか?」
ヤイバ「何があったんだよ?」
ツルギとヤイバはこう言うけど…私は…
マイ「ごめんなさい…!助けられなくて…傷つけて…!
…私は…あなた達を助けられなかったのよ…?私は…あなた達を追い込んだの…。それなのになんで…
なんで責めたりしないのよ…?」
ツルギ「…オレ達に助けの手を差し伸べようとしてくれたお前を責める義務など、無いからだ。」
マイ「ツルギ……!」
ヤイバ「泣きじゃくってた声、すげぇ聞こえてたしその顔もよく見えてたぞ。」
マイ「ヤイバ……!」
ケンゴさんも…あの時ツルギとヤイバに漸くまた会えたはずなのに…私のせいであんな形で……
ツルギ「…どこまでもお人好しだな」
ヤイバ「本当にマイは…どんだけ人の事が好きなんだよ」
それから…私はロウガを誓った通りに打ち敗った事も話した。
マイ「あの後…ロウガと戦った…。仇は…打ったわよ…。
ケンゴさんの悔しさも…晴らせました…」
ケンゴ「ああ。だから…もう自分を責めないでくれ」
溢れる涙を止められずにいるまま、私は3人に向き直る。
ケンゴさんも、ツルギもヤイバも安堵を覚えているようだ。
3人とも、ちゃんと家にも帰れたのだという。
よかった…本当に…!
ケンゴ「どういう風に戦っていたかはよくわからないが、マイさんが弟達の仇を討つために戦ってくれた。
マイさんは何から何まで、オレ達の為に戦ってくれて…ロウガをも打ってくれた。そうだろう?」
マイ「…!」
ケンゴさん…!
私は何も…!私は…あなた達を救うどころか、傷つけたというのに…!
ケンゴ「ありがとう、マイさん。」
ヤイバ「…礼は言うぜ」
ツルギ「またひとつ、借りができたな」
3人共…責めてこなかった。
私はまた…その場で…コマンダー三兄弟の目の前で泣き伏してしまったのだ。
ケンゴ「本当に…、ありがとう。」
お礼の言葉を告げられると、しばらく私の涙は止まる事はなかった。
そして……
マイ「…ケンゴさん、ツルギ、ヤイバ。
もうこれ以上…あなた達3人が…皆が、苦しまなくて良いように…!力になります!
これからは…あなた達の支えになれる…いいえ、必ずなってみせる」
大切な人たちが苦しむ事がないように、これからは大切な人たちの力に、支えになる。
私はそう誓ったのだった…!
激闘編へ続く…
その場をあとにしようとした時、ケンゴさんに呼び止められたけど、振り向けば…荷が降りたかのような表情だった。
マイ「私は……」
どうしよう…泣きそうになる……
堪えようとしても、目に雫が浮かびそうになる。
その時…ツルギとヤイバも来た。
合わせる顔もないと思ったけど…3人とも…もう張り詰めた表情はしていなかった。
安心したかのような表情を見たかったのに……
張り詰めなくていいんだと伝えたかったのに……
ツルギ「…マイか」
ヤイバ「来てくれたのか」
マイ「ツルギ…ヤイバ…」
あれから体調が良くなった2人。実はオウギ君がお見舞いに来てくれたんですって…
オウギ君…言ってた。
ケンゴさんとトキヒコさんを助けたかったって言っていた時に…
オウギ『実はボク…弟のツルギ君とヤイバ君とは昔から親友で、お互いの家をよく行き来していたんだ。
父さんの暴力を受けて暮らしていた時、ツルギ君も母さんを守れと背中を押してくれて…ヤイバ君もボクのために怒ってくれた。』
オウギ君はツルギとヤイバとは親友だと、話していた…。
それから…トキヒコさんはどうしたかというと、無事に家のお弁当屋さんに帰れたみたいで、休業になっていたお弁当屋さんもまた営業するみたい。
タクジもメグミちゃん達も…トラジさんとナナセさんの様子を見たのだという。
こうして…ケンゴさんからこんな意外な言葉をかけられた。
ケンゴ「…オレはキミを怒ったり、責めたりするために呼び出したわけじゃない。」
マイ「…?」
責めるために呼んだわけではない…?
どうしてなのかしら…
私は、責められても返す言葉もないような事をしたというのに…
そう思えば思うほど、目からは雫が溢れ落ち、頬を伝った。
責任感と、ケンゴさんのあの時の無念と、ツルギとヤイバの痛みを思うと、流れては落ちる涙を堪えられなかった。
ツルギ「どうした?またベソをかいているのか?」
ヤイバ「何があったんだよ?」
ツルギとヤイバはこう言うけど…私は…
マイ「ごめんなさい…!助けられなくて…傷つけて…!
…私は…あなた達を助けられなかったのよ…?私は…あなた達を追い込んだの…。それなのになんで…
なんで責めたりしないのよ…?」
ツルギ「…オレ達に助けの手を差し伸べようとしてくれたお前を責める義務など、無いからだ。」
マイ「ツルギ……!」
ヤイバ「泣きじゃくってた声、すげぇ聞こえてたしその顔もよく見えてたぞ。」
マイ「ヤイバ……!」
ケンゴさんも…あの時ツルギとヤイバに漸くまた会えたはずなのに…私のせいであんな形で……
ツルギ「…どこまでもお人好しだな」
ヤイバ「本当にマイは…どんだけ人の事が好きなんだよ」
それから…私はロウガを誓った通りに打ち敗った事も話した。
マイ「あの後…ロウガと戦った…。仇は…打ったわよ…。
ケンゴさんの悔しさも…晴らせました…」
ケンゴ「ああ。だから…もう自分を責めないでくれ」
溢れる涙を止められずにいるまま、私は3人に向き直る。
ケンゴさんも、ツルギもヤイバも安堵を覚えているようだ。
3人とも、ちゃんと家にも帰れたのだという。
よかった…本当に…!
ケンゴ「どういう風に戦っていたかはよくわからないが、マイさんが弟達の仇を討つために戦ってくれた。
マイさんは何から何まで、オレ達の為に戦ってくれて…ロウガをも打ってくれた。そうだろう?」
マイ「…!」
ケンゴさん…!
私は何も…!私は…あなた達を救うどころか、傷つけたというのに…!
ケンゴ「ありがとう、マイさん。」
ヤイバ「…礼は言うぜ」
ツルギ「またひとつ、借りができたな」
3人共…責めてこなかった。
私はまた…その場で…コマンダー三兄弟の目の前で泣き伏してしまったのだ。
ケンゴ「本当に…、ありがとう。」
お礼の言葉を告げられると、しばらく私の涙は止まる事はなかった。
そして……
マイ「…ケンゴさん、ツルギ、ヤイバ。
もうこれ以上…あなた達3人が…皆が、苦しまなくて良いように…!力になります!
これからは…あなた達の支えになれる…いいえ、必ずなってみせる」
大切な人たちが苦しむ事がないように、これからは大切な人たちの力に、支えになる。
私はそう誓ったのだった…!
激闘編へ続く…
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