第二十九話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
マルコヒロインside
「で?エース?どうしたの?」
オヤジさんが呼んでいると鈴に伝えに来たエースだったが、鈴が医務室を出た後もそのまま医務室へと残った
モジモジとしながら・・・
何か言いたい事があるのは一目瞭然
分かりやす過ぎて笑える
でも、私もエースと話しがしたかったから丁度良いかな
「・・・エース、ありがとう」
「えっ?」
私が先に口を開いた事にエースが驚いた
「鈴にずっとついててくれたんでしょう?マルコに聞いたわ。ありがとう。あの子の傍にいてくれて・・・」
目を覚ました時、鈴は泣いてはいたが、思ったよりも顔色も良くて安心した
まぁ、それよりもマルコの方が心配だったというのもあるけど・・・
その後マルコに話しを聞くと、私が刺されたその日からずっと藍を支えてくれていたらしい
「それっは・・・俺がそうしたかったからで・・・。ごめん・・・」
エースがシュンとしたように項垂れる
「なにが?鈴にずっとついていてくれたのは事実でしょ?何より、それがエースの意思だったのならさらに嬉しいよ?」
私に言われたからでもなく、エースがエースの意思で鈴に寄り添ってくれたのならそれが一番嬉しい
「違うんだ・・・藍が刺されて、死にそうだって言うのに・・・俺、藍の心配じゃなくて、鈴の心配ばかりしたんだよ・・・ごめん」
あ~、そういう事?
バカだなぁ~
右腕はまだ動かないから左手をエースへと伸ばした
項垂れるエースの頭を撫でる
「エース、それで良いんだよ?エースはいつでも鈴の事を最優先に考えて?鈴を守ってあげて欲しい」
だから気にしないでよ?
「ん・・・俺さ、鈴が大事なんだ・・・やっと気づいた。何よりも、誰よりも鈴が大事なんだ・・・」
「そう・・・」
良かった・・・やっと気づいてくれて
「でもさ・・・俺なんかが・・・誰かを愛しても良いのかな?俺さ・・・俺の本当の親さ・・・」
「エース。それは私にいう事じゃないでしょ?」
エースの言葉を遮る
私が聞いて良い事ではないと思う
「エース、鈴はちゃんと受け止める事が出来る子よ?ちゃんと話してあげて?」
ね?と笑ってエースの頭を撫でてあげると不安気だったエースの顔が破顔した
エースらしい・・・太陽のような笑顔だった
「そうだなっ!ありがとなっ!藍・・・藍ってなんか・・・母ちゃんみたいだなっ!!」
そう言ってエースは颯爽と医務室を出た
1人残された私は・・・
「せめてお姉ちゃんって言って欲しいよ・・・」
同じ年の息子はちょっとイヤだなぁ~と思いながらも2人の幸せを願った
_
「で?エース?どうしたの?」
オヤジさんが呼んでいると鈴に伝えに来たエースだったが、鈴が医務室を出た後もそのまま医務室へと残った
モジモジとしながら・・・
何か言いたい事があるのは一目瞭然
分かりやす過ぎて笑える
でも、私もエースと話しがしたかったから丁度良いかな
「・・・エース、ありがとう」
「えっ?」
私が先に口を開いた事にエースが驚いた
「鈴にずっとついててくれたんでしょう?マルコに聞いたわ。ありがとう。あの子の傍にいてくれて・・・」
目を覚ました時、鈴は泣いてはいたが、思ったよりも顔色も良くて安心した
まぁ、それよりもマルコの方が心配だったというのもあるけど・・・
その後マルコに話しを聞くと、私が刺されたその日からずっと藍を支えてくれていたらしい
「それっは・・・俺がそうしたかったからで・・・。ごめん・・・」
エースがシュンとしたように項垂れる
「なにが?鈴にずっとついていてくれたのは事実でしょ?何より、それがエースの意思だったのならさらに嬉しいよ?」
私に言われたからでもなく、エースがエースの意思で鈴に寄り添ってくれたのならそれが一番嬉しい
「違うんだ・・・藍が刺されて、死にそうだって言うのに・・・俺、藍の心配じゃなくて、鈴の心配ばかりしたんだよ・・・ごめん」
あ~、そういう事?
バカだなぁ~
右腕はまだ動かないから左手をエースへと伸ばした
項垂れるエースの頭を撫でる
「エース、それで良いんだよ?エースはいつでも鈴の事を最優先に考えて?鈴を守ってあげて欲しい」
だから気にしないでよ?
「ん・・・俺さ、鈴が大事なんだ・・・やっと気づいた。何よりも、誰よりも鈴が大事なんだ・・・」
「そう・・・」
良かった・・・やっと気づいてくれて
「でもさ・・・俺なんかが・・・誰かを愛しても良いのかな?俺さ・・・俺の本当の親さ・・・」
「エース。それは私にいう事じゃないでしょ?」
エースの言葉を遮る
私が聞いて良い事ではないと思う
「エース、鈴はちゃんと受け止める事が出来る子よ?ちゃんと話してあげて?」
ね?と笑ってエースの頭を撫でてあげると不安気だったエースの顔が破顔した
エースらしい・・・太陽のような笑顔だった
「そうだなっ!ありがとなっ!藍・・・藍ってなんか・・・母ちゃんみたいだなっ!!」
そう言ってエースは颯爽と医務室を出た
1人残された私は・・・
「せめてお姉ちゃんって言って欲しいよ・・・」
同じ年の息子はちょっとイヤだなぁ~と思いながらも2人の幸せを願った
_