第二十話
夢小説設定
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エースside
朝飯を食いに食堂に行ったら何故か藍が料理をしていた
聞くと鈴が熱を出したと・・・
あいつが?
病気なんかとは縁がなさそうなあいつが朝飯を食いに来れないくらい酷いのか?
そんな事を考えてたらいつの間にか藍から薬とお粥も持たされた・・・
何も考えずにそれを受け取り鈴の部屋の前に来たけど・・・
女の部屋に勝手に入って良いのか?
悩んだ挙句、普段はしないノックをしてみる
コンコン
・・・・・・・・・返事がねぇ
「入るぞ~」
そっと扉を開けると・・・
顔を赤くして寝ている鈴
「辛そうだな・・・」
ベット横に粥を置き、寝ている鈴に手を伸ばす
薄っすらと汗をかき、顔に張り付いている髪を避けてやる
「んっ・・・エ・・・ス?」
ゆっくりと目を開ける鈴
いつもはパッチリとしている目がトロンとしている・・・
赤い顔
潤んだ瞳
気怠そうな声
何か・・・
ヤバくないか?
思考があらぬ方向へ行きそうだったのを辛うじて留まらせた
「悪い・・・起こしたか?」
「んーん。だい・・・じょうぶ」
起き上がろうとする鈴の背中を支えるとクタッと俺の方にしな垂れかかる鈴
「あ・・・ごめ・・・」
鈴の体が熱い・・・
「薬持って来た。その前に粥を食えるか?藍が作った卵粥だ」
食べるのも辛いだろうけど、少し食べてから薬を飲ませるようにって藍が言ってたな
俺は病気なんかした事ないからわかんねーけど、辛そうだな・・・
こんなに弱っている鈴を見た事がない・・・
「食べる・・・藍の卵粥は美味しいしねっ」
辛そうなのに笑う鈴
体を動かすのは辛いだろな・・・
そうだっ
良い事を思いついたっ
「ほらっ」
スプーンに掬った粥を鈴の口の前へと差し出す
「えっ・・・・?」
「なんだ?ちゃんと冷ましたから大丈夫だぞ?」
ちゃんとフーフーしたしなっ
「えっと・・・自分で食べるよ?」
何だ?照れてんのか?
いつも抱き付いて来たり、腕を組んで来たりとか普通にするのにな
変なヤツだな(笑)
「体動かすのも辛いんだろ?ほら、早く食って、薬飲んで寝ろよ」
口を開けろと無理やりスプーンを持って行くと大人しく口を開けて食べ始めた
何度もスプーンを口に持って行き、食べさせてやる
その度に鈴は口を開く
なんか・・・
これ、面白いな(笑)
素直に口を開ける鈴も可愛いし・・・
親鳥になった気分かも(笑)
「よしっ、全部食ったな」
頭を撫でてやると照れたように笑う鈴
こんな表情は初めて見るな・・・
薬まで飲ませる
「ほら、後はゆっくり寝ておけよ?」
肩まで布団をかけてやるが・・・
「鈴?」
ゆっくり眠れるように部屋を出て行こうとしたが、鈴の手が俺の指を掴んだ
「もう・・・ちょっと・・・そばに・・・いて?」
・・・・・・・反則だろ
顔を赤くして、目を潤ませて小さな手でちょこんと俺の指を掴む
「仕方ねーな。ほら、ちゃんとここにいるからゆっくり寝ろよ」
鈴の手を握り、頭を何度か撫でてやるとあっと言う間に鈴は眠りについた・・・
何だろうな・・・
この気持ち・・・
鈴とつなぐ手が温かい
必要とされるのが嬉しい
鬼の子だと言われた俺をこんなにも必要としてくれる存在がいるなんて・・・
鈴が必要としてくれるのがこんなに嬉しいだなんて・・・
知らなかった・・・
_
朝飯を食いに食堂に行ったら何故か藍が料理をしていた
聞くと鈴が熱を出したと・・・
あいつが?
病気なんかとは縁がなさそうなあいつが朝飯を食いに来れないくらい酷いのか?
そんな事を考えてたらいつの間にか藍から薬とお粥も持たされた・・・
何も考えずにそれを受け取り鈴の部屋の前に来たけど・・・
女の部屋に勝手に入って良いのか?
悩んだ挙句、普段はしないノックをしてみる
コンコン
・・・・・・・・・返事がねぇ
「入るぞ~」
そっと扉を開けると・・・
顔を赤くして寝ている鈴
「辛そうだな・・・」
ベット横に粥を置き、寝ている鈴に手を伸ばす
薄っすらと汗をかき、顔に張り付いている髪を避けてやる
「んっ・・・エ・・・ス?」
ゆっくりと目を開ける鈴
いつもはパッチリとしている目がトロンとしている・・・
赤い顔
潤んだ瞳
気怠そうな声
何か・・・
ヤバくないか?
思考があらぬ方向へ行きそうだったのを辛うじて留まらせた
「悪い・・・起こしたか?」
「んーん。だい・・・じょうぶ」
起き上がろうとする鈴の背中を支えるとクタッと俺の方にしな垂れかかる鈴
「あ・・・ごめ・・・」
鈴の体が熱い・・・
「薬持って来た。その前に粥を食えるか?藍が作った卵粥だ」
食べるのも辛いだろうけど、少し食べてから薬を飲ませるようにって藍が言ってたな
俺は病気なんかした事ないからわかんねーけど、辛そうだな・・・
こんなに弱っている鈴を見た事がない・・・
「食べる・・・藍の卵粥は美味しいしねっ」
辛そうなのに笑う鈴
体を動かすのは辛いだろな・・・
そうだっ
良い事を思いついたっ
「ほらっ」
スプーンに掬った粥を鈴の口の前へと差し出す
「えっ・・・・?」
「なんだ?ちゃんと冷ましたから大丈夫だぞ?」
ちゃんとフーフーしたしなっ
「えっと・・・自分で食べるよ?」
何だ?照れてんのか?
いつも抱き付いて来たり、腕を組んで来たりとか普通にするのにな
変なヤツだな(笑)
「体動かすのも辛いんだろ?ほら、早く食って、薬飲んで寝ろよ」
口を開けろと無理やりスプーンを持って行くと大人しく口を開けて食べ始めた
何度もスプーンを口に持って行き、食べさせてやる
その度に鈴は口を開く
なんか・・・
これ、面白いな(笑)
素直に口を開ける鈴も可愛いし・・・
親鳥になった気分かも(笑)
「よしっ、全部食ったな」
頭を撫でてやると照れたように笑う鈴
こんな表情は初めて見るな・・・
薬まで飲ませる
「ほら、後はゆっくり寝ておけよ?」
肩まで布団をかけてやるが・・・
「鈴?」
ゆっくり眠れるように部屋を出て行こうとしたが、鈴の手が俺の指を掴んだ
「もう・・・ちょっと・・・そばに・・・いて?」
・・・・・・・反則だろ
顔を赤くして、目を潤ませて小さな手でちょこんと俺の指を掴む
「仕方ねーな。ほら、ちゃんとここにいるからゆっくり寝ろよ」
鈴の手を握り、頭を何度か撫でてやるとあっと言う間に鈴は眠りについた・・・
何だろうな・・・
この気持ち・・・
鈴とつなぐ手が温かい
必要とされるのが嬉しい
鬼の子だと言われた俺をこんなにも必要としてくれる存在がいるなんて・・・
鈴が必要としてくれるのがこんなに嬉しいだなんて・・・
知らなかった・・・
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