第十六話
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鈴side
私と藍がこの世界に来てから初めての敵襲
怖くない・・・と言ったらウソになる
私達がいた世界にも争い事はあった
過去には大きな戦争も・・・
でも、私達が生まれた時代
私達が生まれた国は平和だった
でも、怖いという気持ちよりも心配が大きいのかな・・・
エースが・・・
みんなが傷つかないか・・・
そっちの方が大きかった
そして、今、オヤジさんの許可を得てまだ戦闘中の甲板へと出た
藍が・・・
『ずっとこの船にいるならちゃんと見ておきたい』
そう言った・・・
私も同じ気持ち
誰にも傷ついて欲しくないけど・・・
争い事なんて無いに越した事はないけど・・・
それでも、逃げたくない・・・
目を反らしたくない・・・
そう思った
目の前に繰り広げられる戦闘
でも、不思議な事に私の目にはエースの緋い炎しか入ってこない
エースの能力は向こうの世界にいる時に漫画で見た事があった
でも、実際に見るのは初めて
エースの纏う緋い炎は激しく、それでいて暖かい
実際触ったら熱いらしいけど(笑)
真っ赤な炎は太陽のようなエースにぴったりの能力だと思った
やっぱりエースが好きだな~~~
強くて、優しくて、真っ直ぐで、一生懸命生きている
そして、オヤジさんや仲間とすごく大事にする
そんなエースだからあの時・・・
ん?
あの時?
あの時って何だろう・・・
あれ?
私、何か大事な事を忘れてる?
「鈴?どうした?怖い?」
隣でマルコを見つめていた藍の視線が私へと動いた
「怖い・・・はずなんだけど、不思議だね?何故だか怖くないんだ。ただ・・・みんなが・・・エースが傷つかないか・・・それは心配」
「ん・・・。そうだね。でも、この世界は・・・この船はこれが日常。それでもこの船にいたい?」
もし、目の前で大事な人が傷つく事になったとしても?
藍が心配そうに私を見る
藍はいつも私の心配をしてくれるんだよね?
「うん。それでも・・・この世界が・・・この船が・・・エースが・・・好きなの」
一緒にいたい
離れたくない
「そっか・・・。じゃあ、後でオヤジさんにお願いしに行こう?」
ずっとこの船に置いてくださいって・・・
「え・・・いい・・・の?」
「私の鈴と一緒。この世界がこの船のみんなが好きだよ。ずっと一緒にいたいと思う」
だからね・・・
と微笑む藍
・・・・ありがとう・・・・
そして、それからさほど時間が経たずにあっけなく決着がついた
もちろん、白ひげ海賊団の勝利
エースの無事を確かめようと近寄ったら、何故かそのままエースの部屋へと連行されてしまった・・・
「何であんな所にいたんだよっ?」
ムスッとした顔のエース
怒ってるのかな・・・
「藍がね、この船に乗り続けるならちゃんと見ておきたいって・・・私もそう思ったの。みんな、私や藍が不自由なく、楽しく過ごせるようにってしてくれるけど、ちゃんと全てを見てこの世界で生きていく覚悟を持ちたかったの・・・」
「だからってっ!!!・・・・えっ?この世界で生きる覚悟って?・・・えっ?」
さっきまで怒っていたエースがポカンとしている(笑)
「うん。藍とずっとこの世界で、この船で生きようって決めたの。後でオヤジさんにお願いしてくるよっ!」
そう私が言うと、エースがホッとした顔を見せたような気がした
ちょっとくらいは一緒にいたいと思ってくれたのかな・・・
ちょっとくらいは元の世界に帰って欲しくないって思ってくれたのかな・・・
少しでも私の気持ちと同じ気持ちを持ってくれているのかな・・・
「・・・エース・・・。わ・・・たしね・・・、エースが・・・す・・・「鈴ちゃんっ!!藍ちゃんが倒れたっ!!」・・・えっ?」
私の告白はサッチの声でかき消され、私もエースに告白しようとした事も忘れてエースの部屋を飛び出していた
_
私と藍がこの世界に来てから初めての敵襲
怖くない・・・と言ったらウソになる
私達がいた世界にも争い事はあった
過去には大きな戦争も・・・
でも、私達が生まれた時代
私達が生まれた国は平和だった
でも、怖いという気持ちよりも心配が大きいのかな・・・
エースが・・・
みんなが傷つかないか・・・
そっちの方が大きかった
そして、今、オヤジさんの許可を得てまだ戦闘中の甲板へと出た
藍が・・・
『ずっとこの船にいるならちゃんと見ておきたい』
そう言った・・・
私も同じ気持ち
誰にも傷ついて欲しくないけど・・・
争い事なんて無いに越した事はないけど・・・
それでも、逃げたくない・・・
目を反らしたくない・・・
そう思った
目の前に繰り広げられる戦闘
でも、不思議な事に私の目にはエースの緋い炎しか入ってこない
エースの能力は向こうの世界にいる時に漫画で見た事があった
でも、実際に見るのは初めて
エースの纏う緋い炎は激しく、それでいて暖かい
実際触ったら熱いらしいけど(笑)
真っ赤な炎は太陽のようなエースにぴったりの能力だと思った
やっぱりエースが好きだな~~~
強くて、優しくて、真っ直ぐで、一生懸命生きている
そして、オヤジさんや仲間とすごく大事にする
そんなエースだからあの時・・・
ん?
あの時?
あの時って何だろう・・・
あれ?
私、何か大事な事を忘れてる?
「鈴?どうした?怖い?」
隣でマルコを見つめていた藍の視線が私へと動いた
「怖い・・・はずなんだけど、不思議だね?何故だか怖くないんだ。ただ・・・みんなが・・・エースが傷つかないか・・・それは心配」
「ん・・・。そうだね。でも、この世界は・・・この船はこれが日常。それでもこの船にいたい?」
もし、目の前で大事な人が傷つく事になったとしても?
藍が心配そうに私を見る
藍はいつも私の心配をしてくれるんだよね?
「うん。それでも・・・この世界が・・・この船が・・・エースが・・・好きなの」
一緒にいたい
離れたくない
「そっか・・・。じゃあ、後でオヤジさんにお願いしに行こう?」
ずっとこの船に置いてくださいって・・・
「え・・・いい・・・の?」
「私の鈴と一緒。この世界がこの船のみんなが好きだよ。ずっと一緒にいたいと思う」
だからね・・・
と微笑む藍
・・・・ありがとう・・・・
そして、それからさほど時間が経たずにあっけなく決着がついた
もちろん、白ひげ海賊団の勝利
エースの無事を確かめようと近寄ったら、何故かそのままエースの部屋へと連行されてしまった・・・
「何であんな所にいたんだよっ?」
ムスッとした顔のエース
怒ってるのかな・・・
「藍がね、この船に乗り続けるならちゃんと見ておきたいって・・・私もそう思ったの。みんな、私や藍が不自由なく、楽しく過ごせるようにってしてくれるけど、ちゃんと全てを見てこの世界で生きていく覚悟を持ちたかったの・・・」
「だからってっ!!!・・・・えっ?この世界で生きる覚悟って?・・・えっ?」
さっきまで怒っていたエースがポカンとしている(笑)
「うん。藍とずっとこの世界で、この船で生きようって決めたの。後でオヤジさんにお願いしてくるよっ!」
そう私が言うと、エースがホッとした顔を見せたような気がした
ちょっとくらいは一緒にいたいと思ってくれたのかな・・・
ちょっとくらいは元の世界に帰って欲しくないって思ってくれたのかな・・・
少しでも私の気持ちと同じ気持ちを持ってくれているのかな・・・
「・・・エース・・・。わ・・・たしね・・・、エースが・・・す・・・「鈴ちゃんっ!!藍ちゃんが倒れたっ!!」・・・えっ?」
私の告白はサッチの声でかき消され、私もエースに告白しようとした事も忘れてエースの部屋を飛び出していた
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