運命だったのか・・・




家族の愛情に飢えた私達があの日異世界からやって来た彼らに出会った・・・




私の大好きな漫画のキャラクターにそっくりな子供が寝ていた私の上に落ちて来た


慌てて一緒に住んでいる親友の部屋に行くと、そこにも私の好きなキャラクターに似た子供がいた




一緒に過ごした1か月・・・


本当に
本当に

楽しかった
幸せだった


この幸せがずっと続けば良いのに・・・


そう願った・・・



でもある日彼らは消えてしまった・・・


突然現れた彼ら・・・


そして突然消えた・・・





夢だったのか・・・


夢ではない証拠は一緒に暮らす親友と共有している記憶と・・・


彼らが使っていたものだけだった・・・




また2人だけになってしまった・・・



彼らが消えてから一カ月・・・





何もする気が起きない・・・


反対に藍は何かしていないとダメみたいでずっと籠って仕事をしている・・・


私のご飯を作るときしか部屋から出て来ない・・・


辛いのは私だけじゃないんだね・・・


私が毎日エースと遊んでいたように藍は毎日マルコと過ごしていたもんね・・・




「おはよう鈴」


「おはよう藍」



「なぁ、鈴、たまには公園にでも行ってみないか？」


えっ？珍しいっ


「公園って、近くの？」

毎日エースと一緒に行った公園？


「そうだよ。2人ともこのまま引きこもっても仕方がないしな・・・」




藍も寂しいんだ・・・


寂しいのは私だけじゃないのに・・・



「うん・・・公園に行こう？」








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