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ヒロインside
「何か食べたい物はあるか?」
「う~~ん、敢えて言うなら和食?かな~」
出張から戻り、あの時怪我した、もうほとんど痛みもない足首を見てもらう為に病院へと行った
受付で名前を言うと、受付の人や看護師さんがざわざわしたのは何だったんだろう?と不思議に思ったけど、ほどなくして診察室へ案内されて、数日ぶりに会ったあの時の彼
トラファルガー・ロー先生
トラファルガー先生と呼んだら、ローで良いと言われた
そして、何故か後日食事に誘われ、今に至る
好き嫌いはほとんどないけど、どちらかと言えば和食の方が好き
和食が食べたいと言えば、何故かローは嬉しそうにしていた
「和食が良かったなら言ってくれて良いのに」
「・・・顔に出てたか?」
「うん、とても」
そう言うと、今度は驚いた顔している
面白いなぁ
少し怖い顔をしているローだけど、その表情はけっこう分かりやすい
ローが連れて来てくれたのは落ち着く雰囲気の和食居酒屋
「美味しいね」
「だろ?」
なんだろう・・・
好みが合うのかな?
ローがおススメだと選んでくれた料理が全部美味しい
ローとの会話は楽しくて、ついつい料理もお酒も進んでしまう
ローを見ると、多分同じなんだろうなぁ~って分かる
楽しいな・・・
最近、飲みに行くのは会社の飲み会か、サボやコアラとの飲み会くらいだった
会社の飲み会はやっぱり気を遣う事もあって気が抜けないし、サボやコアラとの飲み会は・・・
色々気にし過ぎて、サボと一緒で嬉しいのに、心から喜べなくなっていた
久しぶりに純粋に楽しめるなぁ
そして・・・
「〆はおにぎりなの?(笑)」
「悪いか」
「ふふふ。悪くないよ。私もそうしよ~かな~」
ローとおにぎりの組み合わせが何だか面白い
「私もおにぎり好きよ。朝ごはんはいつも
おにぎりだもん」
「そうなのか?」
そんなに驚く事?
「うん、パンも嫌いではないけど、ほとんど食べないかな~。基本、ご飯派だよ~」
私の周りでは少ないんだけどね
毎朝、ご飯炊いてます
「お米にはこだわってるよ」
その後もローとお米について盛り上がった
それなりに良い時間になったから会計・・・となった時・・・
「良いから」
「ダメ」
取り合えずローにまとめて払ってもらったけど、半分出すという私といらないと言うロー
店先で押し問答
「俺が誘ったから良いだろ」
「ダメだって、私もそれに了承したんだから、どっちが誘ったとかないでしょ?」
こういうやり取りをあまりしたくないんだよね・・・
私が、じゃあ、ご馳走様って言えば良いんだろうけど・・・
仕方がない・・・
「じゃあ、次は私のおススメのお店にして、私が出すからね?」
それで手を打とう・・・
そう言うと・・・
「・・・・・・・・・」
「ロー?」
ローが何故か口元を抑えて固まった
首を傾げた私に・・・
「次も誘って良いのか?」
「ん?うん、あ・・・もしかして忙しいから時間取れない?それなら無理しなくて良いよ」
大きな病院の先生だもんね~
でも、今日はすごく楽しかったから次がないのはちょっと残念
私のおススメのお店にも一緒に行きたかったな~
「いや、大丈夫だ・・・また連絡する」
「うん、私も連絡するね~」
まだ知り合ってから少ししか経っていないのに、ローとはとてもしっくりくるような不思議な感覚がした
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