HAPPENING
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ローside
「これは痛くないか?」
「ちょっと痛いかな」
「こっちは?」
「いたっ!」
「捻挫だな。ほとんど腫れてないし、数日すれば治るだろう」
学会の出席するために来ていた海外出張先でシャチのバカがボーっと歩いていると引ったくりにあった
ボーっと歩くなと言っただろう・・・と言う言葉を今さら言っても仕方がない・・・とその引ったくりを追いかけようとした時
その引ったくりが逃げた先にいた女が振り返った
そして、その振り向き様に引ったくりに回し蹴り・・・
その様子に俺とシャチは驚き、一瞬固まった
その後、その女は手際よく警察を呼び、諸々が終わった後、シャチがお礼をしたい・・・と言ったが、いらない・・・と1人帰ろうとした女の様子がおかしかった
小さく漏れた声
少し引きずる足
ヒールを履いて回し蹴りをすれば足首くらいは痛めるだろう
少し強引にホテルを聞きだせば、偶然にも同じホテル
怪我を見たいから部屋に入れろと言ったが、躊躇された
よくよく考えたらそれもそうだ・・・
取り合えず、怪しくない・・・と身分を証明し、中に入れてもらい怪我の様子を見た
痛みはあるようだが、大したことはなさそうでホッとする
「念のため、日本に帰ったら病院に行っておけよ。特にかかりつけがないなら、うちの病院に来い」
「ん~、まぁ特にないし、会社から近いからそれでも良いけど・・・」
「お前、名前は?」
「あ~、そうだね。えっと・・・」
そう言ってバッグから名刺を取り出した
「ルナ・・・か。あぁ、この会社な、確かにうちの病院から近いな」
その後は、いつ帰国するのか、帰国後、病院に来る日も指定し、俺が診るから・・・と強引に約束した
シャチのせいで面倒な事にはなったが、シャチのおかげでルナと出会った
思いがけない出来事だったが、それも悪くない
日本に帰ってルナに会うのを楽しみにしている事に気付き、自分でも驚いた
まぁ、回し蹴りで引ったくりを捕まえるような女に初めて会ったし、俺を見て、特に関心のない様子の女も珍しかった
更に言えば、名刺を見せても全く変わらない
自分で言うのもなんだが、この顔と医者という肩書でそれなりに女が寄ってくる
適当に遊ぶ時は良いが、基本的にはめんどくさい
それが全くないルナが新鮮で仕方がなかった
早くまた逢いたい・・・と思うほどに
_
「これは痛くないか?」
「ちょっと痛いかな」
「こっちは?」
「いたっ!」
「捻挫だな。ほとんど腫れてないし、数日すれば治るだろう」
学会の出席するために来ていた海外出張先でシャチのバカがボーっと歩いていると引ったくりにあった
ボーっと歩くなと言っただろう・・・と言う言葉を今さら言っても仕方がない・・・とその引ったくりを追いかけようとした時
その引ったくりが逃げた先にいた女が振り返った
そして、その振り向き様に引ったくりに回し蹴り・・・
その様子に俺とシャチは驚き、一瞬固まった
その後、その女は手際よく警察を呼び、諸々が終わった後、シャチがお礼をしたい・・・と言ったが、いらない・・・と1人帰ろうとした女の様子がおかしかった
小さく漏れた声
少し引きずる足
ヒールを履いて回し蹴りをすれば足首くらいは痛めるだろう
少し強引にホテルを聞きだせば、偶然にも同じホテル
怪我を見たいから部屋に入れろと言ったが、躊躇された
よくよく考えたらそれもそうだ・・・
取り合えず、怪しくない・・・と身分を証明し、中に入れてもらい怪我の様子を見た
痛みはあるようだが、大したことはなさそうでホッとする
「念のため、日本に帰ったら病院に行っておけよ。特にかかりつけがないなら、うちの病院に来い」
「ん~、まぁ特にないし、会社から近いからそれでも良いけど・・・」
「お前、名前は?」
「あ~、そうだね。えっと・・・」
そう言ってバッグから名刺を取り出した
「ルナ・・・か。あぁ、この会社な、確かにうちの病院から近いな」
その後は、いつ帰国するのか、帰国後、病院に来る日も指定し、俺が診るから・・・と強引に約束した
シャチのせいで面倒な事にはなったが、シャチのおかげでルナと出会った
思いがけない出来事だったが、それも悪くない
日本に帰ってルナに会うのを楽しみにしている事に気付き、自分でも驚いた
まぁ、回し蹴りで引ったくりを捕まえるような女に初めて会ったし、俺を見て、特に関心のない様子の女も珍しかった
更に言えば、名刺を見せても全く変わらない
自分で言うのもなんだが、この顔と医者という肩書でそれなりに女が寄ってくる
適当に遊ぶ時は良いが、基本的にはめんどくさい
それが全くないルナが新鮮で仕方がなかった
早くまた逢いたい・・・と思うほどに
_