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お相手：サボ(革命軍参謀総長)
ヒロイン：年下部下


ヒロインside


「軽い捻挫だな。1週間は激しい運動はやめておけよ」


「・・・・・はい」


訓練中にヘマをした・・・


よそ見をした挙句に怪我・・・


バカすぎて泣けてくる・・・


バカすぎて捻挫した事はみんなにバレないように医務室に来たつもりだった



なのに・・・

医務室を出ると



「大丈夫だったか？」


「参謀総長っ！？」


革命軍のNO2である参謀総長がいた


なぜ？


首を傾げると少し困ったように笑う参謀総長


・・・そんな表情もカッコいい


「で？怪我は？」


何故バレた？


「軽い捻挫だそうで・・・大した事ないです」


恥ずかしすぎて声が小さくなる


「そうか・・・歩けるか？」


「はい。大丈夫です・・・」


そう言った私の前に参謀総長が手を出した


？？？？


手？？？？


またもや首を傾げる私


「部屋まで送る。支えた方が歩きやすくないか？」


「・・・・・・・・・はい？」


待って？


ちょっと待って？


今参謀総長は何と仰った？


送る？


誰を？


いや、落ち着け


この場には私と参謀総長のみ


・・・・私っ！？


私の部屋まで送ってくれるって事？


イヤイヤイヤイヤ


ムリムリムリムリ


参謀総長と二人並んで歩くとか無理すぎるっ


「あっ、ありがとうございますっ。でも、大丈夫ですからっ！」


そう言って私は慌ててその場を走り去ろうとした


捻挫している事も忘れて・・・



「っつっーーーーーーー」


足首を抑えて蹲った


痛い・・・



「何やってんだ」


参謀総長の呆れた声が後ろから聞こえる・・・と思った瞬間・・・



フワリ・・・と体が浮いた


・・・浮いたっ！？



「えっ？えっ？参謀総長っ！？降ろして下さいっ！」


何これっ！


お姫様抱っこ？


私死ぬかもしれない


恥ずかしすぎて死ぬかも・・・


「暴れるなって、落ちるぞ」


それも嫌だ


ピタリと大人しくなった私を見てクッと笑う参謀総長


そんな顔もカッコいいです・・・


「・・・あの・・・重くないですか？」


「全然」


はぁ・・・カッコいい


ずっと参謀総長が好きだった


でも、参謀総長にはコアラさんがいて・・・


この怪我も参謀総長とコアラさんが仲良さげに話しているのを稽古中にチラ見していた事が原因という何とも恥ずかしい理由です・・・



恥ずかしくて俯いている顔から目線だけ参謀総長に向けた


前を見て歩いている参謀総長


真っ直ぐな目


その瞳に映るのはいつもコアラさん


その瞳に少しで良いから私を映してくれたらなぁ～


そんな事を考えていると・・・



バチっ


ふと私に視線を向けた参謀総長と目が合ってしまった



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