眠る君に秘密の愛を
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そして夜・・・
「サッチさん、ご馳走様でしたっ。美味しかったですっ」
「良かった。ルナちゃんのために作ったんだよっ」
ルナの手を握ろうとしたサッチの手を叩き落とすマルコ
「いってぇなっ!何すんだっ」
「汚い手でルナに触るなよいっ」
このやり取りはいつもの事でルナはクスクスと楽しそうに笑うばかり
その幸せそうな笑顔を見るだけでマルコもサッチも満たされる
「ちょっと化粧室に行ってくるね」
ハンカチとポーチを持ってルナは席を立つ
その場にはマルコとサッチだけが残った
「ルナちゃん、本当に大きくなったなぁ~」
「ルナと会うたびに同じことを言ってるよい」
つい2か月ほど前にルナの20歳の誕生日をこの店で祝った時も同じ事を言っていただろう・・・と
「あれから15年かぁ・・・お前に子育てなんて出来ねぇと思ってたけどな・・・良い子に育ったなぁ」
「俺は何もしてないよい。ルナが頑張ったんだよい。今では俺の面倒を見てもらってるようなもんだ」
小さかったルナがいつの間にか美しく育っていた事に気づいたのは何歳の頃だったか
「ルナちゃんもいつかはお嫁に行っちゃうのかなぁ~。俺っち絶対泣くぞっ。俺、ルナちゃんと腕組んでバージンロード歩きたいっ!」
「馬鹿か・・・それは俺の役目だろう」
父親代わりにはなれなかったかもしれないが、15年間、ルナを慈しみ、大事に育ててきたのはマルコだ
保護者として出来るだけの事はしてきた
周りの手を借りながらであったが、自分のような人間に育てられて本当に良い子に育ったもんだ・・・とマルコは思う
「・・・マルコ、お前、ルナちゃんと腕組んで、バージンロードを歩けるのか?新郎にルナちゃんを渡せるのか?」
いつにないサッチの真剣な声にマルコはハッとサッチの目を見た
「お前っ!気づいてっ!?「お待たせ~~~ってどうかしたの?」・・・何でもないよい」
マルコとサッチの間の変な空気に気づいたルナだが、何でもない・・・といつも通りの二人を見て、気のせいか・・・とルナは一人納得していた
そして、帰り
「ルナ、眠たかったら寝てていいよい。家に着いたら起こすから」
普段から二人分のお弁当を作って、二人分の朝食を作るルナは朝が早い
疲れているのだろう・・・と声を掛けると、ルナはそうする・・・と目を瞑り早くも眠りについた
家でもマルコの帰りを待っていてソファやテーブルに寝てしまう事が多いルナの寝顔はいつ見てもあどけなく可愛らしくマルコを癒してくれる
癒してくれるが・・・
いつの頃からか、この寝顔も、笑顔も全て自分のものにしたい・・・
そう願ってしまっている自分に気が付いたマルコは必至に自分を抑えてきた
誰にもバレないように・・・
もちろん本人にも・・・
それなのに、サッチに気づかれていた事は誤算だった
「・・・ルナ、着いたよい」
隣で無防備に眠るルナ
いつか、他の男にこうやって寝顔を晒すのか・・・
「ルナ・・・」
近づいても、触れても起きない
いつもの事だ
着いたら起こす・・・と言ったマルコだが、どうせ起きない事を知っていた
いつものように自分がルナを横抱きにして部屋に連れて帰ることも想定内
いつもの違うのは・・・
「ルナ・・・すまない・・・愛してるんだよい」
そう言ってマルコは眠るルナの唇にそっと・・・
触れるだけのキスをした・・・
眠るきみに秘密の愛を
★確かに恋だった★様より
_
「サッチさん、ご馳走様でしたっ。美味しかったですっ」
「良かった。ルナちゃんのために作ったんだよっ」
ルナの手を握ろうとしたサッチの手を叩き落とすマルコ
「いってぇなっ!何すんだっ」
「汚い手でルナに触るなよいっ」
このやり取りはいつもの事でルナはクスクスと楽しそうに笑うばかり
その幸せそうな笑顔を見るだけでマルコもサッチも満たされる
「ちょっと化粧室に行ってくるね」
ハンカチとポーチを持ってルナは席を立つ
その場にはマルコとサッチだけが残った
「ルナちゃん、本当に大きくなったなぁ~」
「ルナと会うたびに同じことを言ってるよい」
つい2か月ほど前にルナの20歳の誕生日をこの店で祝った時も同じ事を言っていただろう・・・と
「あれから15年かぁ・・・お前に子育てなんて出来ねぇと思ってたけどな・・・良い子に育ったなぁ」
「俺は何もしてないよい。ルナが頑張ったんだよい。今では俺の面倒を見てもらってるようなもんだ」
小さかったルナがいつの間にか美しく育っていた事に気づいたのは何歳の頃だったか
「ルナちゃんもいつかはお嫁に行っちゃうのかなぁ~。俺っち絶対泣くぞっ。俺、ルナちゃんと腕組んでバージンロード歩きたいっ!」
「馬鹿か・・・それは俺の役目だろう」
父親代わりにはなれなかったかもしれないが、15年間、ルナを慈しみ、大事に育ててきたのはマルコだ
保護者として出来るだけの事はしてきた
周りの手を借りながらであったが、自分のような人間に育てられて本当に良い子に育ったもんだ・・・とマルコは思う
「・・・マルコ、お前、ルナちゃんと腕組んで、バージンロードを歩けるのか?新郎にルナちゃんを渡せるのか?」
いつにないサッチの真剣な声にマルコはハッとサッチの目を見た
「お前っ!気づいてっ!?「お待たせ~~~ってどうかしたの?」・・・何でもないよい」
マルコとサッチの間の変な空気に気づいたルナだが、何でもない・・・といつも通りの二人を見て、気のせいか・・・とルナは一人納得していた
そして、帰り
「ルナ、眠たかったら寝てていいよい。家に着いたら起こすから」
普段から二人分のお弁当を作って、二人分の朝食を作るルナは朝が早い
疲れているのだろう・・・と声を掛けると、ルナはそうする・・・と目を瞑り早くも眠りについた
家でもマルコの帰りを待っていてソファやテーブルに寝てしまう事が多いルナの寝顔はいつ見てもあどけなく可愛らしくマルコを癒してくれる
癒してくれるが・・・
いつの頃からか、この寝顔も、笑顔も全て自分のものにしたい・・・
そう願ってしまっている自分に気が付いたマルコは必至に自分を抑えてきた
誰にもバレないように・・・
もちろん本人にも・・・
それなのに、サッチに気づかれていた事は誤算だった
「・・・ルナ、着いたよい」
隣で無防備に眠るルナ
いつか、他の男にこうやって寝顔を晒すのか・・・
「ルナ・・・」
近づいても、触れても起きない
いつもの事だ
着いたら起こす・・・と言ったマルコだが、どうせ起きない事を知っていた
いつものように自分がルナを横抱きにして部屋に連れて帰ることも想定内
いつもの違うのは・・・
「ルナ・・・すまない・・・愛してるんだよい」
そう言ってマルコは眠るルナの唇にそっと・・・
触れるだけのキスをした・・・
眠るきみに秘密の愛を
★確かに恋だった★様より
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