ずっとずっと、好きだった
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騒めく甲板
見慣れない女
しかも極上の美女
それが船医のルナだと気づく者は少ない
そんな女を連れているサッチは気分が良い
非常に気分が良い
半分冗談
半分本気でルナの顔へ自分を顔を近づけた時・・・
シュッ
サッチの頬を掠めたのは・・・
「・・・俺を殺す気かよ」
少し切れた自分の頬を抑えながらサッチは兄弟の殺気に顔を青くした
こうなる事は分かっていたが思った以上に殺気だっているマルコに本気で引いた
「避けるなよい。サッチ」
「イヤイヤイヤ、当たったら死ぬからね」
「そのつもりだけどねい・・・」
ヤバい・・・本気だ・・・と察したサッチは・・・
「ほら、そんな顔すんなって。ルナが怖がるだろう~」
自分の前にルナを差し出した
サッチが連れていた美女がルナだと分かり更に騒めく甲板
その様子にマルコは舌打ちし・・・
「覚えてろよい」
サッチにそう言い捨ててルナの手を引いてひと気のない船尾へと向かった
何が起こっているのか理解できないルナはマルコに手を引かれないも言えないままついて行ったのだった
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
何も言わずにただルナをジッと見ているマルコ
居た堪れない・・・と下を向いたルナだったが・・・
それすら許されなかった
マルコの手がルナの顎を強制的にクイッ・・・と持ち上げ、目線を外させない
「あっの・・・マルコたい・・・ちょう」
恥ずかしさで顔が真っ赤になり何とか目を逸らそうとするルナをマルコを許さない
どれくらいそうしていただろうか
マルコの手が徐にルナの唇に触れ、グイっ・・・と少し強めに拭った
マルコの手を見ると赤い口紅が付いていた
「ったく・・・何しているんだよい」
「あっ・・・えっと・・・あのサッチ隊長が・・・」
ルナはしどろもどろにこうなった経緯を説明しようとする
「・・・俺だけだと思ったんだけどねい」
「えっ・・・?」
何が?と首を傾げようとしたルナの首にマルコが項垂れる様に顔を埋めた
「マルコ隊長っ!?」
更に恥ずかしい体勢になりルナは慌てる
「・・・俺だけのものだと思ってたんだけどねい」
そのままの姿勢でマルコはルナの長く綺麗な金色の髪の毛をクルクルと弄ぶ
ルナのこの姿を全員が知ってしまった
これからが大変だ・・・とマルコはぼやいた
その意味が分からないルナはポカン・・・としている
顔を見ずともその様子が手に取るように分るマルコは困ったように笑いながら顔をあげてルナの目を見つめた
「これから用心しろよい。俺以外の奴にその姿を見せるな。良いな?」
「・・・はい?」
こんな格好は二度としないと思っているルナは取り敢えず頷いた
が・・・
「分かってないだろ?」
「えっと・・・この格好は二度としません」
で合ってるんだよね?とルナは恐る恐る答えた
「まぁ、それもあるが・・・俺にだけは見せて欲しいって言ってるんだけどねい」
「はぁ・・・」
あ・・・完全に分かってないな・・・こいつ・・・
とマルコは再び項垂れたくなったが・・・
「俺だけのルナでいて欲しいって言ってるんだよい」
「え???」
これでも伝わらないか???
マルコは回りくどい言い方を止める事にした
埒が明かない
「ルナ」
「はいっ」
マルコの真剣な様子に思わず返事が大きくなった
そんなルナも可愛いと思わず笑みが零れるマルコがいつも以上に優しく・・・甘い声で伝えた言葉は・・・
「ずっと、ずっと好きだった」
ルナにとっては夢のような言葉だった
END
【確かに恋だった様】よりお題拝借
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見慣れない女
しかも極上の美女
それが船医のルナだと気づく者は少ない
そんな女を連れているサッチは気分が良い
非常に気分が良い
半分冗談
半分本気でルナの顔へ自分を顔を近づけた時・・・
シュッ
サッチの頬を掠めたのは・・・
「・・・俺を殺す気かよ」
少し切れた自分の頬を抑えながらサッチは兄弟の殺気に顔を青くした
こうなる事は分かっていたが思った以上に殺気だっているマルコに本気で引いた
「避けるなよい。サッチ」
「イヤイヤイヤ、当たったら死ぬからね」
「そのつもりだけどねい・・・」
ヤバい・・・本気だ・・・と察したサッチは・・・
「ほら、そんな顔すんなって。ルナが怖がるだろう~」
自分の前にルナを差し出した
サッチが連れていた美女がルナだと分かり更に騒めく甲板
その様子にマルコは舌打ちし・・・
「覚えてろよい」
サッチにそう言い捨ててルナの手を引いてひと気のない船尾へと向かった
何が起こっているのか理解できないルナはマルコに手を引かれないも言えないままついて行ったのだった
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
何も言わずにただルナをジッと見ているマルコ
居た堪れない・・・と下を向いたルナだったが・・・
それすら許されなかった
マルコの手がルナの顎を強制的にクイッ・・・と持ち上げ、目線を外させない
「あっの・・・マルコたい・・・ちょう」
恥ずかしさで顔が真っ赤になり何とか目を逸らそうとするルナをマルコを許さない
どれくらいそうしていただろうか
マルコの手が徐にルナの唇に触れ、グイっ・・・と少し強めに拭った
マルコの手を見ると赤い口紅が付いていた
「ったく・・・何しているんだよい」
「あっ・・・えっと・・・あのサッチ隊長が・・・」
ルナはしどろもどろにこうなった経緯を説明しようとする
「・・・俺だけだと思ったんだけどねい」
「えっ・・・?」
何が?と首を傾げようとしたルナの首にマルコが項垂れる様に顔を埋めた
「マルコ隊長っ!?」
更に恥ずかしい体勢になりルナは慌てる
「・・・俺だけのものだと思ってたんだけどねい」
そのままの姿勢でマルコはルナの長く綺麗な金色の髪の毛をクルクルと弄ぶ
ルナのこの姿を全員が知ってしまった
これからが大変だ・・・とマルコはぼやいた
その意味が分からないルナはポカン・・・としている
顔を見ずともその様子が手に取るように分るマルコは困ったように笑いながら顔をあげてルナの目を見つめた
「これから用心しろよい。俺以外の奴にその姿を見せるな。良いな?」
「・・・はい?」
こんな格好は二度としないと思っているルナは取り敢えず頷いた
が・・・
「分かってないだろ?」
「えっと・・・この格好は二度としません」
で合ってるんだよね?とルナは恐る恐る答えた
「まぁ、それもあるが・・・俺にだけは見せて欲しいって言ってるんだけどねい」
「はぁ・・・」
あ・・・完全に分かってないな・・・こいつ・・・
とマルコは再び項垂れたくなったが・・・
「俺だけのルナでいて欲しいって言ってるんだよい」
「え???」
これでも伝わらないか???
マルコは回りくどい言い方を止める事にした
埒が明かない
「ルナ」
「はいっ」
マルコの真剣な様子に思わず返事が大きくなった
そんなルナも可愛いと思わず笑みが零れるマルコがいつも以上に優しく・・・甘い声で伝えた言葉は・・・
「ずっと、ずっと好きだった」
ルナにとっては夢のような言葉だった
END
【確かに恋だった様】よりお題拝借
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