ずっとずっと、好きだった
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ヒロインside
1人でマルコ隊長の事を考えていると、私の部屋にノックもせず・・・
「ルナ~いるだろ~?」
「・・・サッチ隊長、いつも言ってますがノックくらい「どうせ今日も宴出ないつもりだろ?」・・・出ませんけど・・・」
人の話しを聞いて下さいっ
サッチ隊長は他のクルーに比べると、まだ話しをすることが出来る方だけど、この一方的な感じはちょっと苦手・・・
私がいつも引きこもっている事も知ってるのに
「ん~、ムスッとした顔も可愛いけどなぁ、眼鏡外して、髪を下ろして~、相変わらず美人だなぁ~。いつも見せてくれれば良いのに~。それからこれに着替えてな?」
有無を言わせないサッチ隊長・・・
「はぁっ!?なんのつも「出来ないなら俺が着替えさせるけど♪」・・・自分で出来ますっ」
私の白衣に手をかけ始めたサッチ隊長を部屋の外に追いやった
しかも、部屋の外でカウントダウンしてるよ・・・あの人
終わるまでに着替えろって事?
サッチ隊長の事だ
着替えないと絶対部屋に入ってくる
そういう人だよ
諦めるしかないのかなぁ・・・
「着替え終わりましたけど・・・」
扉を開けると壁に寄りかかるように立っていたサッチ隊長が目を見開いた
「えっ・・・と、やっぱり変・・・ですか?」
サッチ隊長に渡されたのは綺麗なブルーのドレス
今までこんな綺麗な服を着た事がない
いつもの眼鏡もないし、髪の毛も結んでないから落ち着かない
「すっっげぇ、可愛いっ!やっぱルナは可愛いなぁ~。前から思ってたけどさ~♪あとは、これで仕上げ♪」
そう言って私の顎に指をかけて上を向かせるサッチ隊長
「本当はフルメイクしてやりたいんだけどさぁ、ルナはそういうの苦手だろう?まぁ、元が美人だからな。これだけでも十分」
そう言いながらサッチ隊長は器用に私の唇に口紅を塗った
「うん。良い色。似合う、似合う」
鏡を見ると・・・
「ちょっ、こんな派手な色っ」
真っ赤な口紅
「おっと~、落とすなよ~。落としたらチューするぞ~」
冗談か本気か分からない声でそう言うサッチ隊長
その言葉に口紅を拭きとる寸前だったティッシュを閉う
「似合ってんだから気にすなって」
行くぞ~とサッチ隊長に手を取られて向かったのは、甲板
それも宴の最中の甲板だった
サッチ隊長に手を引かれた私に気づいたクルー達が騒めく
「サッチ隊長っ、なんでっ」
サッチ隊長も私の性格を知ってるし、この船に乗って5年以上経つけど、こんな風に無理強いされた事はない
泣きそうになって俯く
「そんな顔すんなって。大丈夫だから顔をあげような~」
サッチ隊長は私の両頬を手で包んで自分の方を向かせた
「うん。可愛い可愛い。思わずチューしたくなるくらい可愛い♪」
そう言いながらホントにする気っ!?と言うくらいサッチ隊長の顔が近づいた時・・・
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