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こんにちわ、ランです。
今日、7月7日に17歳になりました。
17年前に17歳で死んだ日、再び生を受けた。。。
そう・・・前世の記憶を持ったまま。。。
いや~、生まれた瞬間は本当にビックリした!
愛する人の腕の中で死んだと思った瞬間、オギャーって。。。
喋ろうにも鳴き声しか出ないし。。。
あれには焦った。。。
マジで。。。
その後の自分の順応性の高さを褒めたいくらいだ。
3歳までは本当に子供らしく過ごした。
私が産まれた年、この島が白ひげの縄張りになったとお父さんに聞いた。
白ひげさんは恩人だと。
優秀な武器職人の多いこの村は度々山賊や海賊に襲われていた。
その都度、村人たちで追い返していたが、17年前は思ったよりも強い山賊たちで危なかった所を助けてもらって、縄張りにしてもらった。
それから、この島、この村は平和だと。。。
私が死んだのはその時だな~。
そして、その時生まれた。。。
以前と違って、両親に愛されて育った私は明るい、人見知りもしない子供に育った。
眼は以前のままなのに。。。
あんなに嫌いだった眼はそのままだったが、両親は綺麗な眼だといって、愛してくれた。
本当に、本当に感謝してもしきれない。
でも、私は生まれ変わってもオヤジ様の元で、海で、そして、マルコの傍で一生を終えたい。
今の両親の事も本当に愛しているが、私の居場所はここではない。
そう思って3歳の時に父さんにお願いした。
前世と違う運命をたどる為に。。。
母さんと結婚する前までは有名な剣士だった父さんに戦い方を教わった。
「ラン、お前は何のために剣を握る?」
「まもるため」
そう即答した私に父さんは厳しく指導してくれた。
そして、今日17歳になった。
私は島をでる。
「ラン、誕生日おめでとう。これは母さんから」
母さんからもらった箱を開けると・・・
「ピアス・・・。アクアマリン?」
「そうよ。アクアマリンは航海のお守りとも言われているの。きっとあなたを守ってくれるわ」
「ありがとう。母さん」
「ラン、オレからはこれを・・・」
「父さん!これは!」
以前、一度だけ見せてもらった事があった。
父さんが剣士として旅していた時に愛用していた刀
”妖刀 雷切”
「ランになら使いこなせる。俺よりも強くなったからなっ!」
「ありがとう!父さん」
「父さん、母さん、17年間育ててくれてありがとう。沢山の愛情を注いでもらったのに、親不孝な娘でごめんなさい・・・」
私はこの優しい両親を置いていくのだ。。。
「何言ってるの!子供はいつか巣立つもの。それにね、ラン、生まれてきただけで十分に親孝行してもらったわ。ありがとうラン、私達の娘として生まれてきてくれて」
「そうだ!それにどんなに離れていても、オレ達にとってはお前は娘なんだ。どこにいても幸せでいてくれれば十分さっ」
「父さん、母さん、ありがとう。本当にありがとう。行ってきます!」
「「いってらっしゃい!!」」
もう振り向かない。
前だけを向いて、自分の思う通りに生きる。
その為に強くなった。知識もつけた。
あの頃のように弱い自分ではみんなを守れないから。
「ライ!行こう!」
相棒のサンダーバードのライの背に乗って出発した。
この日、7月7日は毎年この島に近い場所にモビーディックがいる。
空から探せばさほど時間はかからないはずだ。
「み~つけたっ。ライ、あれだよっ!あっ、ちょっと待って、心の準備をするからっ!」
「キューイ」
ライが呆れたように啼く。。。
ライは私が5歳の時に拾ってきた鳥。
でも、普通の鳥ではなかった。
父さんが言うには、絶滅したと言われている【神獣 サンダーバード】らしい。
私が見つけた時はケガをして、弱っていた。
私の能力を使って治してから懐かれて今では一番の友達だ。
「だってさぁ~、緊張するんだよ~。17年ぶりだよ?一応・・・・」
初めましてでいくけどさぁ~。
「って、ライ!急降下しないでっ!!!」
私の心の準備が整う前にモビーディック号の甲板に降りてしまった。。。
「う~~~。ヒドイよ~。ライ~~」
「キュー、キュー」
「しかも、めっちゃ囲まれてるし、みんな殺気だってるし~~」
もうっ。これ、どう収拾しようかしら?
今日、7月7日に17歳になりました。
17年前に17歳で死んだ日、再び生を受けた。。。
そう・・・前世の記憶を持ったまま。。。
いや~、生まれた瞬間は本当にビックリした!
愛する人の腕の中で死んだと思った瞬間、オギャーって。。。
喋ろうにも鳴き声しか出ないし。。。
あれには焦った。。。
マジで。。。
その後の自分の順応性の高さを褒めたいくらいだ。
3歳までは本当に子供らしく過ごした。
私が産まれた年、この島が白ひげの縄張りになったとお父さんに聞いた。
白ひげさんは恩人だと。
優秀な武器職人の多いこの村は度々山賊や海賊に襲われていた。
その都度、村人たちで追い返していたが、17年前は思ったよりも強い山賊たちで危なかった所を助けてもらって、縄張りにしてもらった。
それから、この島、この村は平和だと。。。
私が死んだのはその時だな~。
そして、その時生まれた。。。
以前と違って、両親に愛されて育った私は明るい、人見知りもしない子供に育った。
眼は以前のままなのに。。。
あんなに嫌いだった眼はそのままだったが、両親は綺麗な眼だといって、愛してくれた。
本当に、本当に感謝してもしきれない。
でも、私は生まれ変わってもオヤジ様の元で、海で、そして、マルコの傍で一生を終えたい。
今の両親の事も本当に愛しているが、私の居場所はここではない。
そう思って3歳の時に父さんにお願いした。
前世と違う運命をたどる為に。。。
母さんと結婚する前までは有名な剣士だった父さんに戦い方を教わった。
「ラン、お前は何のために剣を握る?」
「まもるため」
そう即答した私に父さんは厳しく指導してくれた。
そして、今日17歳になった。
私は島をでる。
「ラン、誕生日おめでとう。これは母さんから」
母さんからもらった箱を開けると・・・
「ピアス・・・。アクアマリン?」
「そうよ。アクアマリンは航海のお守りとも言われているの。きっとあなたを守ってくれるわ」
「ありがとう。母さん」
「ラン、オレからはこれを・・・」
「父さん!これは!」
以前、一度だけ見せてもらった事があった。
父さんが剣士として旅していた時に愛用していた刀
”妖刀 雷切”
「ランになら使いこなせる。俺よりも強くなったからなっ!」
「ありがとう!父さん」
「父さん、母さん、17年間育ててくれてありがとう。沢山の愛情を注いでもらったのに、親不孝な娘でごめんなさい・・・」
私はこの優しい両親を置いていくのだ。。。
「何言ってるの!子供はいつか巣立つもの。それにね、ラン、生まれてきただけで十分に親孝行してもらったわ。ありがとうラン、私達の娘として生まれてきてくれて」
「そうだ!それにどんなに離れていても、オレ達にとってはお前は娘なんだ。どこにいても幸せでいてくれれば十分さっ」
「父さん、母さん、ありがとう。本当にありがとう。行ってきます!」
「「いってらっしゃい!!」」
もう振り向かない。
前だけを向いて、自分の思う通りに生きる。
その為に強くなった。知識もつけた。
あの頃のように弱い自分ではみんなを守れないから。
「ライ!行こう!」
相棒のサンダーバードのライの背に乗って出発した。
この日、7月7日は毎年この島に近い場所にモビーディックがいる。
空から探せばさほど時間はかからないはずだ。
「み~つけたっ。ライ、あれだよっ!あっ、ちょっと待って、心の準備をするからっ!」
「キューイ」
ライが呆れたように啼く。。。
ライは私が5歳の時に拾ってきた鳥。
でも、普通の鳥ではなかった。
父さんが言うには、絶滅したと言われている【神獣 サンダーバード】らしい。
私が見つけた時はケガをして、弱っていた。
私の能力を使って治してから懐かれて今では一番の友達だ。
「だってさぁ~、緊張するんだよ~。17年ぶりだよ?一応・・・・」
初めましてでいくけどさぁ~。
「って、ライ!急降下しないでっ!!!」
私の心の準備が整う前にモビーディック号の甲板に降りてしまった。。。
「う~~~。ヒドイよ~。ライ~~」
「キュー、キュー」
「しかも、めっちゃ囲まれてるし、みんな殺気だってるし~~」
もうっ。これ、どう収拾しようかしら?
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